6月のレスキューの時出会った
祠の家族のママ猫ちゃんが消えてった場所に
置いてあったフードは空っぽ。
http://ameblo.jp/kuri-koyagi/entry-11285234275.html
前回から祠以外に、ここにもフードを置く作戦に
切り替えた。
全く生き物の気配はないけれど
この一袋で、命を繋いでいると確信する。
今日は、フードも増量して置く。
生きていれば子猫たちも大きくなってるだろう。
ウッドデッキのぶち猫ちゃんが住んでいる場所。
手入れをする人のいなくなった、レンガ造りのアプローチに
こぼれ種で逞しく咲く花。
あ~、ぶち猫ちゃんは何処へ・・・。
この灼熱地獄ではエネルギーを消耗するので
こんな時間には現れないよね。
おや~。
さっきまでここに居たはず。
持ち主さんは分からないけど・・・。
8月撮影。
浪江町と双葉町の一部を、広範囲で動くため
あっという間に、お昼近く。
大急ぎで、この場所にもフードを届ける。
キジトラちゃん、お待たせ~。
それは、キジトラちゃんがいるポイントの
空のフード袋のすぐそばだった。
見たことがない茶トラちゃん。
前回、ここに捕獲機を2時間余り掛けていたが
空っぽだった。
間に合わなかったよ・・・。
それとも、
生まれて育った浪江町で、死んでいくこと選んだの?
警戒区域になって一年半。
つい3ヶ月前まで、この場所に給餌はなくて
それでも必死に生きてきた命。
今は、やっと楽になれたはず。
そして・・・。
丈六公園そば、この場所も給餌ポイント。
カラスについばまれた跡。
骨の形から子犬だと思う。
ひとつ、ふたつ・・・。
人知れず消えてった小さな命。
原発事故から一年半以上。
未だ、繰り返されてる惨事。
帰りの首都高から撮影。
日本の光と影。
何百万人が賑わうスカイツリーと
人知れず消えてく小さな命。
それが、同じ日本でのことだとは信じがたい。
どうして、助けてくれないの?
生活保護を受給しながら、ブランドバックを
持ち歩く人は助けて、
何の罪も無い動物はごみ以下。
結局何の案も示されず、放置され、
給餌に向かうわたし達を犯罪者として
追いかけ回す国。
死んでいったあの子達へ
最後に一口の水だけでも
飲ませてあげたかった。
運転しながら、ほほを伝う涙に
景色が滲んで見える。