ひとときのときのひと

ひとときのときのひと

広告業界で鍛えたから、読み応えのある文が書ける。
外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
警備業界にいたから、この国の安全について語りたい。

そんな人間が、ためになる言葉を発信します。
だいたい毎日。



まずは英語から。

 TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪

 

 アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪

 

 実際、やってみたら、合格できました!

 

   しかも、留学なし、駐在経験なしで。

 

 すでに「50代、60代の、いわゆるやりなおし英語派であっても、英検1級はやり方次第で1発合格できる」と繰り返して述べてきました。

 

 ここでは、2次試験すなわち面接について、今までとは切り口を変えて助言してみたいと思います。

 

 突然ですが、小さな子供がピアノを練習しているのを散歩などで耳にすることはありませんか?

 

 漏れてくる音が子供が最初から最後までつっかえつっかえ弾いているだけでなく、いつも同じところで間違えるといったケースが多くないでしょうか。

 

 これは、一番避けるべきなのです。

 

 決して練習不足ではない。練習不足ではないかもしれませんが、練習の工夫不足といえます。

 

 すなわち、一日の練習で全体を弾くのは、最初と最後のせいぜい1回。後は「弾けないところ」「間違えているところ」をさらうのが重要。

 

 英語学習にも同じことが言えます。

 

 大人になって英語を再開している方、そして英検1級の面接対策でスピーチ内容を暗記しようとしている方で、結構この子供のピアノ練習パターンが少なくないのではないかと想像します。

 

 つまり、漫然と最初から最後まで繰り返すだけといった練習では、改善が難しいのです。

 

 まちがいや抜けのある「通し練習」を何度やっても、本番ではしくじる可能性が出てきます。

 

 自分のスピーチを録音してみるとより一層分かりますが、言い間違えたり、すらすら出てこないところを中心に部分練習の強度を上げていくことが不可欠なのです。

 

 まずは、上記で説明した「部分練習」を励行してみてください。それがここでおすすめしたい練習の工夫です。

 

 そして、ここから派生するもう少し変わった面接の練習方法について以下、アドバイスをしてみます。漫然と英文を暗唱したりするよりも、確実に効果が上がります。

 

1.2分間のスピーチをあえて1分に縮めることをやってみる。

 これは、時間間隔を磨くためにもぜひおすすめします。

 

 2分の内容を半分に減らすので、序論と言うか最初の部分は、1,2行にします。(いや、本番でもこのくらいでいいのです。面接委員が聞きたいのは本論であり、何度も序論をしかも同じようなのを聞かされているのですから、それは避けましょう)

 

 また、理由も二つではなく、ひとつでもかまいません。(理由一つでも合格している人はいます)。

 

 1分以内にどれだけのことが言えるのか、面接試験2週間喰らう前から試してみましょう。

 

2.主張を裏付ける二つの理由について、順番を入れ替えてやってみる。

 主張の理由、本論の柱は二つで十分です。論文では3つ書くように言われていますが、面接の場合は二つでいきましょう。時間的にもそれが適切です。

 

 しかし、いつも同じ順番で練習していると、本番の時に2番目の理由が突然浮かばなくなった、ということがありえなくもありません。どわすれということがありえます。

 

 そこで、練習時は二つの理由をあえ順番を入れ替えて、どちらが先でも口から出で来るように何度も練習しておきましょう。

 

 

 以上、英検1級1発合格の秘訣として「面接の失敗は、練習の工夫不足によるものなのかもしれない」という切り口でこんな提案をいたしました。

 

 あなたの合格に少しでも役立てば幸いに思います

 

 

 

 

 

 ここでは、英検1級1発合格術にこだわらず「ためになる英語」学習に関して、役立つ本、手に入りやすい本を案内していきます。

 

 

 

 

 「Leadership and Self-Deception Getting Out of the Box」です。

 

 翻訳はと言うと、本ブログが読んだ15年ほど前は、ありませんでした。純粋な翻訳ではなく、やたら解説部分が多く、この本の良さを減殺していましたので、あまりおすすめはしません。

 

 この本をおすすめする理由を箇条書きにしてみます。

 

1.小説仕立てにしてあるので、読みやすい。

 題名の通りリーダーシップとそれを阻害する自己欺瞞について事細かに分析の上、対策を案内してくれる本ですが、決して理屈先行のしかめつらしいスタイルになっていません。

 

 トムという中年の役員候補が転職先(架空の会社、ゼグラム)に初出社の日、自分の上司に、その上にいるCEOとそれぞれの経験談を交えながら、エグゼクティブたるものどのような態度で今後対処していったらいいかを教えられます。

 

 最後の方には元CEOまで出てくるのもおもしろい。

 

