もふ!エゾフクロウ幼鳥撮影!!~ヒナ確認編~(゚∀゚)ノ
紳士、ついにモフ撮影スタートですか!(゚∀゚)ノとぽちっと応援!!
紳士!!カレイなど釣りもがんばってますね!!とぽちっと応援!!
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
色彩のないモノクロームの冬を超えて、木々の芽が一斉に芽吹きだす。
春だ
生きるもの全てを拒むかのような厳しい冬を超え、日本列島の最北にもついに春が訪れようとしていた。
春は新しい生命が芽吹く季節でもある。
エゾフクロウ幼鳥。
紳士がはじめてエゾフクロウの幼鳥を撮影したのは2016年。カメラに夢中になるきっかけとなった被写体である。
(`・ω・´)
それ以来、紳士の被写体ランキングでは、エゾモモンガを抑え堂々の1位に君臨し続けている。
毎年100時間を超える時間を費やし、体力と持てる時間の全てをこの季節に注ぎ込んできた事は、長年の読者であればご存じの通りだ。
メイン中のメイン被写体である以上、毎年の目標がある。
それは、「子育てから巣立ちの瞬間~巣立ち後まで一貫した観察を行い、データの蓄積とフクロウの生態への理解を深める」というものである。
(`・ω・´)
一般的なカメラマンと異なるところは、写真として映える「並び(幼鳥がたくさん並んでいる様)」などに興味が無く、親子兄弟とのコミュニケーションや、食事、外敵との戦いなど、生き物としての活動の特徴的なシーンを目撃したいという願望が強い。
フクロウ幼鳥ポイント5か所を巡回し、確認する。
この時期、カメラマン達は連携し、互いに情報の共有を行う。ありがたいことに、紳士にも知人カメラマン達から北海道全域の状況がリアルタイムで入ってくるのだ。
道北の方では顔出しが始まっている様子だが、あの場所は足場も悪くダニの危険性もある。
(´・ω・`)
遠いしパスした紳士である。
最も信頼できる情報は「自分自身」である。もちろん、週末カメラマンである以上、無駄な行動をしている暇はない。
今年は工事などにより、一般施設のある幼鳥撮影ポイントなどでは立ち入りが禁止されるなど、昨年ほど自由な状況ではない。
メジャーポイントでは、道北で3か所、道央で5か所、道東で3か所、営巣の可能性が指摘されていた。
ふむ(`・ω・´)
メジャーポイントの一つに辿り着き、樹洞を確認する。
何の動きもない。土曜日だというのに、カメラマンは一人もいない。ここはダメなのだろうか?
(´・ω・`)
だが、近くの木にお母さんフクロウを確認。目線は樹洞をしっかりと見つめている。少し離れたところに、お父さんフクロウの存在も確認した。
両親が樹洞近くに存在し、目線は樹洞を見据えたまま動かない。
((((;゚Д゚))))
なんということであろうか。
これは、ヒナの巣立ちが近い事を意味する。絶対樹洞の中にはヒナがいる。
メジャーなポイントだけに、数人の地元カメラマンが入れ替わり立ち代わり訪れる。
地元カメラマン達は、営巣は確認できていた。しかし、意外なほど昨年のデータを詳細に把握しておらず、また幼鳥の姿は誰も確認できていないという。皆、すぐに帰っていく。
いやいや、間違いなく近い。エサ運びや外敵襲来などのイベントがあれば、幼鳥が顔出しする可能性は極めて高いのだ。
(`・ω・´)
その時、カラスが飛来し、樹洞へ向けて鳴き始める。
ヒナの存在を分かっている。カラスたちにとって、エゾフクロウのヒナは最高のごちそうである。
(´・ω・`)
すかさずお母さん出撃。カラスを追い払い、樹洞に入る。
(`・ω・´)
すっぽりと樹洞におさまるお母さん。
(´・ω・`)あらかわいい。
が、次の瞬間、衝撃的な光景が紳士の目に飛び込んでくる。
お母さんのすぐ横に、モフモフの物体が!!!
