介護の体験談

介護の体験談

介護の体験談を集めました。

2023/12/4

特別養護老人ホームへのイメージが変わった

つい最近祖母がなくなったりということもあり、自分も親の介護のことを考えねばならない年齢になってきたのだと痛感しています。

しかし、自分の仕事が忙しかったりするので、もし介護が必要になれば老人ホームなどに入ってもらう事も視野には入れているのですが、どうも老人ホームというと暗いイメージしか浮かばなかったのです。

ところが、先日そんなイメージが綺麗さっぱり払拭される出来事がありました。

実は、私の仕事は法律関係なのですが、以前仕事で知り合った社長さんから電話がかかってきました。

仕事の依頼だったのですが、それは遺言状の作成でした。

その社長さんは80歳なのですが、つい最近まで現役でした。

だから頭のほうはしっかりとしているのです。

しかし、数ヶ月前に階段から落ちて骨折してしまい車椅子生活となってしまったというのです。

家に息子夫婦もいるのですが、息子夫婦が会社を現在は切り盛りしていて相当忙しいということで、社長は自ら進んで老人ホームに入所したということなのです。

仕事の打ち合わせで、私は社長のいる特別養護老人ホームに行きました。

すると、そこは本当に綺麗で清潔感もあり、働いているヘルパーさんなどもとても親切で居心地のいい空間でした。

社長が言うには、子供たちには仕事に専念して欲しいからという理由で老人ホームに入ったということです。

実際、車椅子生活となって、家で介護するとなると大変だったので、迷惑をかけるぐらいならこっちで楽しく余生を送ると豪快に笑っていました。

ともかく、足は不自由になってしまったけど、以前よりイキイキしている社長をみて、私は老人ホームも悪くないなと思い帰ってきたのです。

特別養護老人ホームでの研修

私は、教員免許取得に必要な介護体験の一環で、特別養護老人ホームに1週間ほど研修に行ったことがあります。

特別養護老人ホームは、介護が必要なレベルの身体的・精神的な障害があり、自宅での生活が出来なくなった方が生活をされているところです。

また、日帰りで入浴の介助やレクレーションに参加される方たちも来られます。

私は介護の知識がほどんどなかったので、研修中は入浴や排泄、食事の介助は行いませんでした。スカトロサイトおすすめ

私が担当させて頂いたのは、ヘイサービスで来られる方たちと一緒になってレクレーション参加するという、介護の知識がなくても大丈夫な業務でした。

デイサービスに来られる方たちは、身体的・精神的障害も軽度の方が多く、私を孫のように思って可愛がって頂きました。

レクレーション活動では、小学生に戻ったかのように、みなさんがとても楽しく歌を歌ったり、踊りを踊ったりされていました。

高齢者の方との集団活動を通して、たくさんいろいろなことを学ばせて頂きました。

教員になった今でも、この特別養護老人ホームでのレクレーション活動を思い出しながら、子供たちと接することが何度もあります。

介護福祉士や看護師でないと、なかなか特別養護老人ホームで介護やケアを体験することはないと思いますので、貴重な体験になりました。

特別養護老人ホームへ入所した祖父

私の祖父が、認知症が進行したのに伴い、祖母だけで自宅介護をするのに限界を感じ、特別養護老人ホームへ入所することになりました。

祖父はもともとプライドの高い人で、(自分もそうであるにもかかわらず)周りの老人を馬鹿にするような節があり、うまくやっていけるかとても不安でした。

実際、入所してからしばらくはレクリエーションでボール遊びや折り紙などの工作をしたり、歌を歌ったりなどのプログラムは、ばかばかしくて絶対にやりたくないと無表情で空を見つけていたりして、祖父に特別養護老人ホームは無理なのかな・・・、でも祖母の所にも私の両親の自宅にも連れ帰る余裕もないしと途方に暮れていました。

何日か経過し、職員の方が、祖父のタイプを見抜いたのか、「では○○さんは優秀なので、こちらで採点していただく係になりましょうか」とか、「今日は○○さんに、紙を配布していただきましょう」というように、一般の入所者とは違う役割を持たせてくれるようになりました。

すると祖父は特別扱いしてくれていることが分かるのか、まんざらでもない様子でレクリエーションに参加するようになりました。

頼られること、必要とされることがうれしそうで、特別養護老人ホームにお願いしてよかったと心から思います。


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2023/11/26

介護と老人ホーム

皆さんは老人ホームという言葉にどんなイメージを持っていますか?まさか、昔のように姥捨て山といったイメージを持つ人はいないでしょうが、やはり、明るいイメージで考える人は、まだまだ少ないのではないでしょうか?例え、どんな立派なホームだとしても、我が家で介護される方が良いと、本人はもちろん、家族も考えたりするものじゃないでしょうか?これは、隣人のお話です。

89歳の一人暮らしで、家族は遠方に嫁いだ娘さん一人だけ。

そういう境遇の人でした。

少し認知症の傾向が表れ、骨折し、入院した後、日常生活でも介護が必要との判断で、病院の紹介でグループホームに入居しました。

グループホームも老人ホームのうちですよね?定義を厳密に言えば少し違うのかもしれませんが、私はそう思っていました。

でも、お見舞いに行ってみて驚きました。

まだ新しいからということもあるのかもしれませんが、そう大きなホームでもなければ、高価そうな設備があるというのでもありません。

が、素敵なのです。

よく工夫された便利な、もちろん車いすや歩行器が使える一間廊下で、バリアフリーなのは当然なのでしょうが、広々とした、或いは広々と感じさせる設計であり、なにより、介護にあたる職員の方の明るく親切で暖かい接し方にほとんど感動しました。

