シビラまつ子のライフストーリーvol.27です
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シビラまつ子のライフストーリー
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前回は、一人だけの卒業式のことを書きました。
先生たちのおかげで、
高校は卒業できたものの、
その後の展望を持てるような状態ではありませんでした。
対人恐怖がひどかったし、
様々な身体症状がありました。
家の経済状況もまだよくない状態でした。
でも、何も将来のためにしないのも不安で、
来年は大学進学をと思って、
仙台にあった代々木ゼミナールに
たしか国語だったか一つだけ科目の授業を受ける手続きをとったんですよね。
郵送で授業の申し込み手続きは行ったのですが、
当時はネットなんてないし、
授業は仙台に行かなくてはならない。
あれは、4月の頭だったかと思うのですが、
授業を受けるために、一人で
仙台の代々木ゼミナールに行ったんです。
福島駅から新幹線を利用したんですが、
とにかく人が怖くて、
緊張しっぱなしで、
動悸がずっとしているような状態でした。
なんとか仙台駅について、
代々木ゼミナールを探して
ようやく建物を見つけたんですけど、
入口から人が出入りしているところを見たら、
それ以上近づくことができず、
固まってしまって、
結局、そのまま仙台駅にひきかえしたんですよ。
とっても情けなくて、
苦しくて、
新幹線のホームで、
何時間座っていたのか
自分でもわからないけど、
このままホームから飛び降りれば楽になるのかとか
そういうことを考えて、
これからどうしていいのかもわからなくて、
ただただ座ってたのを覚えてます。
その後、
どういうきっかけで、どういう経緯で
福島の自宅にもどったのか、
まったく思い出せないのですが、
家に帰り、母に
「予備校に入れなかった」と言ったのは覚えています。
母は、それ以上、私に何も聞かなかったんじゃなかったかな。
それからの日々、
ほぼ家に引きこもった生活がはじまりました。
友人や親族に会うためとか、
買い物のためとか、
ほんとうに時々でしたけど
外出をすることもあったけれど、
外に出ると、
ほんとうに人が怖くて怖くて、
緊張で疲れはててしまうのでした。
大学にも行ってない
働いてもいない、
そんな自分を責める言葉が、
毎日毎瞬、頭の中をぐるぐると渦巻いてました。
よく夢でうなされたりしたし、
泣きながら目が覚めたこともありました。
相変わらず
自分の頭を叩く自傷行為や
指をナイフで切ったりとかもしてました。
母に暴言を吐いたり、
物にあたったりもしていました。
どうにも行き場のない怒りや悲しみや嘆きを、
暴力的に表してしまって、
自分を嫌悪する・・・という悪循環です。
足もとが崩れ落ちるような
自分が崩壊していくような
得体のしれない恐怖に襲われて
独りでベットでうずくまっていたこともあります。
自己否定につぐ自己否定で
自殺念慮がどんどんひどくなりました。
ほんとうに苦しかった。
そんな状態が続く中で、
ある日、
今日はもうだめだって感じた日があって、
もう自分は死ぬって感じたその時、
あることが起こりました。
それは、いま思い出しても
恩寵というか、何かが発動としか思えないことなのですが・・・・
それは、また次回に・・・
それでも人生は続くのでした
これは一昨年秋から冬にかけて仕上げた作品。
私だけでなく、
誰でもと思うのだけれど、
一人の人の中に、
多様ないのち、
多様な人格が存在すると思うのですよね。
その全てを統合していくというか、
和解し、つながりを取り戻してく、
そのプロセスが
真の癒しであったり、
人としての成熟であったりするのではないかと
思っている今日この頃です。
ライフヒストリーを書いてみて、
置き忘れてきた自分と
再びの出会い直しをして、
統合してくことをしていく
プロセスを歩んでいるように思います。
ではでは、またね～～
皆様に愛を込めて
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