((((;゚Д゚))))キターーーーー!!
幼鳥確認である!!
(`・ω・´)
まだあどけない、顔出し期の幼鳥。
だが、見た限り大きく成長しており、顔つきもしっかりしている。
(`・ω・´)
お母さんが縦長の樹洞を登り始める。
ふむ。なかなかの美人おかあさんである。
(´・ω・`)
お母さんの下で、こっそりと幼鳥技「家政婦」を繰り出すモフっ子。
(´・ω・`)
あらやだしんでる~と市原悦子風のセリフが聞こえてきそうな勢いである。
その後、夕方になるとモフの動きは無く、樹洞の奥に引っ込んでしまった。
(´・ω・`)
次々とくる地元カメラマンに、顔出しを開始したことを伝える。
モフ情報は、隠すのではなく伝えるべきだ。野生動物カメラマンは、「人が増えると動物への影響が云々」と言う人が多いが、現在まで紳士が見てきた中で、エゾフクロウに関してそんな事例は一度もない。
100名近いカメラマンがいても、普通に子育てを行い、成長させていく。
「木をたたくなどの悪いカメラマンがいた」「悪いカメラマンのせいで育児放棄した」「ヒナが死んだ」などの噂が毎年飛び交うが、その大半は自分の写真の価値を高めたい人々のエゴが生み出したフェイク情報である。何が嘘で何が真実か?を冷静に見極められない人々は、逐一それらを聞いて心乱されていく。
「地元の人々が守っている」とはよく言われる言葉だが、それは「地元民で独占する」と同義であったりするから面白い。
(´・ω・`)
一方で、某神社などでは今年工事のため撮影が禁止された。理由は昨年工事中の現場にまで入り込み撮影したというカメラマンがいた。これが神主一家の怒りを買い、立ち入りを禁じたということだ。だが一方で神主さんは新聞やニュースに神社名入りでフクロウの存在を流すなどしていた経緯もあり、招いた事態の真因がカメラマンだけにあったとは思わない紳士である。
(´・ω・`)
人が野生動物をめぐって巻き起こすトラブルの数々は、数限りない。いずれこうした事について記事にまとめたいと考えている紳士である。
だが、何がダメで何が悪いのか?向き合い方に統一的ルールがない以上、人の行動制限には限界がある。
達観しているようだが、紳士はこうした事に憤ったり嘆いたりしたところで何も変わらないという考えだ。労力を費やすだけ無駄である。
多くの人がこの最高の生き物(モフ)を見ればよい。
(`・ω・´)
翌日、ヒナの動きは更に活発化した。
樹洞の形状から見えるのは一部だが、ほぼ「全身出し」と言って良い状況である。
(´・ω・`)
紳士の統計データによると、エゾフクロウ幼鳥は顔出しを始めてから約5日で巣立ちをする。
昨日が顔出し初日と考えれば、木曜日には1番子が巣立ちする可能性が高いと考えた紳士である。
(`・ω・´)
継続確認すると、中で顔出しが入れ替わったため、中には少なくとも3羽の幼鳥が存在することが確認できた。
いやはや、エゾフクロウ幼鳥最高です!!
(゚∀゚)ノ
次回は巣立ち後の幼鳥の姿をお伝えするです!!
■あとがき
いやはや、今年の幼鳥撮影は現時点で10,000枚を超えました。
(´・ω・`)最高すぎ
次回作はなるべく時間をおかずにお送りする予定です(゚∀゚)ノ
おたのしみにね~
今回はまだまだ序盤中の序盤です~
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
紳士、ついにモフ撮影スタートですか!モフ師の力を見せてくだされ!!(゚∀゚)ノとぽちっと応援!!
紳士!!釣りもがんばってますね!!とぽちっと応援!!
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------