冬のタンチョウ撮影!!(゚∀゚)ノ
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(`・ω・´)
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Σ(゚д゚) なんにも見えねーし!!!
毛嵐が立ち上り、霧氷が葉を落とした樹木を白く染め上げる。
幻想的な風景ではあるのだが、肝心なタンチョウの眠る姿は、濛々と立ち上る毛嵐に隠され全く見ることができない。
本来であれば、川で眠るタンチョウ達の幻想的な光景を撮影できるのである。
今年は珍しく何度も訪れたのだが、すわ!!と駆け付けた厳寒の日。むしろその寒さが足枷となるとは、思ってもいなかった。
(((((((( ;゚Д゚))))))))
気温マイナス23度。およそ人が活動することができる気温域とはかけ離れた氷点下の世界である。
ここでの長時間待機は、いつも死人が出てもおかしくないと思うのだが、カメラマン達は思いのほか強靱である。
(´・ω・`)
眼前に広がる景色に心奪われ、寒さすら忘れているのだ。
だが実は、美しい景色は眼前にだけ広がっているのではない。
自身がその美しい絵画のような世界の中に取り込まれているということに、人はなかなか気づかないものである。
(´・ω・`)
蛇行する湿原河川の美しさと、立ち上る毛嵐。
霧氷で白く彩られた樹木たち。
これが北海道の真の力である。
何度も書いているように、基本紳士は風景はやらない。
センスが無いからだ。
同様に、タンチョウも基本的には撮影しない。
(´・ω・`)
キレイという感性を得意としない紳士は(かわいいには、めっぽう自信がある)、タンチョウという美しき鳥をどのように撮って良いのか、正直イメージができないのだ。ねこマシーンが撮るタンチョウとか、マジで意味がわかんねぇ。
だが、どこかで魅かれているというのも正直なところだ。
(((((((( ;゚Д゚)))))))
水墨画みたいである。
(´・ω・`)
ただ、それでも、遠くから響いてくるタンチョウの声には心ゆさぶられる。
タンチョウの鳴き声を聞いたことがあるだろうか?
その声は、とても切ない。
紳士には、とても悲しく、切なく聞こえる。
この凍てついた世界で、響き渡るタンチョウの声に、心動かされない人はきっといないはずだ。
いつまでも、タンチョウから逃げてはいられないと、モモンガ撮影の合間に、一度ちゃんとタンチョウを撮影してみたいと思った紳士である。
(`・ω・´)
先ほどの「音羽橋」をねぐらとするタンチョウ達は、日が昇り切ると「伊藤タンチョウサンクチュアリ」という給餌を行う施設に飛来する。
本日は、2時間ほどをかけて、ここでタンチョウを撮影したい。
氷点下の冷え込んだ朝、タンチョウの吐く息は白く輝くと言う。
(`・ω・´)
一度も撮影したことのないその姿を捉えてみたい。
第一群が飛来するまでに、相当の待機時間を要した。
(´・ω・`)
タンチョウ達は、寒すぎたのかなかなか、この撮影地まで飛来してこなかった。
だが、飛来するその大きな姿は、優雅で、稀有な美しさを纏う鳥であることに間違いはない。
油断すると、後方からも飛来する。
うお!!Σ(゚д゚) などと叫びつつ、シャッターを押す紳士。
実は、ここタンチョウサンクチュアリへのアプローチは、飛来だけではない。「徒歩」でやってくるタンチョウ達も存在するというのだから驚く。
(((((((( ;゚Д゚))))))))
優雅に飛んでくるのかと思いきゃ、トボトボと林の中から現れる個体も存在するのだ。
(´・ω・`)
だが、被写体としてはデカくて助かる。
いつも、数十センチのモモンガなどを撮影していると、そのデカさは正義とも言える。
(`・ω・´)
綺麗だなあ
(´・ω・`)
撮りながら言葉がこぼれる。
だが、なんというか、雪の白とタンチョウの白の理解ができていない。
(´・ω・`)
上手く表現できぬ。
着地すると、タンチョウ達は一斉に上を向き、高らかに鳴く。
そこに何の意味があるのであろうか?
(´・ω・`)
「いぇ~い!!」とか言っているのであろうか?
