独学でデザインのことを学び始めた当初は、

 

①Illustratorの練習

②ドリル本を使ってのデザインの模写

③デザインの基本をまとめた本で知識の学習

 

という3本立ての勉強を並行してやろうとしていましたが、これは所詮無理なプランですよね。

スクールでやるようなカリキュラムを独自でやろうと欲張っていました。

 

2ヶ月ぐらいやった後、しばらくは①だけをやっていましたが、練習とか知識の蓄積とか、もどかしいことばかりやらずに、早く次の段階に進んで実践をやるべきだと思い立ちました。どうも、新しいことをやるとき、私は石橋を叩き過ぎて慎重になる癖があるようです。ある程度Illustratorなどのツールの使用方法が分かれば、直ぐにデザインサービスを売り込むのでも良いはずなのに、「未熟な技術で不細工なデザインを売るわけにはいかない」と自分にブレーキをかけていました。

 

私はココナラというフリマアプリで、キャリア支援のサービスをしています。それはもう5年ぐらいもやっていて、今ではソコソコに利用者が増えています。そのココナラを使えば、デザインのサービスを簡単に売り込むことはできますが、「今の技術では一旦購入したお客さんを落胆させてしまう」という恐れから、ココナラを利用することができませんでした。

 

そこで、収入も得られてデザインの技術面も進歩させられる方法として、デザインの公募イベントを見つけて、そこに応募することにしました。これは3回ぐらい試みました。当然、当選とはいきませんでしたが、結構勉強になりました。そしてデザイン公募に出品するのと並行して、ランサーズを利用してデザインのコンペ作品を出品することにしました。主にはロゴ作成をしましたが、これが結構勉強になりました。

 

デザインのコンペに作品を出品するという発想は、あるデザイナーのYoutubeを見ていて、その人が「デザインのスキルが身につくまで準備するより、早い段階からコンペなどに作品を出品して、その作品を作ることでスキルを磨く方が良い」という意味のことを言っていたことから思いついたものです。

 

それからロゴや名刺などのコンペ作品を作って出品することが2、3ヶ月ぐらい続きましたが、ここで私はまた躓いてしまいました。それは、次のような迷いを生じてしまったからです。

 

「ロゴや名刺は、印刷の工程を経ることが必要になる。このようなグラフィックデザインというのは、これからそんなに売れないのではないか?それよりも、売れるWebデザインをものにした方が良いのではないか?」

 

そう考えてしまった私は、ここから大きく舵を切って、「htmlやJavaScriptを独習してWebデザイン、とりわけホームページ作成ができるようになりたい」と考え、htmlやJavaScriptの学習に着手し始めました。

 

htmlやJavaScriptの学習を独学でやるのは結構大変で、4ヶ月ほどやりましたが、余り身についているような状態ではないので、今は中断しています。

 

「Webデザインのことをは今は一旦脇に置いておく」ことにしてからは、「とにかく、デザインの実践段階に本格的に入っていきたい」という思いが強くなり、現在やっとのこと、ロゴとWebバナーと名刺でデザインサービスのビジネスを始めようと立ち上がったところです。ココナラとランサーズでサービスを始めました。直ぐにクラウドワークスも利用するつもりです。

 

これまで、「デザインスキルを身に付ける為の準備」と題して3つブログを書いてきましたが、結論としてデザイン初心者の方に言いたことは、「私のような遠回りをしないようにしてください」ということです。

 

やって欲しいのは、「3から5ヶ月ぐらいでIllustratorやPhotoshopなどの技術的練習を済ませたら、コンペやデザイン公募への出品にいち早く着手し、半年から10ヶ月ぐらいでデザインサービスそのものをフリマサービスなどで売り出す」という戦略を考えておくことです。

人それぞれでやり方はあるでしょうが、早く実践に着手するというのは、誰にでも当てはまるポイントではないかと思います。