今日のミッションは”帰還困難区域保護作戦”
それなのに、
帰還困難区域に仕掛けた捕獲器は空っぽ。
ファミチキをかじった跡。
保護が行き渡り、猫達がいなくなった証拠なら、
どんなにかいいだろう。
現実は2~3時間ではなかなか捕獲器に
入らないというだけ。
帰還困難区域にも、まだ沢山の命が息づいている。
君のこと、助けたかったよ!
いつものポイントのそば。
そして、帰還困難区域となる場所。
もうすぐ容赦なく重いバリケードが
ここの世界を閉じ込めてしまう。
手を差し伸べるチャンスは
これが最後だったかもしれない。
定点、5箇所を残しているが既に時間切れ。
スルーしようと思ってクルマを走らせたが、
何度もこちらを振り返りながら消えてくトムキャットに
後ろ髪ひかれ、猛スピードでバックして戻る。
ただの5分だけど、捕獲器を掛けて待つ。
駄目だったよ。保護出来なかった。
泣きそうになりながら、消えた場所に
ファミチキとフードを置く。
その時だった、横殴りの風が雪を運び
近くの竹林がざわめき出す。
お天気はわたしの気持ちそのもの。
横殴りの雪の中、残りのポイントを駆け巡る。
今日、残りわたしに出来ることはご飯を届けることだけ。
警戒区域を出て帰りの高速。
雪は一層激しくなる。
今夜その身体、温めてくれるベットも無く、
凍える夜を、無条件に受け入れる。
生きていくのって大変だから、
死んだほうが楽だけど、死ぬのだって
そんなに簡単じゃない。
その前に、バイバイ言わないと・・・。
ごめんね、助けられなかったこと。
追伸
桜ママが熊川海岸そばで掛けた捕獲器。
ニャンコが入ってくれました!
だから、記事のタイトル、レスキューに変更します。
実は、今回も怒涛の一日で、このニャンコがクルマの中で
忽然と姿を消し大捜索。ふたりで探すも姿がなく、
キツネにつままれた状態でしたが、
やっと出てきてくれました!
お転婆ニャンコ、ミラクルちゃんに振り回された一日。
悪い子だよ、まったく~