置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

新入りの黒猫のお家を覗き込む先住猫。



昨日、クリスマスに圏内で保護した黒猫を引き取りに

アニマルエイドのシェルターを訪れた。



そして我が家にやって来た黒猫(名前はまだない)は、

猫に対しては結構大物なのだが、

先住猫はかなりの挙動不審になり、

今は階上のお部屋でストライキ決行中。

何せ、室内飼いの上に一人っ子、過去を辿れば

仔猫の時に、コンクリートの建物の地下2階に落ちて上がれず

ミャンミャン鳴いていたところを、わたしが保護したという経歴がある。


わたしの家庭内ではこの先住猫、

種類:クリントンジャグラー

原産地:ジャマイカ

推定:5000万円

世界に1匹しかいない絶滅危惧種(とは言わないかな?)

という空想にひたって喜んでいる。

ちなみに色はプラチナシルバー。

本当は元野良のぶち猫。おほほ。




置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~
病院で両目に軟膏を塗られ、点滴を受けた黒猫。ヒーターの上でくつろぐ。



黒猫ちゃん、

少しずつ慣れたら、ゲージから出して

家の中は自由に生活させてあげるつもり・・・

ところが、

今日、風邪引きで獣医さんに診てもらったら、

まだ、病気が確定してないし、

先住猫と少し距離を置くようにとのこと。

一匹だけで飼える環境が一番いいとも言われてしまった。

先生は、里親探しのポスター、病院に貼りますよ、とも言ってくれた。

でも、そういう気持ちにはなれないんだ。

家に来てから、まだ一口もご飯を食べないし、

前歯が半分無くなって、片目だけで、

体重2㎏以下で必死に生きてきたんだから。



ところで昨日アニマルエイドのシェルターに行ってびっくり。

こ、これは!猫カフェならぬ猫のつかみ取り状態。

暖かいお部屋で自由に遊んでいる猫たち。

毎日トイレもキレイにしてもらって、

好きな時にご飯が食べられる、安心した空間。

ボランティアさんが一日かけてお世話してくれてる。

でも、このままでは次のレスキューで

新しく保護するのは現実問題無理!


SOS!関東近県だったらわたしもお届けできますので、

是非里親さんになって下さい。

1匹の里親さんになるだけで、

もれなく20km圏内の猫1匹保護につながるという、

すごい特典付きですよ~~。