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ドクターWと面会して、3週間後にようやくMRIの予約が入りました。
今年のカナダ西部は珍しく雪がよく降り、MRIの当日も大雪の日にあたってしまいました。
カナダ東部の雪に比べれば、全然大したことはないのですが、雪に慣れていない都市なのですぐに交通が麻痺してしまうのです。
午前8時半が予約時間だったのですが大渋滞で全く車が進まず、州立ガンセンターへ到着できたのは11時半頃でした。途中で電話を入れて状況を話し、『雪で渋滞しているのは分かっている。何時になってもいいから来てください』と、有難いお言葉を頂いおり、到着したらすぐにMRI検査をしてくれました。造影剤を入れての検査は初でした。
MRI検査から4日後、再びドクターWと会いました。 MRIでも明確な判断が付かないので、結局切開生検をする必要があると言われ、2017年1月12日の手術決行ということに決まったのです。
私もいろいろネットで調べてみたのですが、針生検(私が行ったのは、マンモグラフィーで石灰化の箇所を見ながら、太い針で細胞を吸い取って検査するタイプの『ステレオガイド下マンモトーム生検』だったようです)でも判断が付かずに切開生検に進むケースは、最近では珍しいようです。
カナダの医療システムでは、別の医師にセカンドオピニオンを求めることは難しく、また日本に一時帰国して検査をするという選択肢はいろいろな理由から私の場合はなく、ドクターWに従うしかありません。それに、州立ガンセンターで針生検もMRIも行っているので、多数の症例を見ている技師や医師の判断によると思われ、ドクターWのみの判断ではないはずなので、両胸を切られるのは避けたいが避けられない事態のようです。
つづく