銀座『すし繁』で「夜のおまかせコース」をいただきました。

キリッと酢を効かせたシャリと丁寧な仕込みのネタ、木のぬくもりを感じる空間でのおもてなしが素晴らしかったのでレポします!

 

 

GINZASIXの裏手にある銀座あづまビルの地下1階。エレベーターを降りてドキドキしながらむかいました。秘密の隠れ家のような場所です。三越側からだと、鈴木その子さんのカフェの手間の道を入ったところです。

 

 

お店に入ると目に入るのが立派なカウンター。清潔感、高級感でまばゆいほど。さすが銀座と思わずにいられません。L字型でゆったりとしており、とっても贅沢な造り。

 

 

大将と担当の方が気さくに迎えてくださいました。

木目を活かし、インテリアは最小限。潔いほどに余計な装飾を排除しているのに、あたたかい。詫び寂を極めた空間でありながら、温かい色の照明と木のぬくもりでとても居心地よく感じました^^

 

 

厳選された日本酒がとても魅力的・・・!

 

 

なのですが飲めないのでノンアルのスパークリングをお願いしました。

うふふのふ。

 

 
コースは先付からスタート。

はまぐりの酒蒸しです。春ですね。

 

 

お出汁を餡にしているそうで手が込んでいます。

蛤はやわらかく心地よい歯ざわり。山葵の香りも穏やかでやさしい。

 

 

一貫目は石垣鯛。一週間熟成させているのだそう!しっとり、ねっとりした食感で旨味が口の中でいっぱいに♬シャリにしっかりと酢が効かせてあり、口の中でお米の粒がほどけます。

 

 

すみいかは塩で。美しい隠し包丁で柔らかく。一貫が小ぶりなのでとても食べやすいです。

 

 

いわし。こんなきれいないわしのお寿司、初めて見ました。骨が当たらないように包丁を入れているんですって。とっても口あたり柔らかで美味しい。薬味は生姜とあさつきを刻んだもの。よい香りです。

 

 

さくらます。きれいな色です。2~4月に北海道に戻ってきている今が栄養満点で美味しい時期。

 

 

平貝の磯部巻きはカラスミとシャリを海苔ではさんで。貝は炙ってあり、香ばしいよいかおりでモチモチした食感。

 

 

こんな大きな貝は初めて食べました^^

 

 

さより。春の魚です。旬のお魚が食べられるのは嬉しいです。こちらも薬味が効いています^^

 

 

青柳の小柱。食感と香りが良いです。

 

 

海苔も美味しい!

 

 

甘鯛のお造り。熟成させてあります。

 

 

お醤油はなんと、甘鯛の骨の醤油!

 

 

塩でもいただきました。ねっとり、シコシコした食感で甘味といい、旨味といい、本当に美味しい♬

 

 

ほっき貝。温かいお造りのような一皿。貝のエキスたっぷりのお出汁とともに。半生程度に火を通しているそう。やわらかくて小気味よい食感を楽しみました^^

 

 

銀座でお寿司というと緊張してしまいますが、大将は気さくでリラックスした雰囲気を作ってくださり、とっても居心地よく過ごせました。地下のお店ですがWifiをつなげることができるのでネット環境もばっちりです。ドリンクメニューの最後にQRコードがあり、読み取るとWifiにつながります^^

 

 

車海老です!海老味噌と卵黄の醤油漬けが挟んであり、手が込んでいます。歯ごたえが良い♬

 

 
まぐろ赤身の漬け。隠し包丁が綺麗に入っています。合わせているのが、わさびではなく和からしなんです。これがまた合うの。ビックリでした。

 

 

 

大トロ♪こちらも隠し包丁を入れてくださってます。

 

 

口の中でとろける大トロ~!文句なしに美味しい!素晴らしい!

 

 

草履海老の焼物。三重県でとれる草履海老。伊勢海老よりも甘いと言われているんだとか。目の前で仕上げてくださいました。初めて見た草履海老のビジュアルはちょっと怖いので写真はやめておきました笑

 

 

甘めのリンゴのソースでいただきます。組み合わせが斬新!薬味がいい香りです。

 

 

小肌。包丁が入っているからやわらかくて噛みやすいの。丁寧な手仕事のおかけですね。キリっとお酢が効いています。

 

 
のどぐろ。思わずのけぞるくらい美味しかった、のどぐろ。超~~~~脂がのっていてとろける!!ほんのりと皮目を炙ってあります。皮の下に脂があるから、あえて皮を取らないのだそう。めっちゃ美味しかった!!

