シビラまつこのライフストーリーvol.30です
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シビラまつ子のライフストーリー
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前回は、ひきこもりニートだった19歳から
初就職した26歳までを、ざっと思い返して
自分の内に問いかけることをしていたことに
気づいたことを書きました。
で、その自分に問いかけるというか、
自分の声を聞くようになったきっかけが、
思い返せば、
19歳の頃に再発したアトピー性皮膚炎だったなと思います。
私は、赤ちゃんの頃、アトピー性皮膚炎でした。
痒くて夜中に泣いて、母をてこずらせたようです。
あれは5歳ぐらいの記憶なのか、
皮膚科に治療に通っていたことが
記憶に残っています。
その後、小学校入学の頃には
皮膚炎は治まっていました。
けれど、19歳の時に、突然、再発してしまったんです。
前々回に書いた
ビジョンに救われた体験の後ぐらいからだったと思います。
始めは、耳の後ろが痒くなって、
その後、肘や膝の裏側に、
そして、顔や両腕や肩、
首の後ろから背中やお尻までに
短期間に広がって、
痒くて痒くて夜も眠れないぐらいになりました。
かいてはいけないとわかっていても
無意識にかいてしまうので、
患部がグジュグジュで血だらけになっちゃったりしてました。
でも、病院に行かなかったんです。
というのも、幼い頃に体験した
アトピーの治療で使用した副腎皮質ホルモン剤の副作用で
右腕上部から背中にかけて
色素沈着を起こしていて、
また同じことが起きるのが嫌だったんです。
病院に行きたくないから
自力でなんとかしようと思ったのですが、
その頃は、ネットもないし
情報を集めようとしても難しい……
そこで、自然にやり始めたのが、
自分を観察することでした。
症状が悪くなるときと、軽くなるとき、
どういう時に、どう症状が変化するのか
自分で観察してみたんです。
すると、どうも、腸の具合と
精神的なストレスとに関係あることに気づきました。
私は大変な便秘症だったんです。
ひどい時は2週間排便がなかったということもあるぐらい
まずは、便秘が続いていると
症状が悪化することがわかりました。
逆に、排せつがうまくいくと
症状が軽くなるように感じました。
あとは、精神状態。
何かしらの不安や緊張状態、
気持ちが張り詰めたようなときに、
症状が悪化するように感じました。
そして、
観察していると精神状態と腸の状態も連動しているんですよね。
それらに気づいたところで、
症状が悪化しても、
痒いこと自体に不安にならなくなりました。
これは身体の悪いものを
皮膚から出そうとしているんだなって思うようになって、
痒いのは痒いのだけれど、
それを不安にならずに、ただ感じていられるようになったというか・・・
すると、なぜか、以前よりも痒みが酷くならなくなりました。
あと、腸を整えようと、
便秘対策に取り組みはじめました。
最初は、その頃世間で言われていた
食物繊維が豊富な食べ物として
お豆や根菜類をたくさん食べてみました。
そしたら、私の場合は、さらに悪化してしまいました。
センナも試しましたが、下痢になってしまい、
長く続けないほうが良いと思ってやめました。
私の便秘は、腸壁が緊張しているタイプの便秘だったらしく、
水溶性の食物繊維、
海藻とかこんにゃくなどを食べたら
効果がありました。
腸マッサージも自己流ではじめました。
あとは、これは皮膚のためにはじめたのですが、
何かのテレビで、
オードリー・ヘップバーンが美肌のためにやっていたという
熱いシャワーと冷たいシャワーを交互に浴びる方法を
やってみました。
これは、だいぶ後になってから、
自律神経を整えるのに有効だったことを
知ることになるのですが、
とにかく、
何かピンときたものや
実際に試してみて、
自分で心地よかったり
効果があったと感じたものを続けてみました。
ストレス軽減のためと思ってはじめたわけではなかったのですが、
リコーダーを演奏したり歌も歌っていました。
引きこもっていて、リコーダー吹いてるとか
ある意味怪しいですけどね
でも、これらのおかげで、呼吸が浅い私が、
自然に深い呼吸をすることになっていったんですよね。
それと、ガーデニングもやりました。
土をいじっている間は、
余計なことを考えずにすむのが心地よくて
花壇をつくって、いろいろなお花を育てはじめました。
そんなこんなをやっているうちに
次第に、
アトピーの症状がやわらいでいったんです。
いま振り返ると、
それまで、
自分が何が心地よくて
何が不快なのかさえ
わからなくなっていた私が、
はじめて、
自分の身体の声に耳を傾けて、
自分の心地よさを求めることを
自分に許したプロセスだったんだなって思います。
自分の感覚を信頼することが出来ずにいたのが、
このことをきっかけとして
少しずつ信頼できるようになっていったと思います。
アトピー性皮膚炎が完全に良くなったのは、
すぐに良くなったわけではなく、
その後、21歳の時なのですが、
自分の精神的な回復のプロセスと連動していたなぁと、
これを書いて発見しました。
身体と心ってつながっていて、
病気って、なんらかの心や体からの
メッセージなんじゃないかって、
経験的に気づくきっかけでもありました。
そして、そして、
人生は続くのでした
自然の造形を眺めるとき、
全ては自分の中にあるのですよね。
ではでは、またね~~
皆様に愛を込めて
いつも応援ありがとうございます!
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