置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


いつものポイントは全て空っぽのフード袋。

日中9℃まで気温が上がり、たくさんの猫と会う。







置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


お~い!お尻が見えてますよ~。

ゆるゆるとクルマで近づくと・・・。







置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


今日が2度目だね、キジトラちゃん。








置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


11月、姿を見掛け捕獲器を掛けたけど

保護出来なかった子。

きっと飼い猫ちゃんだったと思う。

この子の居るお家は、出入り出来るように

サッシが少し開けられている。

家は犠牲にすることにしたのだろう。

そんなお家が、少なからずある。

フードはちゃんと置いていくね。


そして、別のポイント・・・。



置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


ぴょんぴょこぴょ~んDASH!








置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~


前回会ったキジ白ちゃん。

今日も同じ場所に居た。

ヤギが居た鉄工所の脇道。

お腹がたるんでるけど大丈夫かな?






置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

前回、濡れた足跡が付いてた場所のすぐそば。

足跡の主さんですか?


今日は沢山の猫と会う。

双葉町の山中で見た子以外は、

全てがポイントの周りで見かけてる。

写真は撮れなかったけれど、再会した子がたくさん。

祠のシャムMIXちゃんにも会った。

帰還困難区域では、以前、桜ママが会っただろう

クロネコちゃんとも出会う。


全く追いつかないまま、終わってしまった環境省の保護。


この先、何処へ辿りつくのだろう?

息ができないまま、ずっと濁った深海の底を

這いつくばってるような感覚で生きた、この一年と数ヶ月。

空っぽのフード袋が頭に浮かび、

どれだけお腹を空かせてるだろうかと苦しくなり、

思わず胸を掻きむしった夜もあった。


そして・・・

12月15日の警戒区域入りを最後に

その先が完全に無くなっていたわたし。

警察に連行され、意味の分からない自白文?を書かされたのが理由。

内部が腐ってる組織に、猫の保護ごときで犯罪者扱いされる悔しさ。

縦割り行政と思いきや、こんなどうでもいい事は警察と行政は

しっかり繋がっていて、わたしを締め出す。

我が家では、車庫に止めてたバイクが盗まれ、

交番に届けるも「ガキの悪戯でしょう・・・」で終わる。

DUCATIというお気に入りの新車。

あの頃(どの頃?)に戻って、再開する予定だった

ツーリングの夢、終わりました~。

ただ、この時から殆ど物欲が無くなって

バイクよりもっと大事なものが見えてきた気がする。


今、これまで給餌を続けて来た人達が、次々と締め出されている。

そんな中、超裏技を使って今回の警戒区域入りをプレゼントしてくれた人がいる。

その意向に添い保護はお預けだったけれど、猫達を裏切らずに済んだ。


今回は、その遅れてやって来たサンタさんのクルマで、わたしは助手席。

プラスそのお友達も急遽、途中までだが参戦してくれる事になり、二台で動く。

「あっち行って~、こっち行って~、猫いた~、バックして~。」

大変な我がままを聞いて下さり、有難うございました!

高級な新車が傷だらけ&泥だらけになってしまい、

小鳥は申し訳ない気持ちでいっぱいです。


おまけ・・・。

一年の終わりくらいは癒されたい音譜


置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

本日、一緒に同行してくれた、サンタさんのお友達のワンコで~す!


*以下、レスキュー仲間への業務連絡です。

 この画像の場所何処だか分かりますか?

 ○○○スーパーの前ですよ~。

 やば過ぎるでしょっあせる


 隊長、桜ママ、

 来年、その時が来たら必ず参戦させて頂きます。

 ココロはひとつです。