睡魔と戦いながら走る高速道路。
この掲示板を見た瞬間、モードがONに切り替わる。
今日こそは、何かが起きるんじゃないかと
胸騒ぎがしてる。実は、一週間前から・・・。
安堵の気持ちが湧いてくる。
今日はパトカーくらいで、行き交うクルマも殆ど無く、
静かに秋は深まっていく警戒区域。
そしていつも通う、幾つめかのポイントでのことだった。
物が散乱する物置きから聞こえる、カサコソという音。
あわわわ~。
マイセンの置物みたい
そして・・・。
痩せて細長くなったブラックスモークの仔猫ちゃん。
どうしても、二匹揃って保護したい。
一台だけ残ってた捕獲機をセットして、
別の場所で仕掛けた捕獲機を確かめにいく。
待ってました
君のこと、保護したかったんだよ、白茶の仔猫ちゃん。
9月の終わり、お母さんを呼んでみゃ~みゃ~鳴いてたね。
カラスが狙ってたから心配してたんだ。
パワーモード全開で、別の場所の捕獲機を見に行く。
待ってて!仔猫ちゃん達。
どうか、何処にも行かないで。
久しぶり~
これが二度目だね、ロン毛のサビちゃん。
春頃?!以前撮影したロン毛のサビちゃん。
道路でゴロンゴロンしてる君を見てから、
以来ずっとご飯をお届けしてたんだ。
この時はまだ寒く、ロン毛だったね。
捕獲機は今日は満員。
そこで、
一台だけ仕掛けた捕獲機を確かめに
仔猫達が居た物置きへと戻ってみると・・・。
ぷんぷくぷ~ん!目なんか合わせませんから
超不思議模様のソックスちゃん。
以前、会ってる気がするんだけど。
それにしても、チビ猫ちゃんを差し置いて、
自分が先に食べちゃう大人気なさ、いいキャラしてる。
そこで、残るは二匹の仔猫。
どうしても保護したくて、原発のそばを回ってる
桜ママに電話を入れる。待つこと20分弱。
離れた場所から、捕獲機持参で超高速で現れてくれた。
おかげで、すぐにブラックスモークチビ猫ちゃん
入りました~
あとは、
マイセンの置物ちゃんが入るのを待つばかり・・・。
さっきから、ぴょこぴょこ顔を出してるし物置きの中にいる。
あとは、時間との勝負。
ところが、ちょっとしたうきうき気分も束の間。
最悪の事態が起きてしまう。
これが最後のレスキューになってしまうのか。
最後のプレゼントがこの子達だったのか。
いいえ、そのプレゼントすら、悲しいやり方で
手放さざるを得なくなるなんて、この時は思ってもみなかった。
ブログの中で、どこまでを伝えたらいいのか。
ここが民主主義の国だということを疑うような、
独裁的なやり方で、わたしごときを潰す権力集団。
負けとは言いたくない。だって、これは勝負じゃない。
いつも、政治家が決めたことや行政がやってることが
一番正しいなんて思い上がりはやめて欲しい。
みんなにとって、どれが一番いいのか、
価値観は色々で折り合うのは難しいけれど
社会構成主義的に考えていくべきだと思う。
どうしてもやらせて欲しいと差し出された
その手を排除しておきながら、
そのくせ自分達ではやる気などない、その理由付けを、
まるで正義のように語るのはやめて欲しい。
今日、わたしは大事なものを警戒区域に落として来た。
もう一度、それを取りに戻らなければ、
この先、だたの抜け殻になってしまう。