エゾフクロウ幼鳥撮影記~(第4話)ついに巣立ちの瞬間!!(゚∀゚)ノ | ねこままんR

エゾフクロウ幼鳥撮影記~(第4話)ついに巣立ちの瞬間!!(゚∀゚)ノ

 

ランキング参加中です!!幼鳥撮影期間に入り、テンションがマックスな

紳士をぽちっと応援!!

(`・ω・´)

 

にほんブログ村 写真ブログ 野鳥写真へ
にほんブログ村

-------------------------------------------------------------------------------------------------

注意)この記事には、エゾフクロウが捕食したネズミを食べるシーンがあります。野生生物の本来の姿を切り取るというのが紳士の考えの為、一切修正を行わず放送します。

そうした画像が苦手な方は、どうぞ視聴をご遠慮願います。

(`・ω・´)

4話続けたエゾフクロウ幼鳥シリーズ、堂々の完結です!!

 

 

6月6日(木)、晴れ予報を裏切り、朝は曇り。

先に巣立った1番子は、樹洞を離れ、奥の木の高い位置に移動していた

(´・ω・`)

 

1日で、幼鳥はかなり移動する。そして葉が生い茂り、撮影しにくい木の上の方へ移動してしまうのだ。

 

それだけに、エゾフクロウ幼鳥の撮影では、「巣立ち」の日に立ち会えるかどうかで結果は大きく変わってくる

しばらく経って狩猟学習期に入れば、また別の場所で至近撮影ができる可能性もあるのだが、その頃のモフ感は現在とはかなり異なる。

(´・ω・`)

それは成長過程を見るうえで、とても素晴らしいのだが、やはり巣立ちたてのモフ~巣立ち後1週間のモフを撮影したい。

 

親鳥がネズミを運んでくる。

 

朝食の時間である。

(`・ω・´)

 

 

近くの枝にとまると、1番子が近寄ってくるのを待つ。

決して甘やかさない両親である。

一生懸命羽をバタバタさせ、親元に近寄る幼鳥。

 

 

そして美味しそうにねずみを食べる。

 

 

幸せそうに食べる幼鳥。

やはり、食べる時が最も幸せを感じるのかもしれない。

 

そんなことをよそに、紳士は、親モフの足のモフ感と、幼鳥の足の少しハゲたモフ感に悶絶する。

(´・ω・`)もはや、フェチになっている。

 

 

全部はあげず、残りを2番子へ運ぶ。

急降下する親フクロウ。

 

2番子へ餌を運ぶ

 

 

 

だが、一瞬穴の中に入れたように思えたものの、すぐに取り出し、再び飛び去る。

エサ量を減らしているのかもしれない

巣立ち時期は、エサ量を減らし敢えて空腹状態にさせ、子供が巣立ちするのを促すのだ。

 

 

夫婦で餌の受け渡しを行う。

子供ファーストではあるが、もちろん自分たちも食べなければならない。

 

エサの受け渡しを終えると、再び飛び去って行く。

 

 

 

 

中々に見ごたえのある瞬間である。

(´・ω・`)

 

何とか正面顔の飛行シーンも撮影することができた。

 

だが、肝心の2番子は1度も顔をだしていない。

(´・ω・`)

 

やはり、今日じゃなかったのか・・・

(´・ω・`)

 


(´・ω・`)仕方ない、ダメなら今年は縁がなかったということだ。

 

昼に入ると、幼鳥、親鳥ともに全く動きがなくなる。

(´・ω・`)

 

天気予報通り晴れてはきたものの、動きが無くては何の意味もない。

 

ただ待つのみである。

 

動きが出てきたのは夕方近く。

 

15時半を回ったころだ。太陽はやや傾き始め、逆光の時間に入る。

 

親鳥が飛来する。新緑の中でエゾフクロウを撮影できる最高の瞬間である。

 

僅かに鳴いている。雛を呼んでいるのだ。

 

 

 

樹洞に動きが出る。僅かに頭を出す幼鳥。じれったいくらいの動きだが、興奮は最高潮に達する。

 

来た!!!

