知床カラフトマス戦記②初釣果!!モイレウシ(゚∀゚)ノ~そしてついにヒグマが出現~ | ねこままんR

知床カラフトマス戦記②初釣果!!モイレウシ(゚∀゚)ノ~そしてついにヒグマが出現~

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深夜2時。曲がりくねった細く狭い道路の脇に、漁師さん達の家が立ち並ぶ道を疾走する車が1台。

 

ここは、「知床のモナコ」と呼ばれる羅臼「相泊港」へと続く道である。

 

テクニカルなレイアウトのコースに対応すべく、ダウンフォース多め、サスペンションは堅めのセッティングをしている。

(`・ω・´)

 

かつて、奇遇な事だが紳士と「館長」は、ともに「走り屋」であった。更に奇遇な事に二人はRX-7(紳士はFC3S、館長はFD)に乗っていた。まさに、「頭文字D」の某兄弟を彷彿とさせよう。

 

このようなタイトコーナーの連続にも耐えうるべく、紳士はかつてドリンクホルダーに「味噌ラーメン」を丼ごとセットし、一滴もこぼさないで走るといった訓練を行っていた。

館長もまた、ドリンクホルダーにざるそばをセットし、こぼさないように食べながら走るという訓練を行っていたという。

(((((((( ;゚Д゚))))))))

 

こうした訓練の成果が、今まさに役立っているといえよう。

 

 

渡し船の出発地点。相泊港に到着する。

 

気温は10度ちょっと。8月にストーブを使う土地は、北海道でもごく一部であろう。

(´・ω・`)さむい。

 

静寂の中、波の音だけが聞こえる。羅臼独特の海の匂いをかぐと、気持ちが次第に高ぶってくる。

 

興奮で駐車場で体をくねくねともじらせる紳士である。ぐるぐると気になる物の周囲を周る。

このようにカラフトマスと自らの心と体を一体化させることによって、釣果を高めるのだ。

(`・ω・´)皆も駐車場についた際にはやってみよう。集団でやると、群れみたいで趣がある。

(編集部注:もじるとは、魚の活性が高まった際、水面で身をくねらせることを指す)。

 

集合時間少し前になると、渡し船「英人丸」が到着する。

 

毎年お世話になっている激速最強渡し船である。この昆布漁船に乗り込み、知床半島の奥地、通常人が入ることのできない場所まで乗せて行ってもらうのである。

 

釣り人は、紳士を含め7名とのことだ。

 

しかし、最後の2人が集合時間になってもやってこない。

(((((((( ;゚Д゚))))))))

 

この日の潮周りは、非常に悪く、時間がたつにつれて潮が引いていく。更にカラフトマスは日の出から1時間程度しか活性が上がらず、引き潮の場合は、群れがどんどん遠ざかっていくのだ。釣れる時間は、群れが少ない場合は、非常にわずかな時間に限られる。それは技術ではどうにもできない要素だ。

それだけに一秒も無駄にできない。「キャスト→ファイト→取り込み→しめる→キャスト」の一連の手返しは、約5分もあれば終わる。

投げたら一投目でかかるこのカラフトマス釣りは、まさに時間との勝負なのだ。

(´・ω・`)

 

あまり経験が無かったのかもしれないのでやむを得ないが、釣り船に乗る際には、できれば集合15分前には到着していたいものである。早く揃えば、それだけ早く出航してくれるのだ。

 

少し遅れて到着した2人を乗せ、船は20分遅れで「モイレウシ(旧名モイルス)」へと向かった。

 

 

 

 

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「彼」は暗闇の中、歩き続けていた。

 

いつまでも満たされない空腹を感じながら、彷徨う。

 

海岸線が見える高台から下に降りると、彼は、はたと歩みを止めた。

 

やや、白みかけてくる東の空を見つめると、風に運ばれてくる潮風の匂いが、季節の変化を知らせてくれる。

 

そろそろ、時期かもしれない。

 

川の方に行ってみよう。

 

「彼」は、そう思いながら、再び歩き始めた。

 

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強襲揚陸艇、もしくは武装移民船団の如きハイスピードで根室海峡を疾走する。

 

この渡し船は「酔わない」。紳士は乗り物酔いの世界的権威(2017世界乗り物酔いアワード受賞、2016ベスト乗り物酔いニスト受賞、2015乗り物酔いがんばったで賞獲得)だが、この船で酔ったことは無い。

おそらく、人がジェットコースターでわないのと同じ理論なのではないかと思う紳士だ。

(`・ω・´)

 

モイレウシ到着!!