高齢化社会がもたらした老人とその介護を考えねばならないこれからの社会。

新しい老人社会の在り方の設計図。

これがこれからの老人ホームに必要とされる工夫だろうと思います。

高校時代のボランティア

私は高校3年生の時、友達と一緒に、当時募集していた近所の特別養護老人ホームのボランティアに参加しました。

友達は老人介護に興味を持っていて、もし自分に合うようであれば将来の進路として考えるつもりでいるようでした。

私はというと、あまり真面目にボランティアについても、将来についても考えていなかったというのが正直なところです。

ボランティアに参加すること自体が初めてだったので、漠然と「無料で働いて感謝される」というイメージを持っていただけでした。

実際に行ってみると、入所中の老人も介護職員もそれぞれ個性があり、大変なこともありましたが、楽しいことや勉強になることもたくさんありました。

一番印象的だった出来事は、食堂のテーブルを使って施設長が私たちに介護の仕事について、話をしてくださっていた時の事です。

食堂の入口のところで、車いすに乗ったおばあさんが「腹減ったー、腹減ったー」と繰り返し叫んでいるのです。

昼食を食べたばかりだったので、認知症の方なのだなとは思いましたが、私たちは気になってしまい施設長の話に集中できずにいました。

職員の方々は慣れた様子で、気にしていないようだったのですが、おばあさんがかわいそうな気もして困っていたところ、その様子に気が付いた施設長が、

「今あちらにいるおばあさんは毎日あそこで叫んでいるんです。

お腹がすいているわけではないはずです。

でも私たちが話しかけてもほとんど反応しません。

家族の方がいらした時だけ、落ち着くんですよ。

家族というのはすごい力を持っています。

特別なものなんですよ」

と教えてくださいました。

しばらくすると、おばあさみんは静かになり、見守っていた職員の方が部屋に連れていきました。

一生懸命お世話をしても、離れて暮らしている家族にはかなわないのだな、と素人ながら驚いたと同時に、職員の方々の控え目ながらも上手に気を配っている様子がとても印象的でした。

この時の経験を胸に、その後私も友人も福祉関係の道に進みました。

介護施設の探し方~老人ホームについて~

多様化した介護施設。

老人ホーム探しも様々な条件に添った形にしなくてはいけません。

あなたのご家族にあった施設はどこなのか?介護施設の探し方を紹介しましょう。

まずは実際に入居される方の状況を考えます。

ポイントとしては、身体の状況はどうか?介護や日常生活の支援がどの程度必要かを考えます。

次に通院の必要があるのか?です。

そして持病の状態。

医療ケアが必要かを確認します。

認知症の有無はどうか?ある場合はどの程度であるか、治療の状況はどのようになっているかを確認します。

最後に性格や趣味など、記入しておくと良いでしょう。

これらの情報を元にして、あなたのご家族が安心して入居できる施設を選びます。

そして、何と言っても予算にあったところを選ぶ必要があります。

老人ホームは費用がかかる。

それは昔も今も変わりません。

施設によって差はありますので、支払に当てられる資産と収入がどの程度あるか計算します。

入居時には一時金が必要という施設もありますので、そのあたりも計算しておくと良いでしょう。

上限金額をもとに、いよいよ施設のリストアップに入ります。

ここで重要なのが、ただ施設の利用料金だけを見積もるのではなく、入居される方の嗜好品や自己負担分の医療費などもしっかり経費に入れておいてください。

あとで困ることがないようにです。

それらの情報を手にして、さあhomeの見学です。ダウンロード


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2023/10/21

祖父が入っていた特別養護老人ホーム

母方の祖父が70半ばを超えた頃、大きな手術をすることになりました。

術後の経過は良かったのですが、手術の負担のせいか、認知症のような症状が出てくるようになり、深夜徘徊を繰り返し、情緒も非常に不安定で、とても家庭で介護することはできないような状態になりました。

そのころの私の特別養護老人ホームのイメージは、関係者の方には申し訳ないですが、何かジメジメして暗いようなところに沢山の老人が押し込められているというようなものでした。

ですから、祖父をそんなところに閉じ込めてしまった負い目もあり、なかなか祖父の元を訪れようとはしませんでした。

しかし、母の説得もあり、やはり一度は祖父の元を訪れなければならないと思い、祖父の入所した特別養護老人ホームにいく事にしました。

こうして、私は人生で初めて特別養護老人ホームを訪れることになったのですが、その特別養護老人ホームは私のイメージとは正反対のものでした。

比較的新しい施設だったということもあり、施設の壁には一面に大きな窓があり、日の光がまぶしいくらいでしたし、設備もとても清潔に保たれていました。

一番驚いたのは、その施設には、盲導犬を引退した犬がおり、老人たちがその犬ととても楽しそうに遊んでいることでした。

職員の方たちの明るく、非常に親切な方が多く、祖父もこの特別養護老人ホームでの生活を気に入っているようでした。

私は、今まで抱いていた特別養護老人ホームへの偏見を恥ずかしく思うと同時に盗撮動画サイト、老後は私もこんな老人ホームへ入所できたらという思いを抱くようになりました。