 

 

クエのお椀。

 

 

3~4時間も煮てるのだそう。

 

 

身がほろりと柔らかくほどけます。アラでとったお出汁は塩だけで味付け。旨味が濃厚に溶けだしていて、全部飲み干してしまうほど美味しかった。

 

 

しめ鯖はシャリになじむように3枚重ねで。こんなひとつひとつの工夫も、口に入ったときのことを計算しているからですよね。どこまでも食べる人のことを考えてくれているお寿司です。

 

 

口直しに、もずく。沖縄産の初物です。キリっと濃いめのお酢、食感もよいです。

 

 
いいだこ煮。こちらも春らしい一皿。お寿司のほかにもお料理がいくつも出てくるの。贅沢ですね^^

 

 

お米のようにみえるのは卵なんだって!つぶつぶした食感でした。蛸はふっくら柔らかかった♪

 

 

毛蟹の握り。とっても綺麗ですね!普段かにかまばかり食べているから、本当の毛蟹の味を久しぶりに思い出しました。穂紫蘇が添えられていて、噛むほどにふわっと香りが広がり、極上の風味になりました。

 

 

北海道産の雲丹!

 

 

う~ん、贅沢です^^

 

 

とろける!飲める!と思ってしまった笑。サッパリしていて美味!

 

 

煮穴子。照りっとした輝きがとっても美味しそう。口に入れるとふわふわっと空気のように軽くて驚きました。穴子の旨味とともにふわぁっと身が消えていくの。こんな穴子、初めて食べました!!

 

 

玉です。えっ?これは何?と一瞬パニくりますが、たまご焼きなんですよー!まるでカステラみたい!

 

 

しっとりふわふわで、口の中で消えていきます。まさしくケーキのよう。生地にはハモを使っているのだそう。一般的には海老を使うのですがアレルギーで食べられない人がいるのでハモにしたのだそうです。甘くて美味しかった^^

 

 
しじみ汁。このしじみ汁がまた最高に美味しくて。

 

 

身は入っていないんです。身が出し殻に用になってしまうほどじっくりとお出汁をとっているのだそう。身のうまみがすべてお出汁に出きっているんですね。えぐみが一切ない秘密は沸騰させないことだそう。毎日飲みたい!持って帰りたい!と思うくらいに美味しいしじみ汁でした。

 

 
デザートは旬のいちごとシャーベット。
 
 
白いちご「淡雪」と「あまおう」です。2種類の苺を食べられるなんて幸せ。下にうっすらとカスタードクリームが敷いてあります。こちらもバニラビーンズの入った本格的なクリーム。流石!

 

 

とちおとめだけで作った苺のお酒のアルコールを飛ばして作ったというシャーベット。どんな味がするのかワクワク。

 

 

苺の香りがよく、酸っぱくなくて濃厚な苺感を味わえてめちゃくちゃ美味しい!

 


最後のデザートまで大満足の夜のコースでした。〆のデザートはこのくらいの量がちょうどいいです。サッパリとして口直しになって。甘いものをたくさんはいらないけど、少しは食べたいんですよね笑

 

 

お腹もいっぱいで全体的な量は十分すぎるほどでした^^こちらの素敵な切子は日本酒用のグラスです。お酒が好きな方はぜひ日本酒で愉しんでくださいね^^

 

 

終始、居心地の良い雰囲気づくりをしてくださった大将と担当さんに感謝です。実はこの日、女性一人で来店させていただいたのですが、一人でも臆することなくお寿司を堪能させていただき、本当に素敵な時間をすごせました。

 

 

6席用意されていましたが、混雑具合で10席まで増える日もあるそうです。

2022年10月にオープンしたばかりなので穴場ですよ。お店は新しくピカピカですし、めっちゃ雰囲気がいいのでなぜかまた帰ってきたくなる、ぬくもりのある場所です。

 

若いお客様も多く、外国人の方も訪れるそうです。銀座のお寿司としてはかなりリーズナブルで品質と立地とお値段がバグってる感じ。予約が取れなくなる前にぜひ訪れてみてくださいね。会食、デート、女性同士、一人でも、居心地よくお寿司を堪能できるお店です^^
 

すし繁寿司 / 銀座駅東銀座駅銀座一丁目駅
夜総合点★★★★ 4.5