置き去りにされた小さな命~福島第一原発20km圏内 警戒区域から~

7月20日レスキュー

浪江町居住制限区域にて

民家の前でちょこんと座ってた

チョコ風味デニッシュちゃん。

 

そして今回8月31日レスキューでも、

同じ場所で誰かを待ち続けてた。

この時、まだ全てのポイントの給餌を終えてなくて

もうバリケードが閉まる時間がせまってて

どうするのかすぐに決断して

この場を後にしなければならなかった。

 

バイバイなんて言えなかったよ。

今度会う約束なんて、叶うことが無いって、

知っているのだから。

 

捕獲器を掛けてわたしは双葉町へ向かう。

その夕方、犬とり名人が回収に行ってくれたけれど

中は空っぽ。

そして、そのまま捕獲器を掛け、次の日の朝・・・

再び犬とり名人が向かってくれた。
 

浪江の居住制限区域の子なら、

もう線を引かないときりがないのかもしれない。

けれど現在でさえ、この場所に辿り着くには

煩雑な手続きが必要で、幾つかの検問と

バリケードを超えなければならない。

 

そして、残された猫の個体数に比べ、

仔猫が育っていない20km圏内。

地元でフードを置いてくれてる人など皆無。

 

どのみちあと、二年ほどで大体が

淘汰されるともいわれてる、過酷すぎる環境。
猫にとっては、警戒区域から今日まで

何も変わってないってこと。

 

デニッシュちゃん♀、保護できましたよベル

今度わたしのお家にやって来ます。

我が家に来たら、また写真をアップしますね。

里親さんのお迎えを、かなり本気でお待ちしています。

 

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また、この記事の拡散を希望します!
 

*昨日、犬とり名人と地元の獣医さんのご協力で

 不妊手術を済ませています。

 血液検査も問題なしということです。

 アメショー風のキュートガールらしいですラブラブ