次週の相場予想 | ここほれわんわんFX

次週の相場予想

来週の見通し

(T)
中国ネタが再び浮上、理財商品のデフォルト懸念だ。
14日の日経新聞電子版によると、CP発行を延期した企業は
本年1月から9社、金額にして約58億元にのぼる模様。
償還を迎える理財商品のデフォルトリスクも囁かれており、
中国政府の対応次第では信用不安に繋がりかねない。

足許、リスク回避が強まりそうな雰囲気のため、
円が買われ、クロス円が下落するという動きに繋がりそう。
次週は米住宅関連指標、FOMC議事録が注目されようが、
中国HSBC製造業PMIの下振れには特に警戒したい。
テクニカル分析上でも、サポートを下抜けしそうな通貨ペアが
多いため、ロング構築は反転を見てから行うのがベターか。

ドル円100.80円~102.70円、ユーロ円137.50円~140.60円、
ポンド円166.30円~171.20円、豪ドル円89.80円~92.60円。

(S)
先週から今週と雪の話題が多いですが市場でも雪の話題で、模様眺めの地合
いになっています。豪雪の影響で、政府系機関の閉鎖になったアメリカにお
いて、経済指標への影響があることから今後の米経済の回復地合いに対する
意見が様々で、FRBとしても来月の指標だけでなく、再来月まで待たなくては
はたしてTaperingの小休止になるかどうかの判断も難しいかもしれません。
米金利も小動き状態なので、あえて米金利で動いたと言えるのは10年債利回り
が2.5%以下か、3.0%以上になった時ぐらいと見た方が無難かもしれません。

その間FRBは粛々とTapering姿勢は変えないでしょう。
こうなると、USDの地合いではなく、他の通貨の地合いで市場が動くことにな
ります。皆様にはなじみがないクロス[EURAUD,EURGBP,AUDCAD,GBPAUDなど]
でユーロとポンド、さらには豪ドルまでもが全く違う動きになるかもしれま
せん。USDベースでは見ない方が良いかと。来週のイベントでは、2月20日が
注目。 未明にFOMC議事録、アジア・欧州時間はPMIイベント。

新興国不安は下火になっているものの、中国国内の問題もクローズアップされ
ており、こちらも予断を許さない状態。好感される通貨を選ぶよりは、
【不】美人投票の様相となりそうな。ドル円は、他力本願相場で、上記のクロ
ス円取引と実需に挟まれたレンジ相場はまだ続きそう。

リスクオフの動きには注意しておきましょう。

USDJPY 100.50-103.50
EURUSD 1.3450-1.3800
AUDJPY 88.50-93.50