 

通常これまでは、午後6時過ぎにならないと顔を出さなかったハズだ。今日は早い。

 

巣立ちへの期待が膨らむ。やはり今日なのか?

(´・ω・`)

 

 

にゅっと顔出しする二番子。

 

逆光が凄い。

 

だが、そんなことはどうでもいい。

 

やっと・・・やっと会えた(´;ω;`)

 

 

不思議そうに外の世界を見つめる。

 

樹洞の下には、30人超のカメラマンが並んでいる。これでも平日だけに少ない方だ。

休日だったら、3桁のカメラマンがひしめく。

それまで続いていた人々の喧騒が止み、全員が固唾をのむ。

 

鳥の声と風の音、そして風でゆらぐ葉のザーっとした音だけが森に響いていく。

時折シャッター音が鳴る。

 

 

不思議そうに下を覗き込む幼鳥。

 

ふわふわでモフモフ。巣立ち期のモフの魅力は、その儚さにある

 

触ったら壊れてしまいそうな繊細なモフ。

 

 

ゆっくりと、ゆっくりと体を出していく。

 

親鳥が、丸々としたごちそうを運んできた。

 

幼鳥にも見えている。

 

 

 

周囲に高濃度のMOFが充満し、何人かがキュン死で倒れる。

 

ぽやぽやの羽毛に、人類は生身で耐えることができない。

 

 

ちっこいなぁ

(´・ω・`)

 

待ってたんだよ。君に会えるのを。

 

去年からずっと。

 

毎日通ったよ。もうちょっと朝に出てきて欲しかったなあ。

 

でもいいんだ。そんなことはもういい。さぁ、一歩踏み出すんだ。

(`・ω・´)

 

 

大きな口をあける。

 

鳴いている。

 

あくびなのか?ペリット(咀嚼できなかった骨などを塊にして、ねこの毛玉のように吐き出す)を出すのか?はたまた親鳥を呼んでいるのか?

 

その時、親鳥が飛来した。

 

 

 

飛来した親鳥が、幼鳥にネズミを与える。

 

巣立ちの前にエサを与えるシーンは、紳士も初めてである。

 

慌てて動画モードにしたたため、途中ピントが合わない。

 

まさかの丸呑み(((((((( ;゚Д゚))))))))

体を縦にゆすり、ネズミをごくりと飲み込む。

これは凄いシーンだ。

幼鳥が小さい時期は、親鳥は細かく砕いて与える。だが、成長するにつれ、基本的には1匹まるごと与えるのだ。

 

これを機に元気もりもりになる幼鳥

 

「オッス!オラ飯食って元気になってきたぞ!!」という悟空を彷彿とさせる状態である。

(((((((( ;゚Д゚))))))))

まぢか。出る、今日絶対出る。

 

 

 

うおおおおお

(((((((( ;゚Д゚))))))))がんばれ!!がんばれ!!元気玉なら送るぞ!!

 

 

そして、その瞬間は訪れた

 

6月7日午後18時16分。

 

 

 

 

2番子は、一瞬僕の方を見た。

 

「じゃあ、行ってくるよ」

 

そんな表情に見えた。その姿と表情を決して忘れない。

 

振り返らずに、安全な樹洞を後にする。頼りなく見えるが、その歩みは力強い。

 

 

守られた空間から一歩踏み出す。

 

きっと、読者の皆にもそんな瞬間があったのではないだろうか?

 

それは、振り返ると「そう言われてみればあの時だったのかも」と、思い出す程度のものだ。

 

エゾフクロウにとっても、同様かもしれない。

 

だが、人間を含め全ての野生動物にはその瞬間がある。

 

自らの意志で一歩踏み出す

 

それは自由を手にした時でもあり、そして同時に自らの責任でリスクを背負った瞬間でもある。

傍から見れば、なんてことは無いシーンだが、生き物の大きなターニングポイントとなる。そうしたシーンである。

 

 

これは、君の物語だ。

今始まった、君の物語をファインダー越しに僕は見ている。

どんな物語になるんだろう?