窓から見える景色

私は老人保健施設で働いています。

特別養護老人ホームに入所する方や、自宅に帰る方の、リハビリをお手伝いする施設です。

勤務している施設は高台にあって、大きな窓から海が見えます。

毎日海に浮かぶ島を眺めているAさんがいました。

Aさんはその島に家があります。

「愛しの旦那さんに会いたくてね~」と言いながら、少し淋しそうな表情をしていました。

Aさんは、事故で歩けなくなりました。

島は坂道が多く、自宅で生活することはほぼ不可能であることをご存知でした。

それでも諦めきれなかったのでしょう、とても熱心にリハビリをしている姿をよく見かけました。スカトロサイトおすすめ

とても働き者だったそうで、畑で土いじりをするのが毎日の楽しみだったそうです。

「今の時期には食べきれないくらいの夏みかんがなってる」と、目を細めて島を見つめていました。

島で育ち、結婚し、子供を育て、生活をしてきたAさんにとって、こんなに長く島から離れる生活を送ることになるとは思わなかったと、涙ながらに話してくれました。

今、Aさんは、この施設にはいません。

念願の島に帰れたのです。

島にある特別養護老人ホームへの入所が決まったのです。

慣れ親しんだ島に帰れると決まった時は、応援していたスタッフ一同、大喜びでした。

最近、Aさんから葉書が届きました。

老人ホームにある家庭菜園のお世話に励んでいるそうです。

笑顔のAさんが目に浮かびます。

今では私たちが窓から島を眺めています。

どこで介護をするか

介護する必要が発生した場合、自宅で介護するか、老人ホームや養護施設などで介護するかを考えなければなりません。

自宅で介護できれば介護されるものも嬉しいと考えろ場合も多いと思いますが、実際は介護する側からするといろいろな問題があり自宅で介護し続けるのは難しいケースが多いようです。

自宅で介護する場合は介護する人の負担が大きく、世話の負担ばかりでなく精神的な負担もかなりあり介護倒れを引き起こしてしまうことが問題になっています。

また、老人ホームなどの施設に預けるのも介護の負担は減りますが、介護にかかる費用など経済的な面であったり、施設の質や介護に対するケアのレベルも心配になります。

質の低いところや悪質なところは扱いがひどかったり虐待などでニュースになることもあります。

いずれにしても介護は難しい問題です。

自宅で介護するにしてもショートステイなどを利用して自宅ばかりの介護でなく併用することもそれぞれのデメリットを軽減させる方法のひとつだといえます。

高齢化社会が進みこれからますます介護問題も重要になってきます。

施設で介護するにせよ、自宅に介護するにせよ訪問介護や訪問看護、ヘルパーさんなどをいろいろなサービスを利用して介護の負担を社会全体で減らしていく必要がある時代になっています。


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2023/10/17

高齢者に向けてのサービス

久しぶりに実家に帰りました。

田舎なので、私が一人暮らしをはじめるために家を出たときに比べて、飲食店やスーパーなど、どんどん新しく建っています。

その中でも増えたなと実感するのが老人ホームや介護施設です。

高齢化社会なのと、田舎なので土地があるからでしょうか。

大きくてきれいなマンションのような老人ホームやナチュラルな外観の介護施設が目立ちます。

プロの方にお世話をしていただくこういった施設は体が不自由な方や、アルツハイマーなどの方には家族と家で暮らしたり、過ごすよりもいいのでしょうか。

だんだんと親が高齢になってくると自分にも人事ではないので、ちょっとまじめに考えたりしています。

離れて暮らしていると、もっと親が高齢になった時にそばにいてくれる人がいたほうが安心です。

最近は、スーパーの宅配サービスや、1ヶ月単位で頼むお弁当の宅配など、高齢者にむけたサービスをよく耳にします。

これからのますます高齢化社会になっていくと思われる日本で、高齢者にむけてのサービスは一番伸び白のあるビジネスなんでしょうか。

先日、牛乳屋さんと冷凍食品の会社が提携してお弁当の宅配サービスを行うというニュースを見ました。

宅配業と大きな冷蔵庫がある牛乳屋さん。

たくさんの冷凍食品で世に送りだしている冷凍食品会社。

お互いの業種をうまく使った新しいビジネスはアイデアですね。

高齢者が元気で安全に暮らせるように、もっともっと高齢者ビジネスが進むとよいなと思います。

有料老人ホームの多様化

老人ホームへの入居と聞くと、あまり良いイメージを持たない方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、現在はかなり多様化しており、様々なニーズにも答えることができるほどです。

ここでは比較的新しいタイプの老人ホーム形態を紹介しましょう。

まずは住宅型有料老人ホームです。

介護保険の特定施設入居者生活介護の認定を受けていないタイプの有料老人ホームであり、施設のスタッフが提供してくれるのはお食事と緊急時の対応などの日常的な部分だけです。

