沼池が氷の池に変わる。
ここは、うちの猫メリーを保護した双葉町某所。
氷点下の季節が来るまでは、水鳥も遊んでいて
動物達の水飲み場だった。
地元民の警備が、警察くらい厳しくなっているから
給餌は困難を極めてる。
本当ならその地元民にも事情を話して、
この活動に対して理解を貰いたいが、
給餌活動を違法と決めたこの国では、
それは罪でしかない。
そして、未だに改善されない
飯館村の犬や猫の置き去りを見ても
動物に対しての意識の低さは否めない。
番犬だからって・・・家を守るためって
雪の零下の元に残して大丈夫な感覚。
もっと声を上げて欲しい。
一緒に住むんだって・・・。
飼い主が叫ばなければ、誰が叫ぶの?
よそ者のわたし達がいくら叫んでも、誰にも届かない。
哀しいけど、所詮それまでの愛情しかないんだね。
日本の動物福祉が進まない根本的理由。
時間のロスを補って、アイスバーンの山道を
ぶんぶん走る、桜ママ車。
今朝、新たに掛けた捕獲器の回収に向かう。
ここは、帰還困難区域となる場所。
昨年から見てたクロネコちゃんを保護したい!
捕獲器を掛けようとするが、夥しいカラスが旋回してて、
カラスが入る可能性が高く、どうしようか迷いに迷って
やっぱり掛けてみた。
カラスじゃないっつ~の
お約束のクロネコちゃん、入りました~
お怒りモード、パワー全開
そして次の場所へと急ぐ。
昨年春、キジしろちゃんと会って
給餌を続けて来た場所へ・・・。
うそっ
本当で~す
これは、超やばい。
そして・・・
やせ細った三毛ちゃんも。
この場所に、こんなにたくさんの猫がいるなんて
思いもよらなかった。
一週間おきに、2.5kgだけ置いていたけれど、
他の車が止まってて置けなかった週もあった。
この近辺への給餌は、誰もしてなかったから、
たった、2.5kgを野生動物とも分け合って
必死に生きてきたこの子達。
それはそれは、お腹ぺこぺこだったはず。
胸がきゅ~んと締め付けられる。
そして・・・同じ場所で。
置いてきてしまった茶色の小ぶちちゃん。
この時、既にシェルターの保護枠はオーバーで
保護することを諦めたおチビちゃん。
多分、兄弟。
缶詰といつもより多目のフードを置いて
ココロの中でつぶやく。
また、来るね!
どうしても助けたいから。
それまで、必ず生きてて下さい・・・。