白く吐いた息は、澄んだ空気の中に一瞬白い煙を描き、そして鳴き声の残響と伴に消えていく。
大昔から、こうして鳴き交わしてきたんだろうなあ
(´・ω・`)
ふと、「鶴の恩返し」という物語を思い出す。
罠にかかった鶴を助けた老夫婦の家を、突然若い娘が訪れる。
そして、その娘は美しい織物を作ってくれ、高値で売ることができた。
織っている姿は、決して見てはいけないと言われたものの、老婆はどうしてもその姿が見たくて、タブーをおかしてみてしまう。
そこには、自らの羽毛を抜き、美しき織物を織る鶴の姿があった。
自らが鶴であるとの姿を見られた娘は、老夫婦の家を去っていく事を余儀なくされた。
世界中に存在する、「見るのはタブー」系の寓話の一つである。
だが、人はその美しさに抗えない。
そんな人の気持ちが、鶴の恩返しには潜んでいるのかもしれない。
人の理性、自制心をも狂わす美しさ。
だから、カメラマン達も、多くがここでタンチョウに魅せられている。
(´・ω・`)
1924年、それまで絶滅したとされていたタンチョウは、ここ釧路湿原で存在が確認され、有志達の努力によって生息数を伸ばしてきた。
現在は1,500羽を超えている。それは、地元の人々の血を流すかのような努力のたまものであると言って良い。
しかし、現在は依然絶滅危惧種ではあるのだが、個体数増加による農業被害や、交通事故なども、無視できない程の増加となってきている。
このため、環境省では将来的な給餌の取りやめなども検討しているようだ。
かつてタンチョウの個体数が減少し、絶滅まで追いやった要因は、人間の乱獲などがあげられる。
(´・ω・`)
今度は、増えてきたので、給餌をやめるという。
冬場の給餌場が、タンチョウで賑わうのは、もちろん自然界でのエサの確保が困難だからだろう。
その現状が変わらない中での給餌取りやめは、一定個体数は死ねと言っているのと何が違うのだろうとも思う。
(´・ω・`)
人の都合で、増やされたり、減らされたり。
タンチョウはどう思っているのだろう?と思う紳士だ。
だが、人の生活域を害せずに、個体数を無限に増殖させるソリューションがあるのかと問われれば、僕も黙らずにはいられない。
(´・ω・`)そんなものはない。
結局、ヒューマニズムとは、自己の生活を脅かさない(経済活動を阻害されない)範囲内で発揮されるものでしかない。
そんな風にも思えてくる。
でもただ一つ言えることは
この鳥は、美しく、気高い。その清廉な美しさに、人間は心洗われ、無条件に魅せられていく。
純粋な愛の姿とか、そうしたものに、人は魅かれるんだろうなあ。
(´・ω・`)
それは憧憬であったり、自らの姿と重ねたりと、それぞれの想いは少しずつ違うのだろうけども。
(´・ω・`)
紳士の勝手な希望を言うと、タンチョウは道東の鳥でいて欲しい。
その自然の中で、その美しさを伝えて欲しい。
そう思う。
今は、道北や道央、胆振などにまで生息域を広げているタンチョウだけども。
やっぱり、僕が見たいタンチョウは、釧路湿原で、釧路の湿原河川で懸命に生きる姿だ。
出勤前の早朝、釧路の蛇行する湿原河川でルアーを投げ込む。
その時、響いたタンチョウの鳴き声と姿が忘れられない。
わぁ、タンチョウだ。
そんな贅沢な時間を、すごさせてもらったあの頃が懐かしく、とてもいとおしい。
(´・ω・`)
いやはや、タンチョウ最高です!!
(゚∀゚)ノ
■あとがき
いやはや、なんともタンチョウ撮影は、風景ともいえるほど待機時間が必要な撮影です~。
なぜって、タンチョウは大量にいるのだけども、わちゃわちゃいすぎて、二羽だけの瞬間を撮影するのに、かなり待機しなければなりません。
紳士は他の被写体に移動しなければいけないので、所用2時間半程度。
やっぱりなんとなくタンチョウ撮影は、「風景」に似た撮影だと思いました!!
さて、次回はおまちかねのももん!!
(゚∀゚)ノ
紳士、もったいぶらずにモモン書けよというファンの皆様!!
応えましょう!!全力で!!
(`・ω・´)
紳士が全力で書くという事は、読者の皆様にも相応の覚悟を強いることになります。
耐モフスーツ、耐モフシェルターの準備は万全ですか?
まだまだ紳士のももんは終わりませんぞ!!お楽しみに!!
(゚∀゚)ノ
先日のちこマシーンの記事。暖かいコメントをインスタ、ブログともにたくさんいただきました。
(´;ω;`)
本当にありがとうございました。全て目を通し、何度も読み返しています。
いつもコメントをいただいている人や初めての方のコメントはもちろん、なつかしい方のコメントうれしす!!
(´;ω;`)
紳士ともども、ちこマシーンのこれからの活躍を見守ってくだされ!!
ブログにも、たまーに出るかもです!!
(゚∀゚)ノ
■あとがきプラス
パパはわるものチャンピオン
400円
Amazon |
紳士、プロレスとか嫌いです。
(´・ω・`)
なんか、むさい長髪の筋肉っぽいオッサンが、汗まみれで「ガー!!」とか咆えるのとかムリです。
ですが、アマゾン評価信者の紳士が、異様な高得点に魅かれて、アマゾンプライムでついつい見てしまいました。
yahoo映画評価でも4.3。これはかなり高い方でしょう。
もともとは、絵本だったようで、非常に分かりやすいストーリー。
小学生の主人公のお父さんは、自分の職業を教えてくれません。
実は、プロレスのヒール(悪役)。ゴキブリマスクをやっています。
いつも卑怯な手を使い、エースを苦しめる役です。
ですが、実はかつてはエースであり、10年前の左ひざ負傷を機にヒールに転向したと言う過去。
ひょんなことから、主人公はお父さんがゴキブリマスクであると気付いてしまいます。
悪役のお父さんを嫌う主人公。
ですが、そんなお父さんに、プロレス最強を決めるトーナメント、「Z-1グランプリ」への参加が決定します。
もうね。紳士号泣です。
(´;ω;`)
シナリオは、予定調和を基調としつつ、それでも当たり前では終わらせません。ちゃんとひねります。
ラストの試合でのお父さん入場シーン。
超胸熱。なにこれすごい。超かっこいいんですけど。
漢の美学って、こういうものだと。演出の究極系の一つだと思いまする。
(´;ω;`)
プロレスとか嫌いでも、「ねこままん」が好きな人は、ぜひ見て欲しい作品です。
損はしないと断言できます。多分、「ねこままん」読者は絶対に楽しめるはずです!!
ちなみに、お父さんをはじめ、現役のレスラーが演じています。
それは、通常の演技力と言う意味では、一流の役者と比べ圧倒的に劣るものだと思います。
ですが、それは決してこの作品の価値を1ミリも貶めるものではないと、紳士が保障します!!
紳士、2回見てしまいました。これは異例中の異例です!!
(`・ω・´)素晴らしいエンターテイメント!!紳士大絶賛91点!!
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