介護サービスについては提供しないため、賃料や一般的な管理費は施設は支払い、介護サービスの利用料金は外部サービス事業者へ支払うこととなります。

入居者個人が気に入った介護サービスを選ぶことが出来るという点では自由度がきいて良いと言えるでしょう。

もう1つは健康型有料老人ホームです。

食事や清掃などのサービスがついた高齢者限定の施設です。

基本的に自立した生活が出来て、わずらわしい食事の支度やお掃除程度をお願いしたいという方に好評なサービスです。

集合住宅のような雰囲気ですので、万一のときも孤立化する心配がありませんし、コミュニティが簡単に作れるため楽しく過ごすことができます。

このように老人ホームも多様化しています。

ぜひあらゆる施設へ相談に行ってみるのも良いでしょう。FANZA素人おすすめ

義母が老人ホームに入るまで

親の介護は避けては通れない問題ですね。

特に今は両親とは離れて暮らしている家族も多く、そうなってくると遠距離介護をすることになり、金銭的、肉体的、精神的負担が大きくなってきます。

我家の場合ですが、義父が亡くなってから一人暮らしをしていた義母が介護が必要になりました。

もともと元気で病気知らずだったのですが、転倒してからの圧迫骨折がもとで一人では歩けなくなりました。

しばらく入院した後は、歩行器でやっと歩けるくらいには回復しましたが、やはり何をするにも不自由します。

ヘルパーさんに来てもらうのも、「他人が家の中に入って来られるのは嫌だ」と言い張ります。

そんな具合なのでヘルパーさんの入浴介助などとんでもないといった状況。

離れて暮らしているため、私や兄嫁がたまに行ってお風呂に入れるくらいでした。

そのうちに、物忘れが多くなり、痴呆の症状が見られるようになりました。

いつも一緒にいられないこともあってこれは老人ホームに入ってもらうしかないんじゃないかと家族で話し合いました。

実際、遠距離介護で私も疲れていましたし。

不思議と義母はホームに行くのは嫌がりませんでした。

もともと、老後、そういう施設に入るための貯金はしっかりとしていた人でしたから。

空きを待って入所も完了してホッとしていますが、なんとなく後ろめたい気持ちもあって結局は月に数回顔を出している今日この頃です。


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2023/9/26

特別養護老人ホームでの人間関係づくり

つい先日、親しい友人のお母さんがご自宅からほど近い特別養護老人ホームに入所されました。

2回目の脳梗塞で倒れ、手術は成功したものの半身麻痺が残り、言葉も少し不自由になったため、入所した方が安全という理由でした。

私は学生時代から友人のお母さんにはいろいろとお世話になっていたのですが、とても明るくて社交的なお母さんでした。

グループでよく友人宅に立ち寄り、お菓子を食べたりご飯をご馳走になったり、お泊りまでさせてもらったり。

お母さんは、いつも笑顔で私達を歓迎してくださったものです。

そんなお母さんですが、入所したばかりの特別養護老人ホームで最初にぶつかった壁は、一から始めなければならない「人間関係づくり」だったそうです。

今までに築いてきたご近所さんとのお付き合いなどは少なくなるわけですし、新たにホーム内での人間関係を一から築いていかなければなりません。

そこでお母さんが心がけたことは、当たり前のことではありますが、とにかく挨拶をするということだそうです。

入所者の中には認知症の方もいらっしゃれば、警戒心の強い方や気難しい方もいらっしゃるため、挨拶をしても無視されたり、黙って睨まれることもあったそうで、最初は戸惑ったり凹んだりすることもあったそうです。

しかしあきらめず、不自由な身体と言葉でも挨拶を続けていると、少しずつ返事をしてくれる方、世間話をしてくれる方も現れ、今では友達もできたそうです。

終の住家となるかもしれない特別養護老人ホームですから、できるだけ楽しく、居心地良く暮らしていくためには、最初にちょっとした勇気を出すことも必要かもしれませんね。

特別養護老人ホームに感謝

私の父は65歳の時に脳溢血で倒れたのですが、治療の開始が遅かったために、半身不随の状態となりました。

発病してから2年ぐらいの間は総合病院で治療を受けさせて頂いたのですが、病院側から退院の勧告がありましたので、自宅に戻る事になりました。

半身が不自由でしたので、入浴する時には家族の介助が必要でしたし、歩行することも不自由でしたので、ほとんど家にいる状態でした。

当時は介護保険制度がありませんでしたので、家族だけで介護しなくてはいけませんでした。

介護の疲れが限界になってきたため、一時総合病院に入院させて頂くことがありましたが、何か月か入院させて頂くと、やはり退院しなくてはなりませんでした。

ある時、市役所から派遣された保健婦さんの紹介で特別養護老人ホームという施設があることを知りました。スカトロサイトおすすめ

しかし特別養護老人ホームに入所を希望される方はとても多くて、すぐには入所できない状態でした。

ようやく順番が来て入所できた所は、恵の丘長崎原爆ホームという施設で、純心聖母会のシスターが被爆者事業として全力を注いで開設されたもので、山の上にあり風光明媚で静かな環境の所でした。

その施設に入所させて頂いたおかげで、家族は介護の負担から解放されました。

父も老化が進み、ほとんど寝たきりの状態となりました。

だんだんと痴呆も進んでいるかの印象もありました。

そんな父のもとを訪れた正月のある日、施設の職員さんから父が書いた1枚の書き初めを渡して頂きました。

その書き初めには、生まれたばかりの私の子供、父からすれば孫の名前がしっかりと書かれていました。

表情が無くなり、ほとんど寝たきりの状態の父が、自分の持てる力をふりしぼって書いてくれた書初めには、孫の誕生を祝う父の嬉しい気持ちがとても込められていました。

その書初めを書いた半年後父は帰らぬ人となりました。

こうして私達家族は特別養護老人ホームのおかげで介護という過酷な親の世話を手助け頂き、最後まで父を人間らしく生かして頂いた事にとても感謝しております。

特別養護老人ホームのいろいろ

特別養護老人ホームという場所は、老人福祉法上の老人福祉施設の中の一つです。

特養や特養ホームなど、略して呼ばれうこともあります。

また、特別養護老人ホームでは一般家庭で生活している、介護が必要な状態のお年寄りに、市町村の委託を受けて、いろいろなタイプの事業も行っています。

その一つが、老人短期入所運営事業で、大まこに分けるとショートステイ・ホームケア・ナイトケアなどがあります。

ショートステイは、家庭での介護者に代わって、介護が必要なお年寄りを短い期間、老人ホームに入所させて、介護家族の負担を軽減させ、家族の福祉の向上が目的です。

ショートステイを利用できる期間は、原則として7日以内となっています。

ホームケアは、短い期間だけ特別養護老人ホームなどに入所させ、介護が必要なお年寄りに対して、日常動作訓練や介護の受け方の指導を行い、家庭での介護者にも介護方法の実習をし、要援護老人とその家族の在宅生活支援をすることが目的です。