(゚∀゚)ノ

 

この大きな湾は、数か所ある知床渡しの釣りポイントで最も近い。そして初心者向けである。

特にシーズン後期は、釣果が約束されていると言っても過言ではない凄い場所と言えよう。

 

紳士の伝説の愛ロッド「Lachs Swiger(ラックス・ズゥイーガー)」を到着するなりすぐに振る。

 

1投目!!

 

ほぼ、これまで3年間は、一投目で確実に来ていた。今回も来るに違いない。

 

 

目標は、館長よりも早く釣果を上げる事である。

(`・ω・´)

 

これまで過去3年間、必ずヤツは釣り場で1番竿を持って行っていた。今年こそはぐうと言わせてやる。

 

紳士のタールの如きドス黒い心が流れ出し、モイレウシの湾を黒く染める。

 

・・・・が、来ない。

 

投げたウキは、何の手ごたえも無いまま手元にまで戻ってくる。

 

この時点で嫌な予感がした。

 

過去、こんなことはなかった。

 

ルアーならまだしも、紳士が使用するのはファッショナブルな「エサ」である。

 

「切れてる君赤いか」と「むきえびぷりぷり君」(注:エサの商品名)を併せるという、オリジナルブレンド「切れてるぷりぷり君」に反応が無いとなると、これは魚がいない可能性が高い。

(((((((( ;゚Д゚))))))))

 

 

2投目、ゆっくりとウキを引っ張る。

 

だが、次の瞬間、浮きが沈む!!

 

一瞬ためらう。雑魚である小さな「ガヤ」という魚が引っ張ることもある。

 

だが、そのウキは、再び浮き上がることなく横に走り始める!!

 

右手を振り上げる。

 

ラインがビンと張り、ロッドが水面上に美しい弧を描く。引っ張られる重量感!!

 

来た!!カラフトマスだ!!

 

飛び散る水飛沫!!

 

水を叩く音が響き渡る。左手でリールを巻く、速度は上がらない。

 

重い。

 

波打ち際で暴れカラフトマス

 

それを力でねじ伏せる。

 

逃がしてなるものか!!1番竿に俺はなる!!

(`・ω・´)

 

波打ち際までくると、自らが後退し引っ張り上げる。

 

 

釣れた!!

(゚∀゚)ノ

 

カラフトマス1匹目である!!

 

眩しい銀色の鱗が、輝く。綺麗な魚だ。

 

慈しむように、カラフトマスの心を抱くと、紳士はエラに小刀を差し込む。

 

返り血が、紳士の頬を赤く染めた。

 

来た!!

 

ジジイの竿も曲がる。流石「羅臼老人会」最若手のジジイである。

(`・ω・´)

 

俺が釣るはずの2匹目をつりやがって!!

 

4畳半ほどの広さに狭まった紳士の心は、もはや他人の釣果すら許さない。

 

実際、こいつとは仲良しではあるが、釣りとなると互いに配慮はゼロである。

 

「自分が釣る事」それしか考えていない。

 

非常にドライだ。

 

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草をかき分け進むと、次第に川の音と匂いが近づいてきた。

 

だが、同時に何か動物の声がきこえる。

 

草の陰から覗き見ると、湾の周辺に数匹の生き物がたむろしていた。

 

ああ・・・二つ足か

 

この時期、この動物は平たい木のようなものに乗って海からやってくる。

 

海に向かって、魚を獲っているのだ。どのような方法で獲っているのかは分からなかったが、彼らの足元や後ろには、魚があることが多い。

 

ばらせ!!しねじじい!!からむべや!!