 つまり、ある理論を単に理屈として延々と述べる形ではなく、ストーリー仕立てにしたあるので、非常に読みやすいのです。

 

 語彙の水準もせいぜい英検準1級程度、文法的知識をさほど駆使しなくても、読み進められます。

 

 どうしてもとっつきにくい人には、こんな動画↓が出ていますので、まずはこちらを視聴してから本書に当たるのもいいかもしれません。

 

 本ブログ筆者が読み始めたころには、こんなコンテンツはありませんでした。いい時代にあなたは、います。

 

 

2.切り口が新しいビジネスマン指南書

 ここで書かれているのは、突き詰めれば「自分がしてほしいことを人にしなさい」といった一般的な生き方指南ともいえなくもありません。

 

 しかし、よく読んでみるとやはり、違うのです。

 

 焦点となっているのは、自己自慢なのです。

 

 自己欺瞞と言えば、読者はどんなふるまいを想像されるでしょうか。

 

 この本の中では主人公のトムの場合は、電車や飛行機に乗っているとき、隣の席に自分の荷物を載せて他人を座らせないようにしてしまうとか、その上司のバドの場合は、自分の赤ん坊が夜中に突然泣きだしたのにベッドの中で狸寝入りし、妻にその全責任を負わせてしまうとかいった形で、日ごろ、気づいているのに気づかぬふりをするといった「自己欺瞞」が次々に暴かれます。

 

 そして、そういった自己欺瞞が、上司や部下や同僚とのコミュニケーションをいかに阻害してしまうか、そしてそこからどうやって抜け出したらいいのかが、書かれています。

 

 このあたり、少なくとも中年過ぎの自分、広告業界から生命保険業界に転職した自分には、非常に新鮮な示唆を与えてくれました。そして、行動にも変化をもたらしてくれました。

 

 たとえば職場でですが、重要なメールを宛先の人間が読み過ごしていたら、CCで見たひとりのスタッフ(第三者的であるとしても)として早速、口頭であるいは電話で読み過ごしそうになっている本人に教えてあげるとかと言った風に。

 

 なお、この本はアービンジャー・インスティテュートという団体(日本にもあります)がセミナーを行う前段の本として作成したものであり、本ブログはこのセミナーまでをおすすめするものではないことは、はっきり申し上げます。

 

 そういうセミナーへの勧誘と言った視点からは全く自由な姿勢でいましょう。

 

 中上級以上の英語力があれば、辞書を引かなくてもスイスイ読めて、ビジネス会話の参考になる。生き方のヒントになる、そんなためになる本としてお役立ていただきたい。それに尽きます。

 

 以上、英語の参考書には載っていないかもしれませんが、あなたの英語学習の参考になれば幸いに思います。

 

 

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 ここでは、英検1級1発合格術にこだわらず「ためになる英語」学習に関して、役立つ本、手に入りやすい本を案内していきます。

 

 紹介するのは

 「米国製エリートは本当にすごいのか?」(佐々木紀彦)です。

 

 著者は1979年生まれで慶応大学総合政策学部を卒業した後にスタンフォード大学院で修士号(国際政治経済専攻)を取得。その後、東洋経済オンラインやNews pickで編集長でいた人です。

 

 本ブログ筆者は、米国留学や駐在経験もありませんので、本著者によるスタンフォード在学時のエピソード、特に同年代の学生たちとの悪戦苦闘に満ちた論戦の経験には、改めて目を見張らされました。

 

 一見するとエリート大学の学生なので、皆、視野が広く、たとえば日本への原爆投下に関しても、結構見識が高いかと言えばそうではないらしい。というのも、彼らにとって重要なのはいかにいい成績を取り、米国内での順位や地位向上することなので、それに直接関係しないことは、二の次三の次だというのです。

 

 しかし、最も本書でうなづかされたのは、きわめて素朴であたりまえの英語独習術でした。

 

 それは、留学でも駐在でもオンライン英会話でもありませんでした。

 

 引用してみます。

 

 「では、英語力を磨く上で、留学はどの程度役に立つのでしょうか。結論からいえば、たった二年間だけでは、世界のインテリと侃侃諤諤(かんかんがくがく)の議論をする英語力は身に付きません。

 私自身、留学性格を通じて、自らの英語力の低さを嫌というほど思い知らされました。(龍略)

 

  まず、この著者が決して語学の才に恵まれてわけではないことがわかります。

 

 その後、英語を磨くポイントとして①リズムをつかむ能力や➁単語のつながりをつかむ能力(リンキング)を挙げた後に著者はこう述べています。引用します。

 

 最後に、英語の総合力を高める上で一番効率がよいのは、暗記と音読です。

 

 いかがでしょうか。

 