ホームケアを利用できる期間は、介護が必要なお年寄りは3週間、家族の介護者は7日間です。

ナイトケアは、痴呆性老人などを一時的に夜間のみ入所させ、家族の負担を軽くすることが目的です。


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2023/9/7

検討の末、軽費老人ホームを利用

若いお母さん方は、お子様を保育所に入園させるために苦労されています。

その一方で高齢者家族を抱えた私の様な世代は、高齢者を老人施設に入れるために苦労をしているのです。

ここ数年で高齢者に対するサービスは随分と種類が増え、それぞれの介護の必要度や予算によって様々なサービスの選択肢が増えました。

私の母の場合、独居で年金生活、すぐ近くに面倒を見てくれる家族がいないという、高齢者サービスを必ずしも必要とはしないけれど、本人も家族もひとりでは心配といった介護レベルです。

値段は年金の範囲内に抑えたいけれど、本人が出来る生活は続けていきつつ、何かあれば駆けつけてもらいたい、そんな老人介護サービスを探していました。

高齢者向けの高級レジデンスなども検討しました。

自宅を全て売却し、余裕のある生活を送ってもらえればと思ったからでした。

けれども母自身がそのような贅沢を潔しとはしませんでした。

結局本人と話し合いながら、色々と探すうちに、たどり着いた先は軽費老人ホームです。

年金生活者である母は金額を気にしていましたが、軽費老人ホームですと収入にあわせた金額が設定されるため、助かります。

こうして無事に軽費老人ホームでの生活をすることになった母ですが、何よりも本人が安心感を得たようです。

最初は「老人ホームに入るなんて」と拒んでいましたが、受ける介護はほとんど無く、自分の生活を送っています。

また同年代の人達とのコミュニティも今までと異なったお付き合いが拡がっているようです。

家族としても、安価で母が生活を送れる場所を見つけることが出来、それなりに満足しています。

老人ホームの元気な皆さん

私の祖母はまだ元気に家でくらしているので、老人ホームとは縁がありませんが親戚のお婆ちゃんで身寄りが無いため老人ホームに身を寄せている方がいて、母と月に一度遊びに行って元気にしているか声をかけにいきます。

初めて行った時の事を今でも覚えていますが、正直変な緊張をしました。

お年寄りばっかりの所に20代の自分が入って行く事に抵抗があったのかもしれません。

家を離れてホームに暮らすお年寄りの事を、可哀想とか暗いイメージも持っていたように思います。カリビアンコム単品購入

ところが、実際は全然違うんですよね。

スタッフの方達はみんな明るくて優しい人ばかり。

そこに暮らしているお年寄りの人達も、珍しい訪問客にみんな声をかけてくれました。

お年寄りですから、中には耳が遠くなっていたり少し認知症のような症状の方もいますが、そんな方とスタッフの掛け合いも可愛らしくて面白かったり。

お年寄りとはいえ、ホームは一つのコミュニティですから、色々面白い事件が起こるんだよと親戚のお婆ちゃんも教えてくれました。

ここにいる人達が戦後に今の日本を支えてきてくれたんだなぁと思うと、大事にしてあげたいなという気持ちになりました。

老人ホームと囲ってしまわないで、もっと周りが近づきやすいと良いのになと思います。

祖母が特別養護老人ホームにやっと入れました

80歳になる私の祖母は今まで元気で一人でなんでもこなしてきました。

シャワーもトイレも自分でできるので安心していました。

ところが、散歩中に転んで骨折してから、あまり動かなくなってしまい、動作もゆっくりになってきました。

おまけに物忘れも激しくなり一気に年老いていったのです。

そしてとうとう寝たきりの状態になり、家族で介護することになりました。

しかし仕事もあるしみんな疲れ果てていきました。

役所に相談し特別養護老人ホームの入所申請をすすめられました。

しかし、どこもいっぱいですので空き次第の入居まちです。

それまでになんとか家族で協力して祖母の面倒をみることになりました。

みんな慣れない介護にヘトヘトになってしまいました。

そんな状況に、ショートステイをすすめられ、時々お願いしたりしています。

デイサービスもたまに来ていただいています。

これで少しは家族もほっとしましたね。

いくら家族の介護とはいえこんなにも大変だとは思いませんでした。

介護職についておられる方は本当のご苦労なことでしょう。

そして、やっと空きの連絡があり、祖母は特別養護老人ホームにはいることができました。

毎日は無理ですが、おむつやら着替えなどを持って顔を見に行きます。


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2023/8/2

介護付きの有料老人ホームを検討してみよう

知り合いの人は、夫婦共働きをしていましたが、年老いたご主人の父親が一緒に住んでいました。

その年老いた父親は、最近、思うように身体が動かなくなったということで、奥さんが時々、仕事を休んで面倒を看ていました。

しかしながら、なかなか仕事を休むことができないということで、どうしようかと悩んでいたということでした。

そこで、ご主人と父親が相談をした結果、介護付きの有料老人ホームを検討してみようということになったということでした。

そこで、ご主人が、インターネットでいろいろ調べていたところ、あるサイトで、介護付きの有料老人ホームについて紹介していたということでした。

そのサイトを見てみると、プライバシーに配慮した全室個室の生活空間で、ユニット内のリビングでは入居者様同士、スタッフ、気の合う仲間と一緒に充実した時間をお楽しみくださいと紹介していたということでした。

