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2週間の管理入院を経て、帝王切開で無事ツインズを出産しました。
サクは2500g、ワタルは2900gと体重もしっかりあってホッとしたのも束の間、サクが陥没呼吸(胸の辺りが呼吸するたびベコベコ動いて、呼吸が弱い)で近くの総合病院に転送されました。
結果的には2週間の入院で退院することができ、その後も特に後遺症のようなものはありませんでした。
サクが出産の翌日には転送されたため、産院ではワタルのお世話だけとなりました。
ワタルはとにかくミルクを飲まない子でした。
母乳が出るのにも数日かかったのでミルクを飲ませていたのですが、周りの赤ちゃんがすぐ予定量を飲み終わる中、ワタルはいつまでも飲み終わらず、時間がかかり過ぎて毎回看護師さんにバトンタッチしていました。
退院後は少しづつミルクの飲める量も増え、一ヶ月半経った頃、ワタルの体に輪っか状の湿疹のようなものが出ました。
産院に相談したところ、サクが入院していた総合病院に紹介状を書いてもらい、受診しようとした当日に、ワタルが熱を出してしまい緊急入院となってしまいました。
生まれて3ヶ月以内は母親の免疫が残っているため発熱は稀なことで、重篤な病気の場合もあるので、ワタルもいろいろ検査をしました。
その中でサイトメガロウイルスに感染していたことがわかりました。
サイトメガロウイルスは成人の6から9割が抗体を保有しているもので、健康な人には問題ないらしいのですが、母子感染すると発達遅滞になることがあり、その後サクとワタルの臍帯も調べましたが、サクは未感染、臍帯からも出ることはなく、ワタルの発達遅滞がこのことが原因である可能性は低いとのことでした。
難聴などの後遺症が出るおそれもあるとのことで、その後何年間か通院しましたが、特に問題なく、小学校入学時に通院は終わりとなりました。