中日ドラゴンズの2023年ドラフト総評 | 『毎日が革命』「転職王」正己のヤバイ放談 (臼井正己公式ブログ)

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 久しぶりに中日ドラゴンズのドラフトの総評を書いてみよう。2014年以来かな?

 開幕前の順位予想が当たらないのと同様、ドラフト直後の評価は後で振り返ると全然予想通りにならないが、こうして書いて残しておくと後で振り返る楽しみができる。

 

 今年は渡会の1位指名を公表した中日だが、これが災いしてロッテとDeNAから横槍を入れられてしまった(渡会はDeNAが交渉権を獲得)。

 投手が豊作と言われていたので野手の1位指名は好投手獲得の機会をみすみす逃すようなものなので、どうかなぁと思っていた。

 

 が、結果として3球団が競合したとなると渡会はそれに値する選手なのかなと思うから不思議なものである。

 渡会のドラフト前の評価はそれほど高くないがドラフト9位で入団した佐野が首位打者を獲ったり、牧が1年目からレギュラーを獲得するなどDeNAは打者が育ちやすい環境にあるようなので渡会にとったら良い結果だと思う。


 一方の中日も1位の草加は名の通った投手であり去年単独指名した仲地より入団前の期待は大だ。

 問題は2位だ。三菱重工Eastの津田を指名。中日スポーツの評価はBの選手。セ・リーグ最下位で2位は最初に指名できるのが今年の中日。ドラフト1位の12人に継ぐ13人目がBランクの選手というのはがっかりだ。3位か4位の選手ではないのだろうか。前述の渡会とは横浜高校で同級生だという。Bランクを覆す大化けに期待したい。

 

 3位も内野手の辻本。こちらもBランクの選手。168センチ73キロで世代No.1の遊撃手とのこと。去年獲得した福永、村松、田中、そして龍空と正遊撃手を争うことになるが、現状では「同じタイプの選手を何人獲るんだ?」と思っているファンは多いだろう。

 個人的には今年故障で1軍出場のなかった田中と打撃で一歩抜けている福永に期待しているが、共に下位指名の彼らを超えるくらいの活躍を3位指名の辻本には期待する。


 4位の福田もBランク。今年はBランクが多い……。ただ履正社のエースで最速151キロの左腕というから素材はよさそう。大化けするとしたらこの福田だと思う。高卒から順調に伸びている同じ左投手の小笠原慎之介に弟子入りしてプロの心構えを学んでもらいたい。


 5位の土生は隠し球のようで中日スポーツの主な社会人、独立リーグ候補の表には載っていない選手。横浜高校の出身のようだ。チームには涌井、柳という母校の大先輩がいるので、彼らから学んで大化けしてもらいたい。


 6位の加藤も表には載っていない。名前が竜馬だけに竜には縁があったのか。加藤姓はありふれているので竜馬で登録したら注目されるのにと思う。社会人出身の投手なので祖父江のような使われ方をするのではないだろうか。


 打撃に課題のあるチーム事情を考えると強打の野手が欲しかったが、そこは助っ人外国人野手と現役ドラフトやトレードで補うのだろう。


 採点は75点にしておく。


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