三週間ぶりの警戒区域は、
また新たな試練を用意してきた。
早朝の気温マイナス3度。
前日、レスキュー仲間のクルマが
雪の中にはまったと聞いた。
四駆でないと難しいかも・・・。
零下の気温は14日に降った雪を凍らせ
山の中はアイスバーン状態。
タイヤチェーンは持たないし、道路の陥没が雪で
見えなくなっている。
パウダースノーならいいのだけど、
ガリガリに凍った路面ではタイヤが空回り。
いつものポイント。
ずい分待たせてしまったことゴメン。
凍りつきそうな身体と空腹と・・・
それでも、生きててくれたんだね。
雪の上からコンクリートに続く、僅かに残る足跡。
今まで、数匹の猫、三頭の犬を見た場所。
足跡の先に、置いていくね、2.5kgのフード。
プラス近くに5kg。
このポイントは一昨年、別のボランティアさんが、
飼い主さんから給餌依頼を受けた家のすぐそば。
その人は、自分で引き受けたけど、
結局早い段階で放棄してしまった。
別に、それは責められることではないと思う。
住民ですら、これまで6回の帰宅を許されただけなのだから
所詮、動物のことなんて餓死ありきとしてきた政府のやり方。
お前達など、いらぬ命と切り捨てられた。
生きてる・・・。