神々しいまでに美しいエゾシカと夕景~野付半島(゚∀゚)ノ | ねこままんR

神々しいまでに美しいエゾシカと夕景~野付半島(゚∀゚)ノ

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薄の穂が風に吹かれ、一斉に揺れる。

 

私は、しばしその黄金色の光景を前に、身動きすらできず、ただ佇んでいた。

 

いったいどうしたのだというのだろう。

 

つい先ほどまで、私は阿鼻叫喚の木霊する戦地にいたはずだ。

 

500騎の兵を率い、馬上から身の丈ほどもある剣を(ブロードソード)高く掲げる。

 

敵兵約2万。最後の総攻撃である。

(`・ω・´)

 

 

馬上から100人を屠った。

 

だが、流れる景色の中、ふと左胸に違和感を感じ、目線を降ろすと、私の鎧を一本の矢が貫通していた

 

ほどなく、視界は暗転し、意識を失った紳士だ。

 

 

そして目が覚めると、ここにいたという訳だ。

 

 

・・・・・・・・

 

 

(´・ω・`)そうか。そういうことか・・・。

 

 

私はもう、戦わなくても良いということか・・・

(´・ω・`)

 

遠くに、兵士達の姿が見える。おお、あれは、私の盾となり死んでいった戦友たち・・・

(´;ω;`)

 

 

(((((((( ;゚Д゚))))))))

いかんいかーん!!!

 

またしても、猛烈な妄想に囚われていた紳士である。

 

紳士の戦場ロマン妄想癖は、既にステージ3

(´・ω・`)

 

回復の見込めない重度な病状である。

 

先日、誕生日を迎え、めでたく45歳のアラフィフ・・・・

(((((((( ;゚Д゚))))))))いやいや

40代も半ばを迎えたところだが、中学生時期より殆ど精神年齢が成長していない紳士である。

 

いや、むしろカッコイイ系妄想は、紳士の魂の糧であるといえよう。

(`・ω・´)

 

ここは、道東野付半島。エゾシカの聖地である。

 

 

釣りとヒグマ関連の情報収集(撮影ではなく調べもの)のため、再び知床をおとずれた紳士だが、夕刻は特に何をすることもなく、気まぐれでこの地を訪れた紳士だ。

(`・ω・´)

 

そういわれてみれば、紳士はエゾシカをキチンと撮影したことがない

 

エゾシカという存在は、カラスやキツネと同じ程度に北海道民にとってあまりにも「日常の風景と化した生物」であり、被写体として考えた事は無かった。特に、道東に単身赴任していた3年間は、見飽きるほど見るというか、むしろ交通事故リスクを高める邪魔な生物としかとらえていなかった。

(´・ω・`)

 

だが、どうだろう。

 

この角。よく見るとなんという美しい造形であろうか。

紳士も生やしてみたい

(´・ω・`)

 

満員電車の通勤時や、エレベーターの乗り降りで、ちょっと邪魔になるかもしれないし、車に乗る際も少し不便かもしれない。

いやむしろ、シャツを着る際にはどうすればよいのか?

だが、ぜひ生やしたい。

(`・ω・´)

 

 

オス鹿の、こうした立派なツノが見れるのは冬時期に限られる。

 

鹿のツノは毎年生え変わり、春になるとボロッと取れて落ちてしまうらしい。

 

近年、エゾシカ(エゾシカに限らずニホンジカも)の増加は北海道における社会問題となっている。

 

ここ野付半島にも、「囲い罠」が複数仕掛けられている。

 

これはいわゆる「シカホイホイ」であり、比較的広く囲われたスペースに入り込んだエゾシカを一網打尽にすることが可能だ。

 

課題が無いわけではないが、効率よく複数頭を捕獲できるため、近年増加している捕獲手法といえる。

 

平成28年度の北海道におけるエゾシカの捕獲(狩猟)頭数は12万頭。更に言うと、全てがジビエ料理等に利用される訳ではなく、殆どは産業廃棄物として処理されている

 

しかし、エゾシカによる農作物被害や車両事故も極めて甚大であるためなのであろうか?

