「ねこ」のお話 第二話 第三話 ※再放送 | ねこままんR

「ねこ」のお話 第二話 第三話 ※再放送

さて、今夜の「ねこマシーン アーカイブス」は、「ねこのお話」第二話と第三話を連続してお届けしまするぞ(゚∀゚)ノ

逃げ出してしまった愛ねこ「モップ君」を追う「ねこマシーン」を描いた問題作でつ(゚∀゚)ノ


第二話「追跡」








失意のねこマシーンである(´・ω・`)。





しかし、ただただ諦める訳にもいかない。





しかし、住宅街の真ん中で、ねこを探すのは困難を極める。





勝手に人の敷地内に入ることもできないため、1軒1軒インターホンを押して事情を説明し、裏庭や軒下を捜索させてもらうしかない。





一度いなくても、何度か探せばいる可能性もあるかもしれないが、そうそう何度も他人の敷地内を探索させていただく訳にもいかないのである。





もちろん休日である。留守であると、家主が戻ってきてから再度依頼をするしかない。





そんな事を繰り返すが、一向に見つからない。






そんな時、こいつが立ち上がった。





名犬「いぬ」(注:名前)である。
ねこまんま


「よろしければ探しますよ」







と言わんばかりの顔で「ねこマシーン」を見上げる。







・・・・ただ散歩したいだけかもしれない( ゚Д゚)・・・。






いや待てよ・・・「いぬ」はミニチュアダックスである。







ダックスフントは、本来狩猟犬(ハウンド)であるはずだ。アナグマ狩猟などに使用されていたと聞いたことがある。







やってみる価値はある(`・ω・´)








可能性が限りなく0%であったとしても、ゼロでない限り、今はやってみる必要があるのだ。







モップ君のトイレ砂を「いぬ」に嗅がせ、家の外にリリース。







クンクンと周囲を嗅いでいる。明らかに、何かを探している様子だ。






∑(゚Д゚)すげいすげい!!おまいこんな凄い犬だったのか!!!








何かを見つけたのか、ダッシュする犬。







ねこマシーンも走り出す。

ねこまんま


辿りついた先には・・・・!!














・・・・いつもの電柱ぢゃん!!ヽ(`Д´)ノ







満足げに他の犬がマーキングした電柱をクンクンする「いぬ」。





やはりダメであったか・・・(´・ω・`)。





(第3話に続く)










第三話「発見!!」








何も手に付かない。





何かをできるはずもなく、ただ茫然とインターネットで逃げた猫の探し方を調べていた。





ねこの目線で調べる、車や軒下を探す。全て試してみた。





逃げたねこは、家から直ぐに遠くには行かないらしい。





大半は家の付近にいると言う。





しかし、つい最近までノラであったモップ君は、外の感覚を忘れてはいないかもしれない。





ネットで調べ、とりあえず庭に使っていた「トイレ砂」と「水」「エサ」を置いておく。
お気に入りだった「部屋」も置いてみた。
ねこまんま




もしかしたら、帰ってくるかもしれない。





しかし、家に来て1週間。なついてきたとは言っても、それほど時間がたっている訳ではない。





もしかしたら、本当は「逃げたかった」のかもしれない。





そんな疑問も首をもたげてくる。






譲り受けた「髭親父」氏に相談してみようかとも思ったが、とても言えなかった。






そんな時、師匠とヒロ氏から「(゚∀゚)バイクみにいくぞ~」のメールが来た。






気分転換にと思って行くが、全くいつものように笑えないのである。






大好きなバイクを眺めていても、どこかテンションが低い。






頭の中では、モップ君の事が離れないのだ。






北海道は、ずいぶん気温が下がってきた。





夜は相当に冷え込む事が予想される。いくら元ノラ猫とはいえ、まだ数カ月の子猫である。






寒い北海道の季節は体験していないはずだ。






暗い中、身をひそめて震えていたらどうしよう?






そう思うと、いてもたってもいられないのだ。





「うひょお~(゚∀゚)←師匠」





ハイテンションでバイクに跨る師匠を横目に、ねこマシーンの心はここには無い。





暗い顔で家に帰る。





ため息しか出てこない。





ブログをアップしてみるが、いつものテンションではとても書けない。





自分でもつまらんなぁ・・・と思いながらもアップする。





カーテンを開け、外を見てみる。外はもう真っ暗である。






ふと、目をトイレ砂に移すと、子猫がこちらを見上げている。






!!!!





確かにそこにいるのだ。




モップ君!!!!



ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!




近くにいたのである。ごはんを食べている様子だ。





そして何事もなかったように、ねこマシーンを見上げると、サッと闇の中に消えていった。





元気でいる。





それだけ分かっただけでもうれしさで涙があふれてきた。








(第四話に続く)




第四話でついに「ねこマシーン」が立ち上がりまする~(゚∀゚)ノ