置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


大雨の高速で、お約束の渋滞にはまる。

一人で帰る高速は、自分だけなら

別に事故って死んでもいいや!くらい

やけっぱちで飛ばしてしまうのに

猫を乗せた時は、飛ばしつつも

運転が慎重になる。


シェルターに入る前に、動物病院へ。

レボリューションとワクチンの注射を受ける。

普通に手で触れるし、物静かないい子だよ。

ロン毛のさびちゃん。

さびちゃんが居た場所への給餌はごく最近で、

今までよく生きててくれたと思う。

相変わらず、シェルターはどのお部屋も満員。

それなのに、今回警戒区域に入るわたしに

保護をお願い!と言ってくれた柴子さん。

里親さん探し、がんばるからって・・・

そんな彼女に、これでもかと襲い掛かる

世間の冷たい仕打ち。

警戒区域の惨事や、密室でのやりたい放題を

知らない記者が憶測で記事を書く新聞社。

現状を見ないで書ける、中立的立場の記事って

何なのさ。

わたし達だって好き好んでやってる訳じゃない。

週末、普通の女子みたいに、

お洒落して出掛けたり、温泉に行きたいと思うこともある。

安月給のうちのお小遣いを、警戒区域通いにあてて

警察にとっ捕まって、犯罪者扱い。


所詮、動物愛護と世間は共存できないという

彼女の言葉。本当にそうだと思う。

日本という国がもう少し、

動物に対して愛情のある国なら、

原発がらみの動物問題も、これほどの

犠牲を払うことは無かっただろう。





置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


猫カフェにて。


NISHIDAIちゃん、君はまだここに居たんだね。

こんなに構ってオーラ全開なのに、

どうして選ばれないのかな?

このビックサイズとブルーアイ、かなりお勧め合格

吹雪の中、お家の玄関でじっと待ってた浪江の子。

そのうち、湘南BOY(ちょっと贅沢?)とかになれる日が

来るといいね。

もちろん埼玉BOYはもっとGOOD!


では、小鳥はお家に帰ります。





置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

夜9時45分、歌舞伎町。

今日はなぜか靖国通りを走ってるわたし。

カーナビが上手く作動せず、

いつも動物的勘を頼りに家に帰る。


クリーが待つお家へ・・・。





置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

ぷんぷくぷ~ん爆弾

福島だか何だか知らないけど、

アタシが一番大事でしょ!


そうそう、桜ママからの電話。

今回、二日間に渡る連携プレーで

全部で三匹保護出来ました音譜


残されたレスキューで

一匹でも多く保護したいです。

どうか、シェルターの子を

お家の子にして下さい!