エゾフクロウ幼鳥撮影記(第3話)~巣立ちはいつだ??追い続けた3週間(゚∀゚)ノ | ねこままんR

エゾフクロウ幼鳥撮影記(第3話)~巣立ちはいつだ??追い続けた3週間(゚∀゚)ノ

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(`・ω・´)

 

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※注意!!この記事には、猛禽類であるエゾフクロウが、主食であるネズミを捕食するシーンがあります。それもまた、野生動物の本当の姿であると考えているため、特に修正などなく掲載しています。

そうした画像が嫌いな方は、視聴をご遠慮願います。

 

 

 

「エゾフクロウの巣立ちを見守る」

言葉にすれば、たった一行だが、それを実現するには経験、努力、忍耐力、判断力、行動力、運、縁、そして「情熱」

本当に様々な能力を必要とする。

 

エゾフクロウが巣立ち(幼鳥が樹洞から出る。そして二度と洞にもどらない)するのは、1回だけ、しかもほんの一瞬。いついつそれが行われるかは、どんなに研究を積んだ人でも分からない(ある程度予想はできる)。

その瞬間は朝かもしれないし、昼かもしれないし、夕方かもしれない。真夜中かもしれない。

分かっているのは、24時間のうち、いつかの瞬間で巣立ちするだろうということだけだ。

 

もちろん、何もない中でいきなり幼鳥がびょんと穴から出るという事は無い。

最初は1日に1~数回穴の奥から微かに顔を覗かせ、そしていつしか次第に顔全体を出すようになり、上半身を出し、全身を出し、そしてやがて巣立ちする。

 

これも文章にするとあたりまえなのだが、重要なのは「僕に与えられた時間は平日早朝1時間+土日の時間」に限られるといことである。

その時間に巣立ちしなければ、僕はエゾフクロウの巣立ちを見ることができないし、撮影もできない。

(´・ω・`)

 

だが、限りなくその「巣立ちの日」を予想できる方法が一つだけある。

 

「毎日見続ける」ことである。

(`・ω・´)

 

紳士のホームとも言うべき樹洞。

 

おそらく、道央圏内のバーダーで知らない人はいないほどメジャーなポイントである。

 

最初は、まずここに「親が餌を運んでいるかどうか?」の確認から始まる。

エゾフクロウが巣立ちするのは、孵化から45日程度。

例年5月末頃に巣立ちする事を考えれば、5月には親が餌を樹洞に運んでいるはずである。

 

最初に赴いたのは、GW中。当然、カメラマンは誰もいない。

それから毎週末。まずは、親の確認から始めた。

 

 

来た。お父さんである。

 

4年間、エゾフクロウの撮影を行ってきた。まだまだ駆け出しのレベルだが、撮影回数はそれなりに行っている。

動くものを逃さない自信はあった。

 

フクロウは、羽音を立てない。

それだけに、飛来を確認するためには、「眼を広角にし、絞りをF10程度にする」というマニアックな設定を自らに行う。

誰かと話していても、その人に焦点を当てることをせず、フィールド全体を見るように努める。

そうすると、飛来する物体を逃すことは無い。

更に、スピリチュアルな言い方になってしまうかもしれないが、フクロウがいる時は、「気配」を感じるようになる。

自分自身にそんなことができるようになるとは、夢にも思っていなかったが、おそらくこれを読んでいる一定以上の経験値を持つ「フクロウカメラマン」は、きっと首を縦に振るはずだ。

人間の持っている感覚とは、自分が思っている以上に凄い。

そして認識するのだ。「僕もまた動物だ」と。

 

嘴には、狩ったばかりのネズミ

「いやあああ!」という声が聞えてきそうだが、エゾフクロウは「ねずみ」をはじめとする齧歯類を食べるものである。

あのモフモフでかわいい幼鳥もだ。

野生動物を撮影する醍醐味とは、生き物として種を繋ぐための執着と、「喰う」「戦う」ことで命を繋ぐ様を克明に切り取ることだと思う紳士である。それが「野生動物カメラマン」だ。

(`・ω・´)

 

樹洞でのエサ受け渡しを確認。

(`・ω・´)

 

明らかに、今年もこの樹洞で雛がかえり、成長している

 

そして、確認の日々ははじまった。

(´・ω・`)

 

早朝3時起床。4時に森に入り、4時半に現地に着く。

24時間のうち、撮影を許された1時間程度で、何か動きがあるかは微妙だ。

だが、可能性はゼロではない

 

ゼロではないならば、行く価値はある。

(`・ω・´)

 

それは、サラリーマンをしている人ならば、ある程度過酷さが分かると思われる。

帰宅すると20時。風呂に入り食事をすると21時は軽く超える。

雑事をこなして布団に入ると、睡眠時間は4時間~5時間。

それを毎日続け、早朝出勤前に森に入る。

 

僕は、人から聞いた話を(もちろん有難く)参考にはするが、ファクト確認は、自分の目で行わないと気が済まない。

もちろん、今まで数年間撮影してきた事から、ある程度の信用できる人脈はある(自分から広げようとは一切しないが)。

その情報を頼ってもいい。

だが、それでは、フェアな戦いとは言えない。

(´・ω・`)

