お久しぶりでございます。
先日、6月15日16日に千葉県高校演劇第一地区春季発表会が開催されました。
その発表会で我が母校が私の脚本を上演してくれました。
人数が少なくて、脚本探すの大変だろうから見つからなかったら書くよ、と現役たちに声をかけたのは新歓公演でのこと。
本当に書き下ろすことになるとは……。
作品はいつも通り、脚本公開サイト「はりこのトラの穴」で読めるようにしました。今日。
こちらから新作に直接飛べます。
全文ダウンロード無料です。
↓
『禁忌~人間になりたかった天使~』
男女比→男0:女2:その他1~3
上演時間(目安)→30~40分
あらすじ
1人の天使見習いが修行のために人間界で高校生として生活することになった。
右も左も分からない彼女に声をかけてくれたクラスメイトの真緒。
真緒と親しくなるにつれ、天使見習いは天使らしからぬ思いを抱くようになる。
そして、運命の日……
――彼女は人間を知りたかった
彼女は人間と過ごしたかった
彼女は、人間になりたかった――
*
公開にあたって、後輩たちに渡した第一稿から若干の修正を加えていますが、ほぼほぼそのままです。
……ほとんど深夜に考えた台詞(笑)
これは私が描いた一枚の落書きから生まれました。
その落書きはもういつ描いたか分からないし、物語のヒントだけPCに残して捨ててしまいました。
それは、片翼が無くなった天使の絵でした。
――私は”人”になりたかった――
――人と共に生きたかった――
――私は禁忌を犯した――
この3行から物語を膨らませていきました。
最終的に片翼ではなく、ただ羽が煤けた(焦げた)という表現にしましたが。
最終的にいろいろ詰め込みすぎた感はありますが、演じる後輩たちも観る他校さんもみんな高校生。そんな高校生たちに何か一つでも感じとってもらえたらと思って書きました。
私が伝えたかったことはあえて書きません。
脚本中でけっこうストレートに表現しています。
そこから何を拾うかはその人次第。
何も拾わなくても少しでも面白いと思ってくれれば私は嬉しいです。
長々語ってしまいました(笑)
以上!