以前から気になっていながら、読んでいなかった自伝小説の著者のドキュメンタリー映画


患者様が大変感動したとのお薦めもあり、拝聴しに行きました。



著者の宮崎かづゑさんの生き様や語られる言葉の一つひとつが心に染みこんでくるようでした。


10歳で故郷の村を離れ、国立ハンセン病療養所・長島愛生園へ。


家族の愛情とたくさんの愛読書、ご主人と親友と愛猫との静かな暮し。


78歳でパソコンを覚えられ、84歳で初著作「長い道」を出版。


96歳の現在は、ボイスレコーダーで言葉を綴り、水彩画をされる毎日。


正直、ハンセン病に関しては世間一般の知識しか持ち合わせていなく、この映画を観るまで、元患者の方々の真の姿や気持ちを分っていませんでした。


常に前向きで明るく生活されているかづゑさんの姿に、観ている此方が励まされ、自分の無知を恥じる思いです。


差別用語とされる「らい患者」という呼び方について、かづゑさんは以下の様に仰っています。


「らいだけは、それこそ神様が人間に最初からくっつけた病気だろうというのが、私はずっと昔から思っているんです。だったら私、光栄じゃないかと思って。これはずっと前からね。仏典でも聖書でも、日本の古い物語でも、らい患者は出てくるんです。だけど、そこから出てるっていうことは、それ以前はるかはるか昔から、らいはあったはず。だったらすごいじゃないっていうのがあって、私自身の勝手な判断だけどね。いいじゃない。だったら私は栄光ある道を歩いてるんじゃないかな。らいっていうものは、らいであって、ハンセン氏が作り出したものではない。ね。だから私はハンセン病と言うのは嫌いです。らいでいいんです。」


自分自身がかって患った病をこの様に断言できる強さに折り目正しい潔さを感じ、只ただ脱帽です。


阪神間では大阪の第七藝術劇場と神戸の元町映画館と京都シネマの三館でどちらも〜5/2迄の上映となるようなので、是非お時間があればご覧ください。



書籍も購入して拝読いたします。


2012年に第一版発行から、2024年で第ハ版発行となり、12年経っても脈々と読み継がれて、かづゑさんの生き様を知る機会が得られた事に感謝しております。


私達が決して忘れてはいけない歴史として永遠に読み継がれる作品だと思い、一文字一文字を咀嚼しながら丁寧に読み進めています。



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