いよいよ準決勝
逆シマはゆるいので事実上の決勝戦
しかし大きな壁が立ちはだかります
相手は優勝候補NO１
県強化選手で県内トップクラス
先に試合を終えて息子の試合を見ていました
試合直後の息子に大会役員から
『すぐ試合できるか？』の問い
『行きます‼️』
（おまえはアムロか〜
）
）付き添いをしていてくれた後輩が
襷を付け替えて
準決勝の舞台へ
いつものとおり大きくゆったりとした蹲踞
始め‼️
両者守りながら素早く間合いを詰め鍔迫り
面金を付き合わせて2人の気声が響きわたる
お互いに相手を探るような鍔迫り
きれいに分かれ触刀の間合いから圧の掛け合い
相手からカウンター気味の小手
防ぎ鍔迫りへ
息子が引き面のモーションをおこす
相手はサッと身体を寄せてくる
（やはり息子の引き技を警戒している…）
相引き面で離れる
相面、相小手と相技の応酬
相気のぶつかり合い
審判の旗は相殺が続く
１分１６秒
鍔迫りに入った直後
息子が電光石火の引き面から
相小手面の連続技
入った‼️
審判旗は🏳
一本しか上がってない…クゥ〜
ギリギリの攻防が続き
小手‼️
またも旗は一本しか上がっていない
息子優勢で試合が進む
あと一歩あと一歩
もう一本旗が上がってくれ…祈る
残り10秒
じわじわ間合いを詰め相面
お互い深い
旗は動かず試合終了
延長戦へ
始め‼️
相手が小手で切り込む
捌いて切り返す
相手の猛攻
守る守る守る
息子の手元がわずか上がってしまった
相手は見逃さずに 小手‼️
旗🚩🚩🚩
やられた…息子が一瞬上を見上げた
背筋を伸ばし剣礼
開始線に戻り 蹲踞 納め 刀
息子の負けです
コートから戻り面を外した
息子が一言
『あ〜終わった。負けたけど清々しい気分だ』
この一言を残し息子はお相手の元に
息子の本当の気持ちだったと思います。
準々決勝 準決勝で最高のお相手と
試合ができ
自分の持てる力を全て出し切り
トップクラスの選手を延長まで追い込んだ
何も言う事はありません
最高の試合でした
戻ってきて息子に本部役員が名前を聞いています。
息子が後輩に
『今名前聞かれたけど
何か貰えるのかな？』
後輩 『エッ？今の準決ですよ
』
』息子 『そうだったの？』
後輩 『先輩…わかってなかったんですか？３位ですよ！３位！』
』息子 『３位？スゲ〜じゃん』
後輩 『スゲ〜じゃんって…
先輩が３位なんです！』
息子 『ほ〜』
後輩 『………
』
』後で聞いたら集中し過ぎて本当にわかってなかったそうです
決勝戦は息子のお相手が
あっさり勝ち優勝
表彰式で息子の名前が呼ばれ賞状と記念品の授与
感無量です
帰りの車の中で
『親父様
約束の賞状もらってきたよ』
『ありがとう。
次は高体連のマークが
入ったのが欲しいな』
』