「駆除」「捕殺」などの言葉に敏感な動物愛護系の人々のエゾシカ駆除への怒りの声はそれほど聞こえてこない。

 

そもそも、憤ったところで代替案など思い浮かばないだろう。

(´・ω・`)

 

一方で、紳士がライフワークにしているヒグマなどは、1頭の駆除に人々は敏感に反応する。

※(ヒグマの捕獲頭数はH29で774頭)。

 

いずれも害獣である。

(ちなみに、紳士は個体数調整のための捕殺はやむを得ないと言う考え)。

 

時に人が振りかざすヒューマニズムというものは、極めて人間に都合がよい。

野生生物との共存を真剣に考えれば考えるほど、人は「どれだけ殺すか?」ということと向き合わなければならない。

そこを置いて、「人間が勝手だ」、「人間が悪い」「人間が彼らのテリトリーを奪った」という考え方は、純粋ではあることは認めるが、あまりにも一側面しか捉えておらず、共感はできない紳士だ。人は今現在もなお、生物として他の野生生物とテリトリーを奪い合っている。

(´・ω・`)

 

 

だが、北海道の美しさの一端は、そこに住む野生生物が担っている事には間違いない。

 

ここに住むシカ達も、そんな事は知らずに、ただ毎日をひたむきに生きている。

 

 

沈む夕日を背景に、カンカンという固いものをぶつけ合う乾いた音が響く。

 

2頭のオスが戦いを始めた。

 

エゾシカ雄の戦いは、メスを奪う際であったり、テリトリーを主張するためであるという。

 

 

中々の迫力である。

 

 

アイヌ語で、エゾシカは「ユク」と呼ばれる

 

アイヌ語の中で殆どの野生生物たちは「カムイ」の名が冠され、神であるとされてきた。

 

だが、エゾシカはこの「カムイ」という名が冠されていない。

 

神と言うよりはむしろ、食べ物として神から与えられる恵みとされてきたようだ。

 

北海道においては、先史以来極めて人間の生活と密着した生き物であったことがわかる。

 

捕食者ではなく、常に捕食される側にあった生物だ。

 

 

 

見てこの目。

(´・ω・`)

 

凄い目。食いしばった口元。必死で耐える姿。

 

やっぱり生き物ってすばらしい。

 

生きている。ただそのことの美しさに圧倒される紳士だ。

(´・ω・`)

 

 

 

エゾシカさん。神々しいなあ。

 

あらゆる生物を「攻撃」するのではなく、「逃げる」ことで命を繋いできた。そして種を繁栄させてきた凄さ。

 

あらためてわかったよ。

(`・ω・´)

 

 

いやはや、エゾシカ最高です!!

北海道最高です!!

(゚∀゚)ノ

 

■あとがき

いやはや、野付半島は道東遠征の際にかなり身近だったのですが、今回初めてちゃんと撮影をしようと赴きました。

特に夕方の美しさは素晴らしいところです。

紳士は道東在住の経験が強く影響を与えたのか、やっぱり「湿原」的な風景に強く心を揺さぶられます。

この美しさ・・・・たまりませぬ!!

(゚∀゚)ノ

 

コミミズク撮影でも有名なところなので、冬はぜひカメラマンとして立ち寄って欲しいところです~。

 

最近、被写体が「エゾフクロウ」「エゾモモンガ」「ヒグマ」に凝り固まっていたような気がするのですが、改めて「珍しい」「かわいい」だけではない、北海道に生きるお馴染みの生物の美しさを捉えていこうと思いました。

 

夕景の撮影を殆どしてこなかったため、今回撮影はかなり適当になりました~

(´・ω・`)次回は反省をふまえて、しっかりと撮影したいと思いまする!!

 

ヒグマ関連記事、近々新作を発表の予定です!!

(`・ω・´)

紳士が全力で執筆する知床ヒグマ最新事情を盛り込んだ紳士の最新作!!

最近論文ぽくなりすぎていますが、そのままの路線で行きます!!

おたのしみにです!!

(`・ω・´)

 

■あとがきプラス

 

 

 

言わずと知れた2015年本屋大賞!!

上原菜穂子の作品に、まだ触れた事のない人はぜひです。

精霊の守り人、獣の奏者など、紳士はかなり大好きですし、読みやすさとしては群を抜いた才能の持ち主だと思います

(`・ω・´)

日本語もとってもきれい。絶賛オススメ!!

ファンタジー作家として名高いですが、日本人作家のファンタジーって、基本紳士はあまり好きではありませぬ。

本来、西洋至上主義な読み手です。

ただ、上原氏と、故栗本薫(特にグインサーガ)の2名だけは本物です!!

あ、なぜかどちらも女性作家だ

(´・ω・`)

 

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