昨年12月9日、突然の吹雪に見舞われ

時間もなく保護出来なかったトムキャット。

帰還困難区域になる場所で、どうすることも出来なくて

ココロに引っ掛かったままだった。


置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

12月9日撮影

なんと、12月16日CAPINさんで保護されてることが判明。

保護された住所や模様から、間違いない。

浪江ゆりこちゃんという名前で暮らしている。




そして12月、何日間か行われてた環境省の保護。

9月29日に会ってたロン毛の三毛ちゃん。


置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

9月29日撮影


この写真からは判別不可能だが・・・

実際の目で見ている、わたしには分かる。

http://www.pref.fukushima.jp/eisei/douai/saigai/helpedanimals2/cats/20472.htm


保護された住所からも間違いない。

一昨年からポイントにしてきた場所。

この子は捕獲器を掛けるも、

入り口が何かの刺激で閉まってしまい

保護出来なかった子。

ほんの少しの安堵・・・。


すぐに気持ちは雨降りに戻る。

一匹の保護の陰で、飢えに耐えながら

今も凍える夜を生きてる個体のほうが、

ずっとずっと多いのだから。

新しい年が明けて、警戒区域設定より

2年が経とうとするけれど、

動物問題に関しては、助ける方向に動くことはなく、

ただジリジリと餓死が待たれてる。

そう、待たれてる。

愛護団体の餌まきさえなければ、

とっくに死滅してたのに、余計なことしてくれて。


ここは現代のアウシュヴィッツ、絶滅収容所ですか?

大量虐殺が平気な感覚。

想像力の欠如、平和呆け。

その生育環境や屠殺の現場など知らないで、

食べ残した肉を平気でゴミに捨てる日常。

血税で夥しい数の犬や猫が、

システマティックに殺されてく、保健所の仕組み。

人間の欲と満足の為なら、どんな理不尽も犠牲も

手段さえもいとわない。


どれだけ野蛮な国なんだ・・・、日本って。
もう、先進国だなんて言って欲しくない。