シビラまつ子のライフストーリーvol.23ですダルマ

 

グリーンハート前回の記事はこちらダウン

  シビラまつ子のライフストーリーvol.22

 

グリーンハートシビラまつ子のライフストーリー

  まとめ記事はこちらダウン

  「シビラまつ子のライフストーリー」まとめてみました

 

 

またまた間があいちゃいましたが、

ライフストーリー再開します。

 

 

前回は、高校時代の生物の授業で体験した

自分が生かされているという感覚

たくさんのいのちとつながっているという気づきについて書きました。

 

 

で、もう一つ、

高校時代に出会って

その後も支えとなったものがあったのです。

 

 

それは、高校3年のとき

政治経済の授業で配られた書籍リストの

一番上に載っていた本

『夜と霧』

 

 

 

この本を書いたのは、

精神科医であり、

心理学者でもあったヴィクトール・E・フランクル。

 

 

彼は、ウィーン生まれのユダヤ人です。

 

フランクルは、

ドイツにオーストリア併合したナチスにより

1942年に強制収容所に送られました。

 

新婚の奥さん、両親も強制収容所に送られています。

後に、彼だけが生還し、奥さんも両親も強制収容所で亡くなってしまうのですが・・・

 

この本は、

彼の強制収容所の体験を記したものです。

 

ナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺

ホロコーストを体験した

一人の精神科医の記録です。


 

その内容は、壮絶なものです。

 

ユダヤ人というだけで、

強制的に連行され収容される。

 

それだけでなく、

財産はもちろん、衣服や靴、めがねや金歯

そして髪の毛にいたるまで

すべてを奪われ、

腕に記された番号で呼ばれ

名前さえもはく奪される。

 

 

過酷な環境の中での

強制労働、

理不尽な理由によりる暴力、

働けなくなったと判断されれば

簡単にガス室に送られ

命が奪われる。

 

当たり前に死体があり、

恐怖と飢えと疲労だけの

死が隣り合わせの日々。

 

 

その中で、

人々がどのようであったのか

自分自身がどのようであったのかを

フランクルは書いています。

 

 

そこには、

人間の残忍さ暴力性、そして、

人間の剥き出しのエゴが描かれているのだけれど、

 

それと同時に、

 

人間としてのあらゆる尊厳を奪われてもなお、

失われない人間の美しさが描かれていたんです。

 

そのことに、すっごく感動したんですよ。

 

 

私が一番に感動したのは、

強制収容所の人々が夕焼けに感動する場面でした。

 

 

人々が、そして、フランクル自身も、

夕焼けを見て、

絵画のようだと感嘆したり、

 

すごい景色だ!と一人が呼びにきて、

みんなでその夕焼けの景色を見て感動する・・・

 

そんな人間の姿が書かれていたのです。

 

私、その場面を読んで、

泣きました。

 

 

こんな人間性をすべて無くしてもおかしくないような状況で、

夕日の美しさに感動し、

そして、その感動を人と分かち合いたいと

人は思えるのだってことに、

たまらなく感動したんです。

 

 

とっても救われた思いがしました。

 

何から救われたのか

自分でもわからなかったけど、

とっても救われたって思ったんです。

 

 

自分にも人にも絶望して

抜け殻みたいになっていた高校3年の私を

壮絶な体験をしてもなを

人間への信頼を失わないフランクルの言葉が

救ってくれたんですよね。

 

深いところの

人間への信頼に触れたのだと思います。

 

この時に受け取ったものが、

その後の自分をも支えてくれたと思っています。

 

 

そして、そして

人生は続くのでしたあしあとあしあとあしあと

 

 


一昨日、朝、畑作業していた時に見た雲。

 
鳳凰のようだと思いません?
 
あまりに空の青さが美しくって、
しばらく空を見上げてましたニコニコ
 
 
そんな瞬間にこそ、
人が人として生きることに
かかせないものを得ているのかもしれないですね。

 

 

ではでは、またね〜〜クローバー
皆様に愛を込めてラブラブ
 
 
ドキドキ人気ブログランキングに参加していますドキドキ

いつも応援ありがとうございます!
とっても励みになりま~すウインク
この幸せの四葉のクローバーをポチッして下さると反映します音譜
  ダウン


人気ブログランキング

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