東京への帰り道。
今日も渋滞の首都高。
都会のど真ん中で、たった一人きり、
寂しさに押し潰されそうになる。
20km圏内にいる時より、離れて来たことが
なぜか切なくて・・・。
また、置き去りにしてきてしまった命のこと、
ずっと反芻している。
あれはどこだったのか、
ありきたりの路地があった場所を
忘れないように。
毎回、給餌に向かうお家の
玄関に張ってあったメッセージ。
飼い主さんの元に帰れたんだね。
ごく少数のハッピーエンド。
捕獲機に入ったベージュのめす犬。
小刻みに震える体。
お母さんが赤ちゃんに話しかけるように、
包み込むような、子守唄みたいな声で犬に話しかける
LYSTA、Sさん。
少しづつ犬のココロを解きほぐしていく。
すんなりとケージの中へ。
今日はね、すごいんだよ。
他にもね、
住民から許可を貰って納屋に仕掛けた
犬の捕獲機。
中で目を光らせる黒い物体。
冬眠から覚めた熊ではないかとあせったが、
それはなんと・・・・。
黒いラブちゃん。しっぽふりふり。
一年間圏内を彷徨ったにしては
妙に懐っこい。
警戒区域に、20km圏外から
故意に遺棄しにくる人がいるという
噂は聞くが、まさか・・・。
命あるものを、ゴミくずのように捨てる人。
命あるものを、お金でしか勘定できないこの国。
腐ってる。
一度でも現状を見てみたらいい。
カラスの糞にまみれた餓死した牛の姿を。
それでも、まだ離れ牛たちの毒殺を
進められるというのか。
もう、たくさんだよ。
牛舎から次の給餌場所へクルマを走らせれば
国道の路面に散らばった車の破片。
その脇の歩道に横たわる子牛。
車にはねられたらしい。
目を背けたくなるはずの光景を見ても
涙すら出なくなった。
この異常な20km圏内にあっては
事故の即死なら、まだいいほうかもしれない。
無駄にいたぶられ、無計画に弄ばれ、惨殺されて消える無数の命。
そして、何千分の一かで助けることが出来た犬と猫。
先週、玄関先で待ち続けてた
ブルーアイのしろちゃんを保護予定が・・・
あれれ~
グレイの可愛い子ちゃん。
今はご立腹中だけど、
本当はもっと超CUTE
お気に召すこと間違いなし。
アニマルエイドがわたしのしばらくのホーム。
早く迎えにきてね。
それからね、
保護依頼のあった飼い主さん宅の
玄関先で保護したサビちゃん。
ここは何回もTRYして、違う子だったり、
空振りだったりで通っていた場所。
もしかして、お目当ての子かもしれない。
奥のほうにいるグレイちゃんの流し目も、
お見逃しなく。
*わんちゃん達はヨコハマ・ドック・レスキューさんが
連れて行って下さいました。