また、同一建物内にクリニックがありますということで、日常的な医療ケアや定期的に医師の診察を受ける必要がある方も安心ですということでした。

また、外部の病院とも提携しており、緊急時の対応にも万全の体勢を整えていますということでした。

また、入居対象者は、介護保険受給対象者で、要支援1~要介護5の認定を受けられている、65歳以上の方を対象としておりますということでしたが、要介護認定をこれから受けられる方、または申請中の方も気軽に御相談くださいということでした。

また、そのサイトでは、入居までの流れや利用料金についても詳しく紹介していたということでした。

大叔母の介護、ケアハウス入居で助かりました

数年前、家庭の事情で、78歳で軽度の精神疾患がある大叔母の介護を我が家で担当することになりました。

当時の大叔母は、歩行や基本的な日常生活は自分で行えるものの、精神疾患を患っているため、時に感情の起伏が激しく、徘徊する癖がありました。

自宅での介護を始めて2ヶ月くらいのうちに、大叔母が徘徊して行方不明になってしまったことが3回、大声を上げたり、理不尽なことで激怒したりは日常茶飯事の日々になり、私も家族も介護に疲れきってしまいました。

そこで、いわゆる老人ホームのお世話になることになりましたが、経済的に我が家のみで費用を賄うのは難しいこと、また大叔母自身にもそれほど蓄えがあったわけではないので、軽費老人ホームと呼ばれる施設に入居してもらうこととなりました。

市役所の福祉係の方に事情をお話したところ、大叔母の状態では軽費老人ホームの中でもケアハウスと呼ばれる、日常生活補助だけではなく介護も受けられる施設が一番適しているのではと助言を戴いたので、その通りケアハウスに入居が決まりました。金8天国

以前、祖父が有料老人ホームに入居していた事があるのですが、軽費老人ホームと有料老人ホームの違いは、家族としてはよく分かりませんでした。

入居施設や、施設でのレクリエーションなども、特に違いがあるように思いません。

ただ、費用の面では軽費老人ホームの方が5万円くらい安かったのと、できる介護の幅が有料老人ホームよりも狭いということでした。

大叔母は、落ち着いている時は普通に自立して生活できるので、ケアハウスに入居できたのだと思います。

寝たきり状態で、常に介護が必要な状態だったら、軽費老人ホームへの入居は難しいと聞きました。

大叔母の場合は、一年の契約で入居させてもらいましたが、その後は大叔母の息子さんが引き取って自宅介護することになったので、今はケアハウスからは退去しています。

ケアハウスに居る間に、環境が違ったのが良かったのか、精神的にだいぶ落ち着いて過ごせるようになったようで、穏やかな日々を過ごしていると聞きます。

介護は大変ですが、自分自身も歳をとって、いずれ介護が必要となる時が来るかもしれないので、大叔母と過ごした時間は良い勉強になったと思っています。

ヘルパー2級研修での出来事

私が再就職活動中の時に、何か資格が必要と感じ、需要の多いヘルパー2級の講座を受講しました。

その講座は、座学が2ヶ月間と実習が3日間でした。

実習で特別養護老人ホームに訪問した時の体験談をお話します。

まず最初に行った事は、食事の介護でした。

流動食をスプーンで口元に持っていくのですが、なかなかうまく食べてはくれません。

介護した人には、食べる順番があるらしく、違う物をあげると拒否されるし、しゃべる言葉が聞き取りにくく、苦労しました。

次に体験したのは、おむつ交換でした。

講座の座学の時に、受講者同士でおむつ交換の練習をしていたのですが、実際にやってみると、思い通りにならず時間がかかり過ぎました。

次は、入浴介護でした。

実は、ココが1番戸惑いました。

なぜかというと、何か流れ作業みたいで、まるでロボットが次々と送られているみたいに感じました。

しかし、介護されている方にとっては、この時が1番気持ちが良い時だろうと思って丁寧に洗いました。

1番嬉しかった事は、体を拭き上げた時に、私に向かって拝むように手を合わせて、ありがとうと言ってくれた事でした。

私は、結局介護の仕事には就かなかったのですが、もし自分の親が要介護になった時は、この体験を活かしていきたいと思います。


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2023/6/13

介護老人保健施設での思い出

三年ほど前になりますが、ホームヘルパー2級の資格を取得した時に介護老人保健施設で実習体験をしたことがあります。

そこで出会ったTさんというお婆さんがとても印象的でした。

そのお婆さんはかなり認知症が進んでいるようで、時子おり大きな声で「何をおれの悪口言うとるんや!おれを殺そうとしとるんやろ!」などと叫びだします。

最初はかなり驚いたのですが主任さんに「過激なことを言われてもあわてず、そんなことないのよ。大丈夫よ。と安心させて上げて下さいね」と言われ、ずっとTさんの手を握ってゆっくりと話を聞くことにしました。

すると、半日がすぎた頃からでしょうか。

Tさんは私の目をみながら少しづつ自分の話しだしました。

Tさんはもとは四国に住んでいたいたということ。

お豆腐屋さんに嫁いで、毎朝遠くまで水をくみに行って大変だった話。

出来上がったお豆腐がどんなに美味しくてお客さんに喜んでもらえたか。

そんな話をしている時のTさんは楽しそうで、朝初めてあった時とはまるで別人のようです。

四国に住んでいた事は施設で働いている方々も知っておられたようでしたが、お豆腐を作っていたことは初めて聞かれたそうで、ちょっと私は嬉しい気分でした。

しかし考えたら介護老人保健施設はどこも大変な人手不足で、私は実習生だからゆっくりと話が出来ただけなんです。

日本の福祉制度は多くの問題を抱えていてとても直ぐには解決できないのかも知れませんが、もし、ゆっくりと話を聞いてあげることができたなら、修正認知症の予防や改善ももっと進むのかもしれない。

