一体誰に見せる為に咲き誇るの?
わたしだけが独り占めにした
20km圏内、あるお家の藤の花。
その藤の花のそばで、待ち続ける猫がいた。
一年と少し。
途方もなく長い時間が過ぎていったね。
ここは昨年、ウッドデッキで
息絶えてた猫を見つけたすぐそば。
ずっと給餌に訪れていたが、
全く生き物の気配がなくて、
それでもフードはいつも空っぽで、
そろそろ行くのを辞めようかとも思っていた場所。
通い続けていて良かった。
見えますか?
ここにいるよ、確かに・・・。
この場所のすぐ近くの道路を
這いつくばるようにして歩いてる
グレーの猫も見た。
もう、イタチかテンのような
野生化した猫だった。
本当は人間に
愛されて生きるはずの愛玩動物が、
置き去りにされたら、
運命を受け入れて、
そうやって生きるしかなかっただろう
ただ必死に。
ここだけは天国のようだね。
でも、ここまで辿り着くのはかなりの恐怖。
線量の高い場所を通り、いくつかの
バリケードを突破しなければならない。
ここにも、待ってる命があるから、
フードを届けに行くのです。
今日の最強のミッション!
小鳥、がんばりました。
牛達のいた天国から近い場所。
線量、結構高いような気がする。
鼻血が出そう
白血病の恐怖よりも、一年経った今でも、
数え切れない猫が必死に生きているのを
この目で見て、途方に暮れて
先が見えないことに恐怖を感じる。
犬も少なくなったとはいえ、
今日、南上の原の団地に
走り去る黒と茶の霜降りワンコを目撃してる。
ぼ~っとした頭で運転してると・・・・。
おやおや。
何か食べ物はないかな~とフラフラした足取りで歩く
痩せた薄きじとら猫。
逃げる様子もなくガツガツ平らげる。
どうやら、
沈んでばかりいられない。
わたしに出来る事、
コツコツやっていくしかないでしょう。
救いたい命、
まだまだあるから。