もふもふのおもひで~エゾフクロウ(゚∀゚)ノ
ついに紳士復活!!(`・ω・´)復活祝いにぽちっとクリックで応援!!
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
復活の狼煙は、完全書き下ろし新作!!もちろんモフ!!エゾフクロウ!!
野生動物の見栄えのする写真ではなく、野生動物本来の生態にフォーカスする「ねこままん」らしく、今作も修正なしの捕食シーンがあります。苦手な方は読まないことをお勧めしますです!
(`・ω・´)
朝日が高く昇り、枝葉の間から差し込む光が、少しずつ薄暗い森の奥を照らしていく。
冷え込んでいた空気が幾分温かさを増し、彼女は羽毛の膨らみを少し緩めた。
優しい瞳と、まるでフードを被ったようなシルエット。
もふもふの羽毛に包まれた彼女は、エゾフクロウ。この森に住むモフの神だ。
今、子育てをしている。
ねこのように身をかがめ、獲物を狙う。朝食の時間だ。
同じ個体とは思えない程、鋭い目。優しく穏やかだった顔は、一瞬でハンターの表情に変わる。
平たい顔は、レーダーの役割。微かな音を拾い集め、獲物の正確な位置を割り出す。
狙いは時間をかけてじっくりと。
仕留めるときは一瞬で。
残像すら残さない程のスピードで、零れ落ちるように急降下する。羽音を立てない無音のダイブ。
引力が勝るのか、それとも羽の力なのか。
答えは、両方だ。
地球すら自在に操る。それがエゾフクロウだ。
機械の限界を超える速度に、AFは追いつかない。
だが、風を纏い美しく広がるモザイク模様は、確かに何かを仕留めた。
咥えているのは、生まれたばかりの鳥の幼鳥。まだ眼すら開いていない無防備な体を咥える。
同族すら、生きるための食料となる。
エゾフクロウの主食は、ねずみやリス、モモンガなどのげっ歯類。しかし、その限りではない。
子供を奪われた親鳥が、問い詰めるようにフクロウの周りをまわり、鳴き続ける。
自らの体の数十倍はあるエゾフクロウに何かを訴えるように鳴き続ける。
それは、ヒューマニズム的な視点で見れば、とても悲しいことではあるのだけども、野生の中では種を問わず何億年と繰り返されてきた生命の営みに他ならない。
彼女に罪悪感などない。
生きるために、やるべきことをやったまでだ。
眼は狩人の黒から、再び穏やかな澄んだ黒に様変わりしていく。
そんなお母さんを見つめる幼鳥。
兄弟は、いつも仲良く一緒。
お母さんのごはんを待つ
あどけない、無防備な眼に映る不思議いっぱいの世界。
知らないことがいっぱいあることは、輝きだ。
知ってしまった者は、それを「かけがえのない」と、憧憬にも似た言葉で、一抹の寂しさを加えて表現する。
意識せずとも、素敵な表情になる。
心の赴くままに表情を見せる。
そうした点では、フクロウも人間も、齢を経るとどんどん不器用になっていくのかもしれない。
どんな動物でも、子供はお母さんが大好きだ。
どんな動物のお母さんも、子供が大好きだ。
表情から「母性」という言葉を導き出すことは簡単だ。
だが、突き詰めていくと、フクロウは喜びという感情を持っているということになる。
お母さんからエサ(ねずみ)をもらう幼鳥
なんだか、ねずみさんと仲良しみたいで面白い。
あむ
兄弟は、3番子をいつも待っていた。
はやくおいで。いくよ。
随分と遅れて出てきた、ちっさい3番子
なかなか巣立とうとしない。
のびをして
よし行きますかと立ち上がる。
足が意外な程長い。まるで「着ぐるみの中の人」を見てしまったかのような気持ちにとらわれる。
エゾフクロウさん、みんないっしょに、大きくなれたらいいね
(゚∀゚)ノ
■あとがき
お待たせしました!!(`・ω・´)
実に4か月振りとなる「ねこままん」・・・いや「ニューねこままん」の新作です!!
久しぶりの新作は、「準新作」ともいえるエゾフクロウ回想です。
ハンパ無くネタがたまっているため、今後ハイペースで更新!と言いたいところですが、中々時間が取れませぬ。
(´・ω・`)
でも、今後も更新頻度よりも完成度を求めてコツコツ作成していくです~
(゚∀゚)ノ
紳士は元気、ものすごい勢いで元気!
現在はサケ釣りシーズン終盤を、貪欲に走り抜けていまする!!
代替品の無いブログ「ねこままん」。自惚れに思われるかもですが、作者自身そのくらいの自信がなければ書けないと思っていまする!!
むしろ、書けるものなら書いてみろ!!という意気込みです~。
今後「ニューねこままん」では、更に「読み物感」を強めていきます。
動画全盛の時代に、文章の持つ可能性とは何か?追求しますぞ!
(`・ω・´)
「ニューねこままん」。可能な限り近代的で未来志向なセンスを盛り込もうとタイトルを考えた結果チョイスされた選りすぐりの名前
(`・ω・´)フッ・・・・誰も思いつきもしないであろう。
今後もお楽しみに!!
(゚∀゚)ノ
------------------------------------------------------------------------------------------------------------