と、強く思いました。

まだまだ勉強不足な私ですが、自分自身の老後もあり他人事ではありません。

自分のこととして日本人一人一人が考えていかなくてはならない、大きな問題だと思います。

私の周囲の人も入っている老人ホーム

私の両親は70代なのですが、その友人、知人のなかには老人ホームに入っている人がいます。

昔は老人ホームは、子供のいない人が入ることが多かったと思うのですが、今は子供がいても老人ホームで老後を過ごす人が増えているようです。

私の両親の友人、知人も、ほとんどの人が子供はいるのですが、子供と同居したりしないで老人ホームに入っているという人が多いです。

そのように老人ホームで生活することを選んだ私の母の友人には、とても豪華な老人ホームに入った人もいます。

食事も豪華で、部屋や風呂なども本当にきれいです。

設備なども、きちんと整っています。

看護師も24時間いて、体調が悪くなった時にも安心できるそうです。

美容師やエステティシャンが定期的に来てくれて、髪を整えたり、肌の手入れをしてくれたりすると聞いています。

そのように非常に豊かな生活を、老後に送ることができるのは、とても良いことだと思いました。

また父の知人のなかには、行政が運営する老人ホームに入っている人もいます。

その人は要介護認定を受けていて、体が不自由なために特別養護老人ホームに入ったそうです。

そのような所は、費用も安いため、入ることが出来て本当に良かったと、その人は言っていました。

また、ホームの介護スタッフの人もとても親切で、お風呂にも丁寧に入れてくれて非常に感謝しているとも言っていました。

私が高齢者となるのはかなり先の話ですが、その時に、このように老人ホームで安心した老後を過ごすことができればと思っています。

希望にあった老人ホームの検索方法

少子高齢化が社会問題ともなっている現代においては、介護や福祉といったジャンルが急成長を遂げてきておりその必要性の高さがうかがい知ることが出来ます。

しかしながら、数多く誕生している老人ホームの中で自分の希望にぴったりとマッチしている施設を見つけるというのは非常に難しい事であり、ある程度妥協をしてしまって決めてしまったという方も少なからずいらっしゃる事と思います。腹パン

大切な老後をより充実したものにするためにも、こうした生活環境をしっかりと吟味して決定することは非常に大切なことでありますので、是非納得のいく形で契約を勧めたいものでもあります。

そこで私が施設を決める際にお勧めしたいのが、有料施設の検索や比較を一括で実施してくれるサイトを活用する方法です。

ネット上には様々なコンテンツが登場しておりますが、最近では福祉事業などに特化したサイトも多く見られるようになっておりますので、こうしたツールを上手く活用することが重要なポイントになってくると思います。

全国からエリアを絞り込んで検索することが出来ますし、料金やサービス内容を比較することもできますので、興味が有るという方は、施設を探す際には一度チェックしてみることがお勧めとなっております。
2023/4/22

