こんにちは。
小夜子です。
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夫(夜明けさん）に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。
本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。
「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
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前回の記事はこちら。
こんにちは。
夜明けです。
ここまでの経緯を今度はボク視点から書いていきたいと思います。
小夜子と同じくボク自身も長男に兄弟がいたらいいなと考えていました。
しかし、本音を言えば、
すべてをすっ飛ばして最初から人工授精にステップアップしたいと思っていました。
小夜子とは約３年セックスをしていません。
久しぶりにすればまた興奮するんじゃないかって・・・？
いいえ、しません。
やる前からハッキリと分かっていました。
何年見ていなかろうが、何年触れていなかろうが
一度知ってるものに初めてのような新鮮さを覚えるのは無理な話。
さらに子作りとなると
「射精しなければいけない。」
「最後までいかなければいけない。」
どうすればそれが出来るのか、自分の頭の中の大半を「どうすれば出来るのか」で占めてしまいました。
「気負わなくていい」といったってもはや気負うしかない状況で
考えれば考えるほどドツボにはまっていってしまいます。
かといって気負わない気軽なセックスもしたくない。
妊娠を目的としないセックスからスタートするということもボクの選択肢にはない。
とにかく、最初から人工授精でいってくれないかな・・と正直思いましたがそんなことこちらから小夜子に言えるわけもなく。
はああ・・・
気が乗らない。
気が重い。
小夜子から二人目のチャレンジの提案をされたとき、率直に
「束の間の平和が終わった」と思いました。
この三年間、ボクが見なくて済んできていた
この問題にまた向き合わないといけない時がやってきてしまった。
小夜子に対して、長男に引き続き、
二人目も人工授精での妊娠になってしまうであろうことはボクの中では見えていたけど、
そのことに関して「小夜子にばかり負担をかけてしまって申し訳ない」とか「ボクが不甲斐ないばっかりに・・」というような感情すら
当時のクズのボクにはありません。
「だってしょうがないじゃないか」という開き直りからの、
「自然妊娠に限らずほかの方法があるんだから恵まれてるし、それでいいじゃん！」というようなもんです。
このように言うととんでもなく身勝手な人間のように思えますが
（実際身勝手なのですが）
誰だって自分が苦手とすることに挑戦するのは気が重いもの。
負け戦だと分かっていても全力で戦える勇敢な人もいるのかもしれませんが、
ボクはそんな高いところで生きている人間ではありません。
案の定、うまくいかなかった瞬間。
「でしょうね」といった気持ちでした。
「なんで俺はできないんだ！」と悲観的になりません。
（だって出来ないってわかってたから）
「小夜子に申し訳ない」とも思いませんでした。
（だからやりたくなかったんだよとすら思っていた）
「どうして・・・」とも思いませんでした。
（それが分かってたらこんなことになっていない）