 なんだ、結局そこにいくのか、とお思いの読者も少なくないと想像します。しかし、著者はこんなフォローも付けています。引用します。

 

 しかしながら、暗記は退屈です。「中学時代の教科書を暗記せよ」という意見もありますが、いい年をしてそんなことやってられません。(中略)

 

 では、どうすればいいのでしょうか。自分の興味のある分野の対談や講演、ニュースを聞けばいいのです。そして、大事なところ、うまい言い回しを記録し、それをひたすら暗記するのです。

 

 いかがでしょうか。

 

 さて、ここから本ブログ筆者のアドバイスをしたいと思います。

 

 英検1級の面接対策で苦労される方は少なくないでしょう。それは、いろいろなお題についてスピーチ2分、加えて面接委員との対話もしなければならないからです。

 

 それも本ブログ筆者の経験上、暗記や音読の訓練なしには壁を乗り越えらないと言わざるをえません。そして、おそらくここで躓いてしまう方の問題点は、むしろ暗記音読に不向きとかやる気がしないというところではなく、題材そのものに興味が薄いからだと推測しています。

 

 つまり、暗記音読が好き嫌いよりも、テーマそのものがやれ死刑肯定否定、グローバリズム肯定否定といった自分が普段あまり考えていない、「どっちでもいい」態度、そこにこそあるのです。

 

 いいかえれば、日本語でまずそういったテーマに十分考えたり人に説明したり、論議したりができないと、うまくいかないのです。

 

 興味ある方は、こちらもぜひお読みください。

 

 

 以上、英語の参考書には載っていないかもしれませんが、あなたの英語学習の参考になれば幸いに思います。

 

 

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 ここでは、英検1級1発合格とは少し切り口を変えた形で「ためになる英語」ならぬ「だめになる英語」について考えを共有してみたいと思います。

 

 それは、「せっかく英語を学んでも、あいかわらず外国人に対して空気を読んでるような日本人らしい姿勢のままでは、学んだ意味が無いのではないでしょうか」と言う問いかけです。

 

 これに類したいくつか投稿はしています(未読の方は、こちらを↓一読願います)が、もう少し補足してみましょう。興味のある方は、ぜひお付き合いください。

 

 

 

 たとえば前回のショパン・コンクールを思い出してみましょう。このコンクール開催に際してテレビで(と記憶している)こんな解説がまことしやかに紹介されていました。

 

 すなわち、「日本人の入賞の可能性ですか?確かに日本のピアニストは、技術は十分備えているのですが、個性ある演奏ができるかどうかと言う点では、必ずしもそうとは言えない状況ですので、どうでしょうか」といった内容の解説を聞かされました。

 

 ちなみに、この下馬評は大きく外れました。優勝こそ逃しましたが、二位に反田恭平と四位に小林愛実と二人も日本人が上位入賞しました。

 

 つまり、日本人には個性とか自己主張がないわけではないのです。「やればできる」のです。

 

 だからこそ、疑問に感じます?日本人は、

 

「個性とか自己主張が乏しい」

 

と、さもわかったようなことを口にする解説(者)に対して。

 

 なぜ「個性が乏しい」といった、できあえの、いい加減な、中身がからっぽの、どこかで聞いた風な、そして出場者、演奏家をおとしめかねない趣旨のコメントをするのでしょうか。

 

 そして、英語学習の世界においては、なぜ、この個性や自己主張とは、ほぼ正反対の気遣いの世界。つまり受動的でおとなしい、まじめな、おすましな態度そのままにしておくのでしょうか。

 

 結果的に、英語力を高める仕組みといえば高校、大学受験等あるいは資格試験といったところですが、それらほとんどが知的ゲームになってしまっている。

 

 全く実用性にないとまでは、言いませんが。穴埋め問題などは、どうなのでしょうか。「英語で自分を伝える」ことからあまりにも遠いではありませんか。

 

 英語学習と言ったら、条件反射的に「道案内」とくる発想も、一見実用的なようで、個性とも自己主張とは全く関係ない。

 

 そもそも道に迷っている人が「いい人」であるのは、日本だけかもしれないではありませんか。

 

 あるいは、外国人旅行者の中には

 

「道案内」をただでしてくれるやつは怪しい

 

 と思う感覚があるかもしれない。

 

 にもかかわらず、そういう可能性を頭に思い浮かべないきわめて「閉鎖的な」感性。頑固なまでの「ガラパゴス」的性格。

 

 いつになったら、自己主張したり他人に働きかけるような、他人を動かすような、英語らしい英語を話せる姿勢になれるのでしょうか。

(こちらも↓ぜひお読みいただきたい)

 

 外国旅行に出ても旅先のホテルの冷遇や不始末に対して文句の一つも言わず(クレーマーになりなさいと言っているのではありません)、じぶんさえ耐え忍めば丸くおさまる話」として、「言語的鎖国」を続けるのでしょうか。つまり、外国人の側化からすれば、ただのおとなしい、見様によっては「ぽかーん」とし続ける生物でい続けるのでしょうか。

 

 英語を本当に使うべき時はこんなときにもかかわらず。

 

 いや、それは英語として自分には難しすぎるですって?

