負け犬の遠吠え

負け犬の遠吠え

ふと思ったこと、気づいたこと、感じたこと、考えたこと

ただ今、熱烈修行中。


薬剤師の資格を持って大学院(臨床系)まで行って会社員になり5年、年収700万を捨てて独立。
今は、当面の生活費を薬局薬剤師で得ながら日々頑張ってます。


周りから、「なんで?」とよく言われます。        

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今いる薬局では、勉強会担当の薬剤師の意向で
「病態の説明と一般的な治療法、その中での今回の薬剤の位置づけと、服薬指導の際のポイントは必須。後は好きにPRしてね」
という勉強会をしていただいます。


先日は、喘息やCOPDに使われる吸入薬の勉強会をメーカーさんにしてもらいました。その中で、

勢い良く吸い過ぎると、薬剤が深いところまで入っていかず、喉の特定の部分にばかりぶつかることで嗄声の原因になることがある。

ということを学びました。
これは目からウロコでした。恥ずかしながら、


「勢い良く吸ってくださいねー。そして、うがい。」

という指導しかしてなかったので、咳喘息でステロイド吸入中の薬剤師の友達に喜び勇んで話してみました。


すると、

「うがいをしてても、声が一瞬かすれるというか裏返ることがあるんだけど、もしかしてこれが嗄声??(@ ̄ρ ̄@)」

という回答が。


紙の上だけではわからない、体験を学ぶことができました(*^^*)

気づいたら、前回から5年ほど経ってるんですね。

色々紆余曲折があったんですが、今は関西某所の、
ヤンチャな患者さんが多い地域で薬局薬剤師をしています。

どれくらいヤンチャかというと、今のところに来て約1年がたつのですが、

この1年で、患者さんが3人ほど捕まっています。


拘留されると、処方せんの名前欄に、


○○ ○○様(留置)

と非常にわかりやすい記載がされることを、初めて知りました。
ここにいると、「正しく情報を伝え切る」というトレーニングが日々行うことができます。。。


さて、

本日の日経DI onlineに、アメリカの大学構内に、処方薬自動販売機ができた、という記事が載っていました。
恥ずかしながら不勉強なので、僕は初めてその存在を知りました。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/mainichi/201502/540910.html


この中で、「処方薬自動販売機が出ると、薬剤師が全く不要になるんじゃないか」というニュアンスの懸念があるのですが、個人的には、薬剤師の職能として疑義照会がある限り大丈夫じゃないかなぁ、と感じました。

以前、とある薬剤師さんから、
「薬剤師は、目の前の患者さんから受け取った処方せんに記載されているお薬が、本当にその患者さんに交付することが妥当かを考える論理的思考力、患者さんから、ドクターにも話していない情報を引き出すコミュニケーション力、そして経過としてどうなっていく可能性があるかを考える推察力をもって、患者さんに接するといいよ」
と教わりました。

職業観の在り方は人それぞれなので、何が正解というわけではないのですが、僕はこの在り方で仕事をしている限り、仕事の範囲が限定されることはあったとしても、なくなりはしないと思います。

限定的になった時に、生き残れる自分になっているか。
そこが勝負かな、と。