 

遠くで動物が鳴いている。

 

腹が鳴った。魚が欲しい。

 

一体、どれくらい魚を食べていないのだろうか?冬眠する前だ。

 

彼は、抗えない空腹を満たすため、思い切って出ていく事にした。

 

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だが、後が続かなかった。

(´・ω・`)

 

その2匹以降、上がったのはルアーマン1人のみ。他の4人はゼロである。

 

一切気配のなくなった海面に、集中力が切れていく。

 

その時、館長が叫んだ!!

 

「クマだ!!」

 

注)画像は、写真を撮影する余裕が無かったことから、合成です。現地風景と過去撮りためたヒグマ写真により、可能な限り再現しします。

 

デカい。

 

おそらく300kg級と思われるヒグマが、ぼんやりと佇んでいる。

 

館長「クマだ!!早くブツを持って逃げろや!!」

 

(((((((( ;゚Д゚))))))))

どんだけ下品なんだお前は

 

カメラを手にしようとした紳士に怒鳴る。

 

これはデカい。虚ろな目でこちらを凝視しているが、カメラ撮影時と異なり、恐怖を禁じ得ない。

 

左岸の釣り人達は、逃げる準備をはじめる。

 

だが、右岸の遅れてきた2人は、熊だと叫んでも、こちらを見てニッコリと笑っている。

リールを巻き続け、釣りを継続する。

(((((((( ;゚Д゚)))))))

 

マジか!!仮にヒグマに慣れていたのだとしても、その行為は異常だ。

カウンターアサルト(クマスプレー)も装備していないじゃないか。

知床のクマは、悪さをしない。そう思っているならば、それは間違いだ。

僕が臆病なのではない、君達はヒグマを知らない。

 

ヒグマはじっとこちらを見据え、にじりよってくる。

 

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彼は、ゆっくりと四肢を進めた。

 

目はあまりよくないので、魚の姿をを捉えることができない。

 

だが、匂いを感じた。

 

魚の匂いだ。

 

だが、その時、海の上に漂っていた白い木が、轟音をたててこちらに向かってきた。2本足が1匹、木の上に乗っている。

 

恐怖を感じた。

 

彼は全速力で山の方へ逃げだした。

 

またくればいい。今度はありつけるかもしれない。

 

そう思った。

 

そして走りながら、ふと彼の脳裏を「あの二本足はうまいのだろうか?」

 

そんな考えがかすめた。

 

だが、すぐに忘れてしまった。

 

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■あとがき

さて、1匹目!!ついにカラフトマスゲットです!!

(゚∀゚)ノ

しかし、渋い・・・

次回、業を煮やした紳士が、釣行途中での場所の変更を思い付きます!

釣り場を移動しての第2戦!!お楽しみに!!

 

いつものような戦場ロマンごっこできず

(´・ω・`)

あせっていたため、余裕がなかったです~

知床渡しの状況は、依然として非常に厳しいです

(´・ω・`)

これから行かれる方はがんばってくだされ!!

とにかく釣果をあげたいという人は、最初にフカセ。釣果を確保してから、大好きなルアーをするのはどうでしょう?

早朝の早い段階で釣らないと、釣れませぬ。

ただ、自らのポリシーある釣り人は、もちろんルアーでがんばってくだされ!!

(`・ω・´)

 

さて、午後から航空ページェントいってきます~

(゚∀゚)ノ

 

知床渡し船では、ヒグマの出現はめずらしくありません。

シーズン後期は、釣り人の魚を狙うヒグマがいつくこともあります。

必ず、ヒグマ出現時は逃げましょう。

英人丸は、釣行中見張りを行っており、緊急時は、追い払いと緊急接岸により釣り人を救出します。

しかし、100%ではありません。

万一事故が起こると、今後数十年の歴史を持つ知床渡しは終了することになります。

クマスプレー携行を!!

(`・ω・´)

 

 

 

 

 

■以下は、釣り人を中心とするヒグマ遭遇の体験談集です。この知床渡しでの遭遇も掲載されています。

(`・ω・´)シャキーン

 

 

 

 

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