 

今シーズン、僕が見ている限り、紳士を除く2人は早朝3時すぎから毎日「ただひたすらに」純粋にエゾフクロウの幼鳥を追っていた。

そのひたむきな姿に、感動すら覚えた紳士である。

(´;ω;`)

 

 

昨年1番子の巣立ちは、5月26日の朝。2番子は28日。2017年は、5月29日の夕方だ。

 

だが、今年は全く出てこない。

(´・ω・`)

 

5月も下旬を回ると、幼鳥の目撃情報が飛び交うが、どうやらこの子は「午前4時頃または午後5時以降」という「ねこマシーン」泣かせな時間に活発に活動しているようだ。

(´・ω・`)

 

どうも夕方の方が動きが良い。

紳士の待機時間では、殆ど見ることができなかった。

 

 

ようやく紳士が撮影できたのは、6月1日(土)早朝。異例の遅さである。

(´・ω・`)

 

樹洞の奥から覗く不安そうな眼差し。

 

顔全体を出すわけではない。穴の奥から覗くさまは、巣立ちまでまだ3~4日はあると思えた。

 

 

6月1日(土)夕方。運動会後に赴くと、少し動きは出てくる。

 

だが、一向に朝の時間では確認ができない。

 

今年は遅い。

 

既に紳士が知るポイントの5か所の巣立ちは確認できた。だが、肝心なホームがこの調子である。

 

6月2日(日)、道東遠征の帰りに立ち寄った近くに或る別の樹洞では、幼鳥の動きが活発化し、全身を出している。いつ巣立ちしてもおかしくない。

細胞分裂でぷちっと2体に別れたくなる紳士だ。

どちらの樹洞を優先するかは、判断でしかない。

交互に確認を続ける。

(´・ω・`)

 

この頃、紳士の予想は「1羽」しかいない。と思っていた

雛が1羽の場合は、親鳥が巣立ちをせかす必要もなく、安全な樹洞で十分に時間をかけ、大きくしてから巣立ちさせるのだ。

 

だが、知人の写真報告により、なんと2羽が確認された。2羽同時の顔出しがあったようである。

紳士の予想は良い意味で外れた。まだまだフクロウカメラマンとして未熟である。

(゚∀゚)ノ

 

そして6月4日(火)の夕方。ホーム樹洞での1番子の巣立ちが確認された

友人達からの連絡で、それを知った「ねこマシーン」である。

(´・ω・`)

残念だが、縁がなかった。紳士が見れる時間ではなく、あとは2番子にかけるしかない

 

 

 

翌朝6月5日、天気が悪い中樹洞を訪れると、巣立ったばかりの1番子がまだ樹洞の近くにいた。

 

暗くてノイズがひどい。

(´・ω・`)

 

だが、天気だけはどうすることもできない。

 

 

 

重要なのは、2番子がいつ出るか?である。

(´・ω・`)

 

ここからは、予想と判断でしかない。

1番子~2番子の巣立ちは2日程度間が空く。あまり間をあけると、それだけ1番子を外敵に晒すことになり、親鳥達は2番子の巣立ちを急がせる。

 

紳士の予想は6月6日(木)明日だ。今日は天気が悪いため、おそらく出ない可能性が高い(雨の日は出たがらない)。明日は快晴予報。

この日に賭け、1日だけ休暇を取ることにした。

 

 

餌を運び終えた夫婦が、いちゃいちゃする。

(´・ω・`)

 

 

良く行われるのだが、見ていて驚くほどいちゃいちゃするのだ。

(´・ω・`)

 

 

その姿を茫然と見つめる幼鳥。

 

(((((((( ;゚Д゚))))))))

 

い、いや、お父さんとお母さんが仲が良い事は良い事なのだよ。

 

アツいわ~

(゚∀゚)ノ

 

 

 

さて、次回ついに紳士が2番子の巣立ちを捉えます!!

(゚∀゚)ノ最強のモフをお楽しみに!!

 

■あとがき

いやはや、今年のホームは非常に厳しい戦いとなりました。

(´・ω・`)

今回はあまり良い写真が無いですが、次回に期待してくだされ!!

 

 

■あとがきプラス

 

 

久しぶりに時代物を読んでいまする~

(゚∀゚)ノ掛け値なしに面白い!!

ハマりちうです。

 

時代物といえば、メタルではやっぱり「陰陽座」!!

(゚∀゚)ノ時代つながりで、久々にヘビロテちうです~

 

やっぱりカッコいい!!もともとアニソン的なエッセンスを持っていましたが、昨今それも板についてきたように思えまする~

(゚∀゚)ノでもしっかりメタルしていますし、Vo黒猫氏のVo歌唱力は超絶。歌謡曲風、メタル風、演歌風、JPOP風などいろいろ器用に声を変えれます。気になった人は他も探してみてくだされ。

紳士が好きなのはやっぱり「甲賀忍法帖」である!!

 

 

 

久しくやっていなかったアサシンクリードオデッセイを再開!!

(`・ω・´)

スパルタの生き様を追体験!!

アサシンクリードは、やっぱり歴史の勉強にもなって素晴らしい!!

没入感ハンパなし。

 

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