今年も新春の未在さんに伺うことが叶い

とっても幸せです。素晴らしい祝い膳でした!


現在最短予約1年待ちで一般予約不可。今回のお席は2019年に伺った際に最短予約でおさえた枠です。ちなみに次回の最短予約は2023年の祝い膳に取らせて頂きました。待つのも楽しいものです♡

ミシュラン京都12年連続 三つ星
食べログ4.44
※お料理写真撮影禁止



店主 石原仁司氏は、15歳で「大阪高麗橋吉兆本店」に入店し、吉兆の創始者である湯木貞一氏に師事。歴代最年少の弱冠24歳で「京都嵐山吉兆本店」の料理長に抜擢され、38歳で総料理長に就任された伝説の天才料理人。その後 吉兆一筋に31年間勤められました。そして2003年6月、満を持して独立開業されました。
名料亭「吉兆」の創始者である湯木貞一氏(日本料理界の文化功労者)から直接教えを受け継いだ者で現在活躍するのは、ここ未在店主 石原仁司氏と、徳島県にございます名料亭「虎屋壺中庵」の店主 岩本光治氏のお二人だけ。
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(未在石原仁司の茶懐石より)

「未在」とは、
禅語で“未だ此処に在らず”
石原氏が座右の銘として心に刻んできた二文字です。修行にはこれで良しという限りはなく、無限であることを戒めとし、店名を「未在」とされたそうです。

「未在のお料理」は、石原氏独自の“茶懐石”です。茶事と料理屋の良い部分を併せたものですが、その根底には師であった吉兆創始者の故湯木貞一氏の精神が流れています。茶人としても著名な師匠の精神を受け継いだ石原氏が目指すのは、茶の湯の世界で大事にされてきた「一座建立(いちざこんりゅう)」の心。一服のお茶のために、さまざまなしつらえやもてなしを施し、それによりゲストとの一体感が生まれることを表す言葉。
お料理だけでなく、器や盛り付け、店内の掛け軸や生花、そして店に至るまでの公園の風景までも含めて季節を表現し五感を刺激。
茶懐石の作法にのっとり、最初に飯、汁、向付ののった折敷が出され、料理にはその日のために厳選した旬の食材が毎日300種類以上使用されるコース料理には毎度感動でいっぱいになります。


↓場所・佇まい
標札も何もない山の奥へと続く細道の先に、人には気づかれぬほどひっそりと佇んでおります。露地門と竹垣の簡素な造り、まるで茶室のような一軒家。風に揺れる草木の香りや、虫の音、木の枝一本まで、自然が織り成す全てのエッセンスが未在へのプロローグ


↓新春の未在さん


↓空間
カウンター14席、6名まで入れる個室一つで構成。
建築家 杉原明さんによる数奇屋造りを現代風に仕上げた空間は、木と土、自然の材が温かく包み、そこにある洗練された空間は未在に訪れるお客様への敬意を感じさせます。


お楽しみの1つ:石原氏の遊び心が随所に散りばめられた月替りのしつらい特に新春の床の間は豪華絢爛!
掛軸は、石原さんの料理人としての生き方に影響を与えた、妙心寺大珠院の故盛永宗興老師をはじめ、名だたる和尚の墨蹟、気に入って求めた古美術など、石原さんが特別な思い入れで選んだもの。こにある言葉や画が、その月の料理のテーマと重なり合っているのが、料理が進むうちに明らかになっていきます。石原さんの遊び心が集結した床の飾りたちを拝見するのも大きなお楽しみの一つです♡

↓カウンターの向こう側も石原ワールド♡
小さな空間の中も床のような役目を果たします。石原さんの遊び心が散りばめられていて、お食事を楽しみながら目も楽しませて下さいます。



■新春のお料理:¥60,000(税込)
※お支払いは現金のみ
※お料理写真撮影禁止

書籍のお写真は掲載OKとのことで、
お力をお借りして少しだけチラ見せ


茶懐石の流儀に沿っての幕開けです
まずは、向付、飯、汁がのった折敷を石原さんより受け取ります。
飯:石原さんのご出身地奥出雲の仁多米の煮えばな
汁:白味噌仕立て
左手で飯蓋、右手で汁蓋を同時に取り、飯の蓋の上に汁の蓋を被せて折敷の右側に置きます。飯を一口いただき、その次に汁を一口。

