こんにちは。
小夜子です。
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夫(夜明けさん）に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。
本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。
「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
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前回の記事はこちら
「服を脱いで布団に入る」
これが私達にとってはリハビリの第一歩だったわけです。
こんなことぐらい朝飯前なはずだった。
服を脱いでお布団に入るなんて、ごく当たり前のように出来てるはずだった。
昔のようにドキドキするかといったら・・・ドキドキとも違う。
「私達は一体何をしてるのだろう・・・」と俯瞰で疑問に思いながらも
ここから始めるしかない辛さ。
一緒にお風呂に入るのだって日常茶飯事。
キスだってハグだってボディタッチだって挨拶のようなもの。
私達にはただ「セックス」だけがないんですもの。
当たり前にあったはずのセックスが結婚した途端スコーーンと抜け落ちてしまって以来
戻ってこない・・・。
まさかこんなリハビリからスタートしないといけないなんて、
あの頃の私は考えすらしていなかった。
ただ服を脱いで布団に入り、また服を着て元に戻る。
この作業に一体何の意味があるのか、
私達は一体何をしているのか・・・
どう見ても滑稽なのは
誰よりも私がわかってます。
でもこうでもしないとその先に進めない。
どうしてもセックスしたくない、
その先に進むことが出来ない夜明けさんにとって、
そして、その先を望む私にとって
これが最大限の歩み寄りでした。
この無意味な作業を繰り返したあと、
再び私は別のママ友と二人目の話になりました。
彼女は私と同じように二人目妊活にチャレンジし始めていました。
私が「布団に入るところからリハビリし始めた」と語ったら興味津々で大笑いしてくれました。
笑い飛ばしてくれることで私の憂鬱も少し晴れました。
そして私の奮闘っぷりを聞いたからなのか、彼女も口を開き始めました。
二人目が欲しいと思っていること。
チャレンジしてみたこと。
でも、うまくいかなかったこと。
そして・・・夫に拒否されたこと。
はじめは楽しそうに話していた彼女ですが、
核心に近づくにつれ・・・
顔が曇り始めました。
夫婦の寝室での出来事は密室での出来事。
外からは夫婦の寝室でどんなやり取りがなされているかなんてわかりません。
とても明るく聡明に見える彼女だって、
一人で
自分の胸の中にだけしまい込んでぐっと耐えてたのでしょう。
夫に拒否された理由は
「太ったから」だそうです。
・・・。
「太ったからその気になれない」
そう言われてしまいました。
辛かったと思います。
産後太りは彼女自身も気になっていたはず。
というか彼女に限らず、
産後なかなか戻らない体重を見てはヤキモキした経験があると思います。
「太ってしまった」
その自覚＆コンプレックスがあるだけに、
そこを指摘されてしまうと言い返すことも出来なかった彼女の気持ちが痛いほどよくわかります。
彼女はぽろぽろと涙を流し始めました。
傍らでは何も知らない子供たちが無邪気に遊んでいます。
かくいうご主人がいつまでもスタイルキープしているのかというと同じように加齢によって体形も崩れていってるし、似たように年を重ねています。
決してスタイル抜群というわけでもないと思います。
さらにいうと産後太りはあなたの子供を産んだからだよ・・と女性側としては言いたくもなりますが、
見た目の変化＝その気になれなくなる
そういう気持ちも・・・
あるのかな・・・
って思うから・・・
何も言えないですよね。
「自分だって太ってるくせに！！」
そう言いたい気持ちを彼女はぐっと奥歯をかみしめて堪えたと思います。
