シビラまつ子のライフストーリーvol.25ですコスモス

 

グリーンハート前回の記事はこちらダウン

  シビラまつ子のライフストーリーvol.24

 

グリーンハートシビラまつ子のライフストーリー

  まとめ記事はこちらダウン

  「シビラまつ子のライフストーリー」まとめてみました

 

 

前回は、

不登校してて

高校の卒業単位不足の私に、

担任の先生をはじめとする先生がたが、

3学期の受験休みの時期に、

私のために補講を行って、

それで卒業単位とすることにしてくださったことを書きました。

 

 

 

いま考えると、校長の反対を押し切り、

私のために、どれだけ先生がたが

時間と労力をかけてくださったかと

しみじみ思います。

 

先生がたは、大変だとか、そんな素振りは見せず、

対応してくださっていたんですよね。

 



補講は、教科によっていろいろな形で行われました。



担任の先生は、化学の先生だったのですが、

化学の補講は、いろいろな実験をやりました。

贅沢にもワンツーマンで。

 

その当時は、私は必死すぎて、

贅沢だなんて思っていなかったけど、

本当に貴重な時間でした。

 

受験とか成績とか関係なく

純粋にやる化学実験って本当に面白かったぁ。

 

「ここは進学校だから、受験のために

少ししか実験やれないからなぁ。

でも、やっぱり実験は楽しいな」と先生も言ったりして。

いつもの授業では見たことない先生の笑顔を見た気がしました。

 

 

体育は、一番単位が不足していたので

補講の時間数が多くて、

毎回、その時間空いている先生が

入れ替わりで相手をしてくれました。

 

ワンツーマンで指導を受けるのですが、

私が伝説的に超絶運動音痴なので、

その日に私に何をさせたらいいのか

先生たちがみんな苦労していました。

 

 

マット運動をやらせたら、

側転どころか前転もできないし滝汗

壁をつかって逆立ちさせたら

手じゃなく頭で支えちゃって首をねじりそうになるしゲッソリ

跳び箱は一段でも飛べないぐすん

バスケは何十回やってもゴールにボールが入らないショボーン

マシーンを使ったトレーニングも

ウェートを外しても、力がなさ過ぎて

どのマシーンも使えずチーン・・・

 

 

内容に行き詰った先生たちから、

「後藤、お前、何だったらできるんだ?」と聞かれ、

「私、何もかもだめです」って答えたら、


一番年配のT先生が、

「そんなことないよ!後藤。

あきらめちゃだめだ。

バトミントンやろう!

バトミントンだったら簡単だから、

後藤でも絶対できるよ」

って。

 

でも、私、バトミントンも

絶望的なぐらいできなくて・・・・

 

 

実際にやってみると

やはり、羽がラケットにほぼほぼ当たらずショボーン

当たったとしても、

とんでもない方向にしか

飛んでいかないガーン

 

でも、T先生は、なんとかラリーにして

私を励まそうと、

私がとんでもない方向に打った羽を

必死においかけて

返してくれようとするんですよね。

 


ゼイゼイ言ってる先生に、申し訳なくて、

「先生、もうやめましょう」って言うと、

「いや、大丈夫だ!あきらめるな!」といって、

一生懸命に羽を追いかけてくれたんですよ。

 

 

そして、次の日に、体育準備室に行くと
T先生の姿がない滝汗

 

「後藤、昨日、おまえ、T先生に何かしたのか?」と

先生たちに聞かれ、

「バトミントンです」と答えると

「バトミントン?!どんな激しいバトミントンだよ。
T先生、腰痛が悪化したらしく、今日お休みだぞ」って。

 

当時の私は、

「だから先生やめようっていったのに~~」って思って…

いま考えたら、

T先生の気持ちがしみます。

本当にありがたいことですよね。

 

 

政治経済は、二つの課題図書について

それぞれに小論文を書くという補講でした。


一冊は、「はだしのゲン」で

一冊は、「障害児に学ぶ」という本でした。


自分の問題意識と重なる本の内容だったこともあり、

これまでいろいろ考えてきたことを

小論文に書きました。

 


すると、自分の中で大事にしていた

戦争への思いや

ある日書店の参考書コーナーで会った

ホームレスのおじさんへの思いを書いた部分に

大きな花丸がついて返ってきたんです。

 

誰にも表現したことのない本当に私にとって大切な思いの部分を、

そこを先生が受け取ってくれたことがとてもうれしかったです。

 

小論文の原稿用紙の最後に

「『学ぶことは変わること』林竹二の言葉です。

これからも変わり続けてください」

と政治経済の先生からの言葉がそえられていました。

この言葉、いまでも忘れません。

 

 

補講の間の休み時間、

職員室や準備室にいて

先生がたと過ごして

先生同士の会話や

先生の日常に触れていると、

先生たちも

一人の人間で、

ある人の父だったり母だったり

ある人の夫だったり妻だったり、

ある人の子どもであったりするんだよなと

しみじみ思ったんですよね。

 

なんだろう、

人として、先生たちに出会えたように思いました。

 

そのことが

私には嬉しかったんですよね。


この体験は、

後の私をサポートしてくれる

貴重な体験だったと思います。

 


こうして、

先生たちのおかげで、

無事に補講を終え、

卒業を迎えることになりましたが、

他の生徒たちと一緒には卒業はできませんでした。

 

そんな私の卒業式は・・・・

それは次回に

 


そして、そして、

人生は続くのでした熊あたま熊あたま熊あたま

 


これ、じゃがいものメークインの花。

薄紫のグラデーションが美しいですよね。


畑をはじめて、
いろいろ楽しいことがありますが、
野菜たちの花を見るのも
その一つです。

いつも目にしている野菜からは
想像もできない花の形や色だったりするんですよね。


世界は、こんな身近なところでも
まだまだ、たくさんの驚きに満ちているんだなって思いますね。

 

ではでは、またね〜〜クローバー
皆様に愛を込めてラブラブ
 
 
ドキドキ人気ブログランキングに参加していますドキドキ

いつも応援ありがとうございます!
とっても励みになりま~すウインク
この幸せの四葉のクローバーをポチッして下さると反映します音譜
  ダウン


人気ブログランキング

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