ここで店主 石原氏からの酒一献 🍶
未在特製御屠蘇です。
御神酒は石原氏がお一人ずつに注いでまわります。感謝の心でお受けします。お酒は、伏見の山本本家に未在オリジナルで作って頂いている純米大吟醸 白泉の未在。

御神酒をいただいたあと、
ここで初めて向付に箸をつけます。
↓向付
柿なます 柿酢をかけて
水前寺海苔 人参 大根 胡瓜 生くらげ 干し柿 松の実
器:仁清做舞鶴向附
※写真集【未在】より



↓お茶を点てる石原さん
照明が少しおとされ、カウンターの奥に釜を掛け、石原さんが静かな動きでひとりひとりにお茶を点てる、未在ならではの瞬間に毎度魅入ってしまいます。
未在自家製の和菓子の後に味わうお茶は、未在という銘がついていて、宇治小倉にある丸久小山園に特別に作っていただいてる抹茶。 石原さんが点てて下さるお茶は、薄茶と濃茶の中間くらいの濃さ。濃いめに点てるのは、お茶の甘みや深み、おいしさを、より感じていただきたいという想いから。まろやかな緑が美しい。今回の抹茶碗は、愛らしくて女性らしいものでした。


↓石原さんがお茶を点てる希少な動画



↓八寸に飾られた石原さんの手書きの短冊
どういう意味ですか?と質問すると丁寧に答えて下さる石原さん。いつも学ばせて頂いております。石原さんが大好きなので毎回持ち帰って、本のしおりとして大切に使わせて頂いています꒰ღ˘◡˘ற꒱♡


 ↓最後の最後まで
帰りの際には、お弟子さん達が提灯で夜道の足元を照らし階段の下まで見送って下さるのですが、この細やかなモテナシに心が温まり、お店をあとにしてからも幸せの余韻が長く続く秘訣です。いつもありがとうございます

↓3倍速


大好きな石原さんと記念撮影♡
驕り高ぶることなく、日々真摯に取り組む石原氏の放つオーラは独特です。こちらまで緊張をしてしまうほど凛とされていて渋いです。石原さんが大好きです♡


《感想》

新春を寿ぎ、新しい一年の幸を祈る習わしに沿って、石原さんが用意した伝統の正月飾りや、おめでたい縁起物の器や道具。床の間だけでなく、カウンター向こうの小さなスペースやささやかな場所にも、石原さんの遊び心が散りばめられていて、ただ眺めているだけで楽しいです。

掛軸は、石原さんの料理人としての生き方に影響を与えた、妙心寺大珠院の故盛永宗興老師をはじめ、名だたる和尚の墨蹟、気に入って求めた古美術など、石原さんが特別な思い入れで選んだものが飾られていて、ここにある言葉や画が、その月の料理のテーマと重なり合っているのが、料理が進むうちに明らかになっていきます。

日本の文化意識が薄れて、伝わらない時代だからこそ、しつらえに手間をかけることを大事になさっているそうです。初見では、ただ見入っていただけでしたが、訪れる度に深い趣とゲストを想う石原さんの心が少しずつ理解できるようになってきた気がします。


他にも、意識していないと気づかないような、ささやかなおもてなしが沢山詰まっていて、本当に何もかもが一流にかこまれた至福のひと時でした。石原さんはじめ未在の皆様、素晴らしい2022年の幕開けをありがとうございます💗m(_ _)m💗



💡NHKが今年90周年を迎えられるそうで、その特集で未在さんも出演されるそうです。なんと約一年間の密着取材されていたそうです。NHKの熱意が伝わりますね。おそらく3月に放送されるそうで、今から楽しみです♡



ピンク薔薇コーディネートピンク薔薇
これから販売するmiimiワンピースを着ていきました♡ 360度美シルエットシリーズのドレスなので内蔵カップ付きです。胸元のカッティングがほんのりセクシーなので、日本料理には不向きかなとも思いましたが、膝下の上品な着丈、深いブルーで大人綺麗な印象を与えるので、意外と馴染みました♡


ピンクハートみぃみの食べログピンクハート
引き続き、和やかな夜をお過ごし下さい
いつもありがとうございます...❀(*´◡`*)❀
Love,
miimi

最後までお読み下さりありがとうございます♡よく書けていましたらイイネ、また気に入って下さったらフォロー、ブックマークして頂けると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