 

どんな物語でも、同じ物は二つとない。

 

 

 

敵は多いさ。

(`・ω・´)

 

そりゃ人間だってそういうものだ。だが、乗り越えて欲しい。

上手くいくこともあるし、そうじゃない時もあるだろう。

だけど、生きている限り、乗り越えなきゃならない。

 

いっぱいの不安と、それ以上の期待とわくわく。

 

頼りなげな瞳から、そんな感情が伝わってくる。

 

時計の針は、今回り始めた。

 

 

エゾフクロウの撮影をはじめて、4年になる。

まだまだ駆け出し。だけど、紳士が最も力を入れている被写体だ。最近はヒグマ撮影の方がクローズアップされがちだけど、僕が撮影して幸せを感じるのは、やっぱりエゾフクロウ。特にこの幼鳥。

 

最高すぎる被写体の、最高の瞬間に立ち会う。

その喜びをかみしめる。

 

 

 

もし、読者が、紳士の記事を機にエゾフクロウに興味を持ってもらえたら、とてもうれしい。

未だに、エゾフクロウの生態を克明に記録した、そうした文献は無い。

だから、その一端を担えれば、それはブロガーとして、カメラマンとして本望な話である。

 

とても賢くて、とても輝いていて、とても可愛い。

森の奥にひっそりと住む、「人を幸せな気持ちにさせる鳥」。それがエゾフクロウだ。

 

不思議一杯のこの生き物をぜひ知って欲しいのだ。

 

 

いやはや、エゾフクロウ最高です!!

強く生きろ!!(゚∀゚)ノ

 

 

■あとがき

いやはや、これで一応の「巣立ち幼鳥」撮影を終えます。この後の撮影は、今年は撮影できるかは微妙です。

(´・ω・`)

でも、今年も巣立ちに立ち会えてよかった。すっかりやる気をなくしていたカメラ撮影に火を入れてくれたのは、やっぱりエゾフクロウでした。

梟の神様に感謝です~。

 

平日だったことから、きっと見たくても見れなかった、行きたくても行けなかったカメラマンも多いと思います。そのため、珍しく動画撮影を優先しました。

紳士の記事で感動の共有をしていただければ幸いです。

 

今年も現地でご一緒させていただいた全てのカメラマンに感謝です。

いつも毎日早朝から張り付いていた女性。そしていつも無口で物静かな男性。動画とドローンのプロおじさん。お医者さんのおじさん。早朝情報と夕方情報を毎日交換したご夫婦、いつも、リアルタイムで情報交換した某親子、いつも某所に居たフクロウの声でいろいろわかるフクロウ博士。紳士を「ねこマシーン」と見破った女性、歩きにくい道を歩きやすくしてくれたおじさん。ピザ宅配話で盛り上がった某氏。そしてモフ弟子KEN。

最高に楽しい時間をすごさせていただきました!!本当にありがとうございます。またモモンガの時に会いましょう!!

(゚∀゚)ノ

 

体力は限界を使いました。紳士も45歳。最近体力的に若い頃のような無理が効かないと、今回の撮影で身に染みたところです~

(´・ω・`)この期間、マジでへろへろでした。

 

 

■あとがきプラス

 

 

 

エゾフクロウ エゾフクロウ
30,741円
Amazon

 

 

 

 

 

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------

ランキング参加中!!

エゾフクロウ幼鳥最高でした!!とぽちっとクリックで紳士を応援!!(゚∀゚)ノ

 

にほんブログ村 写真ブログ 野鳥写真へ
にほんブログ村

 

 にほんブログ村 釣りブログ 北海道釣行記へ
にほんブログ村