特別養護老人ホームでの介護体験談

私は、学生時代、福祉を学ぶ大学へ通っていたため、介護実習というものが必修でありました。

当時、自宅には寝たきりの祖母がいましたが、介護にかかわることすらしてなかったので、特別養護老人ホームでの介護実習が介護は初体験となりました。

机上の勉強では、理解できていても、当たり前ですがひとりのおじいさん、おばあさん相手ですから戸惑うばかりの初日でした。

ですが、私がまず介護するにあたって欠かしてはいけないと思って心がけたことがありました。

それは、「笑顔」です。

「笑顔」で接したら「笑顔」が返ってくるんです。

そして、「ありがとう」と言ってもらったときのうれしかったことを覚えてます。

どんなに、体が不自由で、意思疎通もはっきりしない人だって、心は持っているので…。

ちょっと悲しかったのは、デイサービス、リハビリ施設などと違って、ベッドでの寝たきり時間を過ごす人が目立ったこと。

また、特別養護老人ホームで最後を迎えろれる方もいらっしゃいます。

今さかんに叫ばれてますが、寝たきりを予防するための事業やサービスがますます充実していってほしいなと思いました。

そんな私も、今ヘルパーとして、おじいちごん、おばあちゃんに元気を届けにいってます。

最後になりますが、特別養護老人ホーム等福祉の場で過酷な労働条件のもと働いている職員さんにどうか待遇改善を!!と願うところです。

特別養護老人ホームの様子

祖母が入所した特別養護老人ホームは、瀬戸内海の見えるまるで素敵なホテルみたいでした。

隣接して医療機関もあり送り出す家族の方は安心でした。

祖母も朝の海は気持ちがいいと話してました。

お部屋は基本2人で1室を使う感じで、場合や状態によっては3人のお部屋もあったように思います。

ベッドとごはんを食べる台、ミニクローゼットが備え付けてベッドの横にありました。

温度管理もされているので、衣類等の荷物は少なくても充分でした。

ごはんは集合食事場所と部屋とどちらでも食べられました。

生活中のお楽しみとして、毎週、食料品売店、服販売、お菓子、美容室等が順番に特別養護老人ホームにやってきて、祖母は自由にお買いもの等を楽しみました。

使った代金は提携している地方銀行(当時は信用金庫)から使った分を天引きされる契約で、伝票ごとに引かれているので、家族側は怪しむ事もなかったです。

金額的には、月に5千円ぐらいの出費だったと思います。

祖母はちゃんちゃんこをチャッカリ購入してました。

すこしボケはあったのですが、入所してから他の方と会話をする事が良かった様子でボケは改善されスムーズに話ができるように改善されたのが印象てきでした。白石ひより現在

年長者を敬う気持ち

母が入居している介護老人保健施設で敬老会のイベントがありました。

冒頭、施設長ののあいさつがあり、その中で「ご入居なさっている方々のお知恵を拝借しながら、これからも職員一同お世話をさせていただきます」という言葉がありました。

年長者を敬う気持ちが感じられ、晴れやかな思いになりました。

職員の方々が日々どのような気持ちで接してくれているのかは、とても気になるところです。

同じ言葉遣いでも、語調が強いと怒られていると感じてしまうこともあります。

特に健康に自信のない高齢者は、がまんしてしまうことが多く、職員の方の接し方ひとつで、気持ちが明るくなったり、暗くなったりします。

母は、特に職員に気を遣うので、施設長のあいさつを聞いて、とても安心できました。

敬老会のイベントは、歌や踊りで大いに盛り上げていただきました。

途中で寝てしまった母に、職員の方が何度も声をかけてくださって、ありがたかったです。

自宅にいるよりも、日々刺激を受けて過ごしているためか、リハビリも意欲的になり、次第に足取りもしっかりしてきています。

目を掛け、手を掛け、お世話してくださる施設の方々に心から感謝しています。

母の笑顔も増えました。


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2023/4/17

新しい家

自分の年齢が上がると当然のことですが両親も歳をとります。

そんな当たり前のことに気が付いて、ホームヘルパーの資格を取得しました。

最後の研修先は自宅から数分の老人ホームでしたテレビなどで見たことがありますが、実際に入ったのは初めてでした。

私が行った先は全個室でした1つ1つ自宅の部屋のようでした。

介護は体の部分だけではなく、精神的な面もかなり意識しないとダメだとはわかっていながらも、改めて目にするとより強く意識しました。

介護=苦痛というイメージはあると思いますが、個人的には楽しいです。

人と接する仕事なので心配りは必要ですが、どの仕事でも同じですよね?

ただそれが年配の人や親になっただけのことだと思います。

排泄の処理などもあるのでけしてきれいなことばかりではありませんが、それ以上に得ることの方が多いです。

老人ホームにも時々お手伝いに行きます。

重度の介護が必要な方が多いように感じます。

やはり入居されることを否定的に言われる方もいますが、仕事としてお願いができるので、家族に介護してもらうより気が楽ですと言われる方が多いです。

私の両親もそうでした。

排泄などは子供に見られたくないという気持ちが強いようです。

排泄のことを書くと介護は大変だなっと感じがしますが、実際は楽しいことも沢山あります。

介護生活をして自分らしくなったなっと感じるときがあります。

人生の先輩には嘘なんて通用しません。

ありのままの相手を受け入れることができたら介護もきっと楽しくなるのでは?と思います。

親の介護の手伝いをしました

おそらく私の親も高齢になれば老人ホームに入れることになるだろうな、と思っていましたら、癌になって数年で亡くなってしまいました。

はじめは大腸がんが見つかったといって、大腸を全部。

取り除く手術をして人口肛門を取り付けられ不自由な生活を強いられるようになりました。

転移しなければ、寿命はかなりの確率でまっとう出来るとのことでしたが、転移してしまうと、長くは生きられないということでして、そうならない様にと念を押していたつもりですが、気がついたら前立腺に転移していたというのです。

月に1度か2度通院して検査をしたり薬をもらっていたりしていたのは一体何だったのかと病院に聞いてみたいくらいでした。

やがてオシッコが出にくくなり、尿意はあるのですけれど、いくら頑張っても、少ししかでなくなっていきました。

私も最後が近いというので最後の親孝行をしようと自宅で介護の手伝いをしました。

母親が付き添っていましたが、入浴の時や歩行移動の時、体の向きを変えたりする時に手伝いました。

そのうちに膀胱の方からビニール管で直接小便の方は排出されるような処置が病院で取られまして、ほとんど人造人間のような状況で見るも哀れな姿となり、程なく帰らぬ人となりました。

介護を少し経験してみて思ったのは最低二人いないとほとんど不可能だということでした。石原莉奈現在

特別養護老人ホームって、どんな特別な人がいるの?

特別養護、なんて書いてあると、ものすごく特殊な人の施設なんじゃないかなって思いますよね。

違います。

いわゆる「うちのおばあちゃん、施設に入っている」というとき、相当のケースがこの特別養護老人ホームを指しているものを思われます。

なぜなら現在、高齢の方が自宅を離れて住む場所は、この特別養護老人ホームと老人保健施設、グループホーム、有料老人ホームがほとんどで、このうち最も長期間にわたって居住が可能なのが特別養護老人ホームだからです。

私は5年ほど前まで、特別養護老人ホームで相談窓口を担当していました。

一つのホームに100人以上の高齢者の方が住んでみえます。

しかも100人全員が年齢も性別も、体の状態もこれまでの生活状況も違います。

トラブルが起きないほうがおかしいというもの。

それでも日々何とかやっていけるのは、入居者の方々がここを自分の終の棲家と思い、大切にしていらっしゃるからだと思います。

自分の中のいろいろな感情を折り合いをつけて、毎日を大切にしている。

みなさんのそんな様子を見ると、小さいことでイジイジしている自分はまだまだ駄目だなあとよく思ったものです。

ちなみに、私が働いていたホームは入居者平均年齢81歳でした。

40歳以下はまだむだひよっこ。

大人の数のうちに入らないようで、私もずいぶん入居者の方からご褒美として、ガムやキャンディを頂きました(笑)。


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