置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

ブーゲンビレアのように、枝垂れて咲くお日様色した花。

ここは、5月26日レスキューの時出会った

ほこらの家族のママ猫が、消えていったお屋敷。

今日も全く生き物の気配は無い。

ほこらにフードを置くものの、いつもそばにはカラス。

そして、照りつける太陽。

フードを食べに来るとしたら日が落ちてからだろう。





置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

この日、回ったポイントは63箇所。

水場の無さそうな所には、水も置いておく。

しばらく雨は降りそうにも無い。


会いたかった、まだ名前さえない猫たち。

鈴虫が鳴く頃には、また

ひょっこり顔を見せてくれるだろうか。






置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

ひと通り給餌を終えて、

帰ろうとするわたしの前を

ゆるゆる歩くクロ猫ちゃん。

もしかして、これが二度目かな?

この場所のすぐそばで会った子に

似てる気がする。(下の写真)





置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

6月23日レスキューの時、撮影。









置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

姿を消した場所に

水とカリカリを置いてみたら、

すぐにやってきた。

そんなに逃げないから

カルカンの缶詰をあげてみる。





置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

すごい勢いでばふばふ食べて

ピンクの舌をぺろり~んドキドキ

キューピットの矢が

わたしのハートを一撃!






置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

あ~、

また、保護待ちリストに

新しいニャンコが載ってしまった。






置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

いつもの給餌ポイントからの眺め。

今年、とりたてて夏の休暇のないわたし。

この眺めを独り占めして、夏の思い出にする。

これは何か得した気分。
安上がりなオンナだわ・・・わたしって。