「正体不明の大型艦から通信です。お繋ぎしますか?」とコンピュータ。

「繋いでくれ。」とヨシュア。スクリーンに映し出されるアルテミス。「こんにちは、お会い出来て嬉しいわ、ヨシュア。」とアルテミスは言った。ヤマダはアルテミスをぼんやり眺めている。

 

「ええっと、まずは、あの時助けてくれてありがとう・・助かったよ。あのままなら俺たちは死んでた。」とヨシュア。

「いいのよ。私とあなたが繋がったのも、何かがあったからでしょうから。でもお話は私の船でしない?レーザー通信だけだど心もとないわ。それに是非招待したいしね。」アルテミスは言った。

テティスは更に近づいた。するとヨシュアたちの目の前に徐々に実体化するアルテミス。

 

 

 

 

「瞬間移動は初めて見るの?」とアルテミス。

「スゲエ、ほんとに超能力だ。」ヤマダは言った。

「あ、コイツはヤマダ。俺の友達です・・。こいつもいいですか?」とヨシュア。

「もちろんよ。これからあなた達と一緒に私の船に瞬間移動するわね。」アルテミスはヨシュアたちに近づくと、ゆっくりと三人は消えてゆく。同時にテティス船内に出現する三人。

 

「スゲエ・・俺たちも瞬間移動した!」とヤマダ。

「ようこそ。私の船テティスへ」とアルテミス。テティスに着いたとたん1Gの重力が二人に掛かる。「ああ・・久しぶりの重力はきつい。」とヨシュア。「大丈夫?慣れるまで私が補助するわ。」そう言うとヨシュア達の体は楽になった。「7割位の重力にしたわ。しばらく、そのままでいなさいな。じきに慣れるでしょう。こちらにどうぞ。お掛けください。」とアルテミス。