「ねこのお話 第五話」 ※再放送
さて、三夜に渡ってお送りした、「ねこマシーン アーカイブス」。今夜は「モップ君」シリーズ最終回である(゚∀゚)ノ
自宅から逃げ出したモップ君を捕獲するために開発した「ねこキャプチャーG」は、果たして上手く起動するのか?
この「モップ君」シリーズが、後に現在の「ねこマシーン」ブログの定番となった様々なスタイルを構築しました。
「第5話 モップ君」
夜の帳が降りた。
9月に入り、すっかり日の落ちるのも早くなったものである。
夜7時。周囲は既に真っ暗である。
ねこマシーンは、家の電気を全て消し、息をひそめカーテンの裏に潜む。
モップ君に気づかれてはいけない。
カーテンは5mm程開け、ゴルゴ13の如く窓の内側(コントロールルーム)で待機する。
きっと来る(`・ω・´)
そう信じていた。
しかし、もしかするともう遠くまで行ってしまったかもしれない。
昨日の目撃時刻を過ぎても、姿を現さないモップ君。
どこかで車の事故にでもあっていたらどうしよう。
マイナスな思考が脳内を支配する。
窓の外を凝視する。
・・・・いない。
というか、これは誤算だったのだが、暗くて殆ど見えないのだ。
照明システムの設置も考えたが、警戒されてしまっては意味が無い。
故に「ねこキャプチャーマシーンG」にへの照明装備実装は見送ったのである。
これが裏目に出た。
思いのほか、視界が悪い。
ねこマシーンは「鳥目」で有名である。
暗い所はあまり見えない。
やはり警戒してこないのであろうか?
「ねこキャプチャーG」は、できるだけ目立たぬ外見に仕上げたつもりだが、実は目立つのか?
分からない。
再び目を外に戻す。
・・・・・・
何か動いた。
窓の外の暗闇が、一瞬揺らいだように見えた。
見間違いか?違う方向から、カーテンを少しだけ開けてみる。
いた!!!!!
キャプチャーの中に入り、エサを食べている様子だ。時折、まるっこい頭を出し、外を警戒するように眺めている。
急激に心拍数が上がる。チャンスは1度切りだ。
震える指先で、クローズドシステムの紐を握る。
どりゃあああああああ!!!!ヽ(`Д´)ノ
一気に紐を引く。
指先に、確かな重みが伝わってくる。扉がクローズする感触だ。
ねこが気がついた!!
顔をぴょこっと出し、ケージの外を見つめる。
いかん!!!
一層力強く紐を引く。ねこマシーンシステム フルパワーである。
ガシャッと音がして、扉が閉まった。
捕獲成功であるーーーー!!!。゚(゚´Д`゚)゚。
捕獲直後のもっぷ君↓
もっぷ君は、ケージの中でやや怯えていたが、元気そうである。
手をケージに入れ、抱き上げると、今まで何だったのだろう?というくらいおとなしい。
いつも通り、可愛らしい顔で「どうかしましたか?」
という感じでこちらを見つめる。
体も暖かい。怪我も無い様子である。
早速、お風呂で体を強制洗浄し、拭いてあげる。
すっかり何事もなかったようにゴロゴロと喉を鳴らしなついてくる。
うれしい。
喜びをかみしめる。
喪失感はどこにいってしまったのか、心が満たされる。
ただ、そこにいる。
それだけで安心する。癒される。
捕獲成功が、モップ君にとって幸せなことであるのかどうかは分からない。
もしかしたら、野生に戻ることを望んでいたのかもしれない。
ただ
この家にいる限り、「ねこマシーン」はモップ君を愛し続けようと思う。
どんな時も愛情を注いであげようと思う。
それしか今は考えられないのだ。
何よりも、元飼い主であるこの人たちに伝えたい。
髭親父氏、髭夫人!!!(注:元飼い主)
逃げ出したりもしたけれど、もっぷ君は元気です!!(゚∀゚)ノ
自宅から逃げ出したモップ君を捕獲するために開発した「ねこキャプチャーG」は、果たして上手く起動するのか?
この「モップ君」シリーズが、後に現在の「ねこマシーン」ブログの定番となった様々なスタイルを構築しました。
「第5話 モップ君」
夜の帳が降りた。
9月に入り、すっかり日の落ちるのも早くなったものである。
夜7時。周囲は既に真っ暗である。
ねこマシーンは、家の電気を全て消し、息をひそめカーテンの裏に潜む。
モップ君に気づかれてはいけない。
カーテンは5mm程開け、ゴルゴ13の如く窓の内側(コントロールルーム)で待機する。
きっと来る(`・ω・´)
そう信じていた。
しかし、もしかするともう遠くまで行ってしまったかもしれない。
昨日の目撃時刻を過ぎても、姿を現さないモップ君。
どこかで車の事故にでもあっていたらどうしよう。
マイナスな思考が脳内を支配する。
窓の外を凝視する。
・・・・いない。
というか、これは誤算だったのだが、暗くて殆ど見えないのだ。
照明システムの設置も考えたが、警戒されてしまっては意味が無い。
故に「ねこキャプチャーマシーンG」にへの照明装備実装は見送ったのである。
これが裏目に出た。
思いのほか、視界が悪い。
ねこマシーンは「鳥目」で有名である。
暗い所はあまり見えない。
やはり警戒してこないのであろうか?
「ねこキャプチャーG」は、できるだけ目立たぬ外見に仕上げたつもりだが、実は目立つのか?
分からない。
再び目を外に戻す。
・・・・・・
何か動いた。
窓の外の暗闇が、一瞬揺らいだように見えた。
見間違いか?違う方向から、カーテンを少しだけ開けてみる。
いた!!!!!
キャプチャーの中に入り、エサを食べている様子だ。時折、まるっこい頭を出し、外を警戒するように眺めている。
急激に心拍数が上がる。チャンスは1度切りだ。
震える指先で、クローズドシステムの紐を握る。
どりゃあああああああ!!!!ヽ(`Д´)ノ
一気に紐を引く。
指先に、確かな重みが伝わってくる。扉がクローズする感触だ。
ねこが気がついた!!
顔をぴょこっと出し、ケージの外を見つめる。
いかん!!!
一層力強く紐を引く。ねこマシーンシステム フルパワーである。
ガシャッと音がして、扉が閉まった。
捕獲成功であるーーーー!!!。゚(゚´Д`゚)゚。
捕獲直後のもっぷ君↓
もっぷ君は、ケージの中でやや怯えていたが、元気そうである。
手をケージに入れ、抱き上げると、今まで何だったのだろう?というくらいおとなしい。
いつも通り、可愛らしい顔で「どうかしましたか?」
という感じでこちらを見つめる。
体も暖かい。怪我も無い様子である。
早速、お風呂で体を強制洗浄し、拭いてあげる。
すっかり何事もなかったようにゴロゴロと喉を鳴らしなついてくる。
うれしい。
喜びをかみしめる。
喪失感はどこにいってしまったのか、心が満たされる。
ただ、そこにいる。
それだけで安心する。癒される。
捕獲成功が、モップ君にとって幸せなことであるのかどうかは分からない。
もしかしたら、野生に戻ることを望んでいたのかもしれない。
ただ
この家にいる限り、「ねこマシーン」はモップ君を愛し続けようと思う。
どんな時も愛情を注いであげようと思う。
それしか今は考えられないのだ。
何よりも、元飼い主であるこの人たちに伝えたい。
髭親父氏、髭夫人!!!(注:元飼い主)
逃げ出したりもしたけれど、もっぷ君は元気です!!(゚∀゚)ノ