有楽町へ行きました。
ヒューマントラストシネマ有楽町にてアイルランド映画「コット はじまりの夏」を鑑賞。
貧しい牛農家の3女のコットは、両親や姉妹からも疎(うと)まれる厄介な存在。情緒不安定で9才なのに寝小便をする。
母はまた妊娠し、夏休みの間、口減しのために母のいとこの牛農家へあずけらる。そこは子供もなく豊かだった。
いとこ夫婦はコットに愛情を持って接する。やがて暗く閉ざされたコットの心に希望の明かりがともった。コットは自分の居場所を発見したのだ。下のポスターの写真はラストシーンなのだが、この哀切なシーンに女性の観客は涙していた。ベルリン映画祭グランプリにふさわしい名作だ。
帰途、
有楽町をちょっと歩く。
こう見ると……
消費とは「女」のことである、
と、思う。
女は宝石で、男は財布……なのか。
それはともかく、
私の財布には、残は無い。