雨上がりの20km圏内。
明け方13℃だった気温は日中20℃を超える。
もう、警戒区域に残された犬や猫のことなんて
TVニュースで見たことあるけど、忘れた!
世の中そんな感じ。
全然、終わってないんだ!
本当は・・・。
もっと、もっと知って欲しい。
まだまだ、こんなに生きているんだよ。
忘れるなんて、残酷すぎる。
もう、日本が文明国だなんて思わないけど、
これじゃ、笑い話にもなりはしない。
ここは、線量が高いらしく
封鎖になるという話を聞く場所。
警察車輌は見たことが無い。
だから、線量は高くても、安心して給餌が出来る場所。
この写真が、普通に人が住む街なら、どんなにいいだろう。
わたしのクルマの音に、お腹ペコペコでゆるゆる歩いて来た猫。
ボランティアの人たちが繋いできた多くの命。
ここまで、繋いできたことは無駄だったのだろうか?
ただの延命だったなんて、思いたくないよ。
飼い主さんからの保護依頼のあるお家のそば。
いつも、まったく生き物の気配が無かったが、
このキジトラちゃんの後を、超スピードでついてく二匹の子猫が・・・。
あ~、こんな日に限って捕獲機は別の場所に仕掛けて来た。
もし空っぽなら、まだ間に合う!
急いでその場所に戻る途中。
あ~、泣きそう。
田んぼの跡地のぬかるみを歩くワンコ。
逃げないタイプは久しぶり。
ずっと同じ場所にとどまっている。
LYSTAの鈴木さんなら、保護できるに違いないのに。
悔しいっ
ワンコから5mほど手前のあぜ道に
フードを置いて捕獲機回収へ。
あれれ~。
泣きそうだけど、笑っちゃう。
この子は、4月に民家の植栽から顔を覗かせていて
必ず保護したいと思ってた子。
だって、この不思議感。
一匹で二種類の模様が楽しめる。
顔は薄アメショーで体はキジトラ、
その上、4本手足が全てソックスちゃん。
これはもう、2012年の大発見となるかも・・・。
アニマルエイドで待ってるよ!
圏外に出てから
自信満々で柴田さんと桜ママに見せたところ・・・。
「微妙」とか「あはは~」とかあんまりな反応
でも、最後には「珍しいかも~」ですって。
挙句の果てには、
「わたしたちの猫はカワイイよ」って。
自分達の保護したのを見せるわけ。
あれっ、カワイイですわ。これはかなり。
今回という今回は保護枠が無かったにも拘らず、
2匹を快く受け入れてくれた柴田さん。
可愛さで保護してるのではなく、
封鎖されるであろう場所の子から先に、
そして弱ってる子や病気の子を先にって、
いつも言ってる。
どうか、アニマルエイドから
新しい家族を迎えて下さい。
通い慣れた道端で、振り返りながら去っていった子だって
あったかいお家でぬくぬく生きて欲しいのです。