 

 いやそうではないのです。

 

 英語学習の初めから本来はこのあたりを学ぶべきなのです。文法だ単語だといった「基礎ができてから自己表現」では遅い。

 

 最初から自己表現を含んだ英語学習でないと、使い物にならないのです。

 (未読の方は↓をこちらも一読ください)

 

 

 以上、参考書には出ていないかもしれませんが、本当にあなたの「ためになる英語」すなわち「自己主張する英語」を考えていただくためのヒントになれば、幸いです。

 

 ここでは、英検にこだわらず「ためになる英語」学習に関するる手に入りやすい本を案内していきます。

 

 紹介するのは

 「英語の路地裏」(北村紗衣)

 

 

です。

 

 この本も、正直なところ「英検1級を圧倒」するほどとまでは言えまないかもしれませnが、本ブログ筆者を大いにうなづかせるところがありました。

 

 本の題名からもわかるように、あくまでも路地裏、つまり

普通は入っていかないような英語や英国文化の「トリビア」に好奇心の赴くままに侵入し、「発見」や発掘をしては、それを読者におもしろおかしく共有していく。そんな建て付けの本になっています。

 

 中でも、本ブログ筆者が最もうなづかされたのは、こんな路地裏の英語でした。

 

 クイーンの1975年のアルバム「オペラ座の夜」におさめられている「39」の歌詞について述べています。

 

 問題の歌詞はこうなっています。

 

And the story tellers say/ That the score brave souls inside/ For many a lonely day across the milkiy seas.

 

 いかがでしょうか

 

 実はこの歌詞を書いたのは、ギタリストのブライアン・メイ。この人は博士号を取得している天文学者としても有名です。

 

 そして、本書の著者によれば、ブライアン・メイはあえて20を意味するscore(え?って思いませんか) とかMilkiy Way(天の川)を下地にしたmilkiy seas、すなわち星の海原といった言葉の使い方など、随所に古風な表現や凝った言い回しがされているというのです。

 

 ちなみにこの歌詞の訳は

 

「そして語り部いわく、船の中にいた20人のつわものは、孤独の中、幾日も幾日も星の海原を航海したということだ」

 

 になるとのことです。

 

 興味のある方はリンクを貼り付けておきますので、一度聞いてみてはいかがでしょうか。

 

 さて、本ブログ筆者が気に入ったのは、こういった英語の路地裏話そのものよりも、あとがきに書かれたこんな文章です。

 

 引用してみます。

 

…そして、この本を読んでくださった皆様には、是非、ふだんからいろいろな英語のコンテンツに触れて、それを自分で勝手に教材にしていただければな……と思います。人から教えてもらうのを待つのはなく、ちょっとした表現についても積極的に「なんでこれはこうなるの?」「これを他人に説明するとしたらどう言えばいい・」と疑問を持ち、納得がいくまで調べてみてください。それが英語力の向上や維持につながります。

 

 いかがでしょうか。

 

 中学英語、受験英語、英検英語、TOEIC英語。これらについてどんなに一生懸命勉強しようと、またそれで結果を出したとしても、日本人の英語学習は、おおむね「受け身のお勉強」と言わざるを得ない。十分ご承知ではあると思いますが。

 

 もちろん、たとえば受験英語屋や資格試験英語で、解けない問題、自分にとって手ごわい問題を克服していこうとするところには、多少自主性のようなものが必要かもしれません。

 

 しかし、どう見ても他人が作った問題と答えの往復運動でしかないのです。いや、他人が作った大通りで、お金を結構使って、どこにいくともなく、踊らされている、そんな格好なのかもしれません。厳しい言い方と受け取られるかもしれませんが。

 

 本書の著者のような英語と言う世界の路地裏探訪こそ、力を付けるもととなるのではないか…くらいの意識は持って高騰してみる方がいいのではないでしょうか。

 

 路地裏なのか袋小路なのか分かりませんが、本ブログ筆者もも、こんなガイドブックを書いています。ご興味があれば、試し読みをおすすめします。警備員でない方も、たとえば英会話の基礎の基礎が身に付くようになっています。

 

 

 

 

 以上、英語の参考書には載っていないかもしれませんが、あなたの英語学習の参考になれば幸いに思います。

 

 

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