置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

最近、警戒区域を解かれた楢葉町そば


最初から警戒区域にする必要のなかった場所?

除染してる様子、見たこともないけど・・・。


誰かを責めてもどうにもならない?

そんなことはない。

誰も責任をとらない、この日本の体質が生んだ

原発がらみの悲劇。

失敗した政策。

指揮してきた人間は、いつの間にか交代し

自分には痛みのない血税から

湯水のごとくただ、補償へと流れていく。

結局全部、お金の問題なのだ、この国は。


低所得なのに、なぜか納税金額だけは高い我が家。

ふるさと納税ならぬ、目的別納税にでもしてくれっむかっ






置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

楢葉町R6沿い


8月4日に来た時には、警戒区域となっていた場所が

今日は普通にクルマが行き交い、歩道を歩く人がいる。

一度止めた水道の復旧は難しいらしく、

未だ自分の家なのに泊まることは出来ない。

メルトダウンから最初の避難はやむを得ないとしても、

もっと早く解除に出来なかったのか?


無駄な一年半。

その犠牲になり、人知れず消えてった命のこと

頭の片隅にでも

よぎったことはあっただろうか?



置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

8月18日(土)警戒区域内にて


いつもの給餌ポイントのすぐそば、

あと僅か、1メートル先にフードがあった。


せっかく一年半、必死に生きてきて

命尽きてしまった猫。

熱いアスファルトの上で朽ちていく。


何の罪もない、動物たちがしょった運命。

十分に罪深い人間たち、

こんな最後、同じように味わったらいい。





置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

クロネコちゃんを送ったアニマルエイドの2階から見た景色。


警戒区域を回る時感じる、たくさんの感情。

不安、切なさ、絶望感、

それらを圏内では、誰とも共有出来ないもどかしさ。

いつも、警察車輌を警戒して心拍数も上がりっぱなし。


シェルターに来て身体の力が抜ける。

賑やかなジャイの鳴き声と、明るいボランティアさんとのやりとり。

いつの間にか膝にのってるにゃんこ。

赤字でひ~ひ~してても、悲壮感がないところがすごくいいかんじ。


何十年ぶりにみた虹。

ここを渡って天国へ・・・

あ~やっと楽になれる、じゃなくて汗

とっておきの未来が来る暗示だと

信じてみようかな・・・。





置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

南相馬小高区から来たジャイと愉快な仲間たち。


も~たまりませんわラブラブ

アニマルエイドシェルター。