置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


昨年秋、富山に住むわたしの母が

地域で保護して

里親さんに引き渡した子猫たち。


この国は、自称先進国らしいが、

ペットに対するモラルの低さには

呆れて言葉を失う。

無責任な人間のせいで

名前さえないまま、死んでいく命。


ショーケースに並べられ、

ブランドもののように買われる命。









置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~
3月のある日 20km圏内にて


別に警戒区域でなくたって、

自分の住んでる街にだって

不幸な猫は星の数よりいる。


でも、今は福島に通う。


もしかして誰かが

助けてくれることなんて

100%ないのだから・・・。









置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


福島に行けない週末も、

頭の中では、

クルマを走らせている。

先週、パトカーが近づいてきたせいで、

行けなかった場所のこと考えたりして。









置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~
浪江駅そば、飼い主さんが置いていったであろうキャットハウス。



気持ちは福島に置いて来たまま。

次の日曜日まで、

東京での日々を塗りつぶしていく。