こんにちは。

 

小夜子です。

 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。

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前回の記事はこちら。

 

 

 

小夜子に変わって夫の夜明けです。

 

 

小夜子が勇気を振り絞ってボクの布団に潜りこんできた時。

 

ボクがどう思っていたかを正直に話したいと思います。

 

 

 

小夜子が「そっちに行っていい?」と言い出した時。

 

 

まっさきに思ったのは、

 

「だるい」  でした。

 

 

 

あまりにも酷いですよね。

 

 

 

小夜子が決死の覚悟で絞り出してきた一言をボクは心の中で

「まただるいことを言い始めたな」と感じていたのです。

 

 

最低なことも、今では痛いほどよくわかっています。

 

 

 

でも当時のボクは、とにかく小夜子とはもう一切そういうことがしたくなかった。

 

一切。

 

1ミリたりとも。

 

 

 

小夜子とセックスすること自体が億劫ということもありましたし、

そもそもセックスそのもの自体もボクは全く必要としていませんでした。

 

そんなことするぐらいなら自分の好きな事に時間を費やしたい。

 

 

 

今の生活の中で例えると、

 

一日の仕事を終えて布団の中で自分の好きな動画を見ている時に

いきなり布団をはぎとられて、

「ほら!!今から一緒に起きてジョギングに行くよ!」と誘われるぐらい

 

「絶対に嫌」なことでした。

 

 

 

 

だから小夜子が「そっちに行ってきていい?」と言い始めた時、

 

ボクは即座に身構え、全力で防御態勢に入りました。

 

 

 

分かりやすく言えば、「布団に入ってきたら終わりだ」

 

そう思ったのです。

 

 

小夜子が布団に入るだけを求めていないことはボクも分かっています。

 

 

 

「布団に入る」というのはあくまでフックにすぎず、その先には「セックスをしたい」という要望が含まれていることはいくら僕だってわかります。

 

 

直接言いづらいから「布団へ・・」と言い出しているだけです。

 

 

 

レスする側の主張にもよくありますよね?

 

 

 

「下着姿でうろつくと夫のスイッチが入ってしまうから一切下着姿にはならない」とか、

「ちょっとでもしなだれかかると夫がその気になってしまうからボディタッチはしない」とか、

 

ボクもそれと似たり寄ったりの感覚があります。

 

 

小夜子のこの一言に含まれる真意が分かるからこそ、

絶対に最初の一歩を踏み越えさせるわけにはいかないのです。

 

 

 

 

 

小夜子が布団に入ってくる、それはつまり、最後までやらなくてはいけない。

 

 

 

 

いやだ。

 

絶対にやりたくない

 

 

 

 

男たるものやるなら最後までやらなきゃいけないですよね。

 

 

最後まで求めていないと口では言ったって、そういうわけにもいかないですよね。

 

 

ボクたちは子作りの時にさんざん途中で萎えて静まり返るあの地獄の雰囲気を味わっている。

 

 

今ここでセックスすることを求められてもボクは最後まで出来る自信がない。

 

 

 

チャレンジしたところで絶対にうまくいかないのは分かり切ってるんだから

それなら0を1にする前に、0は0のままにしておきたい。

 

 

だからボクは小夜子に背を向ける。

 

 

 

小夜子が萎えて今後しばらく誘ってこなくて済むように

「一切する気がない」ことをアピールして盛大に無視を決め込みました。

 

 

小夜子のことは愛してるし、大切に思ってるし、失いたくもない。

 

 

 

でもとにかく「はじめの第一歩」を踏み込ませないことが

ボクにとっては大切だったのです。