創設者デッタ・レーガンとは
ノーベル平和賞候補であり、2001年度の”ヨーロッパの女性“に選ばれた。
2004年4月から世界中の女性が中東地域を平和と暴力の終焉を訴えながら、自転車で走る『Follow the Women』を主宰する。
中東の女性は、めったに自転車に乗らないのが風習で、計画は失敗するだろうと言われた。
「現地では男性に石を投げられ、とても危険だと言われたが、そう言われた事が益々この計画を実行しなければと思わせた。恐れることなく計画を実行することで、この地に住む女性たちを応援しているという事の証しになる。その結果、男性たちは私たちを受け入れてくれた。花束をプレゼントしてくれ、また彼らの赤ちゃんにキスまでさせてくれた。」
略歴
女性消防士として活躍した後、航空管制官となる。
ストレスの多い社会ので、どのように様々な問題に対処すればよいのかを考え、子どもたちと関わる仕事につきたいという夢があった。1980年ついに、青少年育成に携わる仕事に就く。
彼女の熱意とエネルギーは、多くの人の人生に影響を与えた。
38年間、国際青少年ワーカーとして世界各地で多くの人と交流する中で、大規模なネットワークを構築した。年を追うごとに、より精力的な活動を行い多くの人々を巻き込み、数知れない若者に影響を与えた。この青少年ワーカーの体験の中で、ケニアの孤児院に自転車を送る計画からサルを救う計画までの幅広い活動に参加した。
そのうちの一つである中東訪問の経験から、女性と子どもに関わる事になる。
2002年とある夕食会で出会った人々の会話の中で、「中東に住む人の生活を向上させるお手伝いを何かしたい」と思った。それがFOLLOW THE WOMENのアイデアが、生まれた瞬間となる。
熱心なサイクリストであった彼女は、レバノンとシリアを自転車で訪問したいと思い挑戦した。
その際、それらの国では「女性が自転車に乗らない」風習があることを知った。
それならば中東の女性や子どもが自転車に乗る事こそが注目を得る良い手段だと思った。
賛同した仲間たち、過去に築いてきたネットワークを通じて彼女の思いはあっと言う間に世界のポジティブなエネルギーを持つ女性たちに広がった。
たった一人の女性のアイデアは現在、世界各地に広がり、世界を変え始めている。
現在彼女は中東や世界中の平和のために働くことを決意し、暮らしている。
デッタが受賞したもの
2001年度 英国ウーマン・オブ・ヨーロッパ賞
2002年度 インターナショナル・ウーマン・オブ・ヨーロッパ賞
2004年度 ノーベル平和賞ノミネート〔1000人の女性〕
デッタは現在、英国のレディングという町にFOLLOW THE WOMENの自転車ツアーに参加し、彼女を支えるビッバとベッキーの2人の娘たちと共に暮らしている。