高知県の黒潮町という所に、約4kmの長さの綺麗な砂浜があります。 その砂浜で、年に一度の度『砂浜美術館』というイベントがあって、Tシャツアート展や砂の彫刻展という催しが開かれます。

 

 一度その『砂浜美術館』に行ったことがあって、そのイベントについて調べてみたら、地元高知のデザイナーである梅原真さんがデザインしたものと分かり、俄然、梅原さんに興味を持ちました。   彼は「デザインを通じて1次産品や加工品に新しい価値が生まれ、商品が売れることで風景が残る」という、『1次産業×デザイン=風景』という考え方に確信を持っているようです。 

 

 実際、『砂浜美術館』も斬新ですが、彼がデザインした古新聞を再利用してつくる新聞バッグもインパクトがありました。 地方で、地方を守るためにこのようなデザイナーが活躍していることに敬意を表します。

 

また、彼によって、デザインって、こういう力があるし、こういうことを目指すための強力なメソッドになるんだということを思い知らされました。   梅原さんにはお会いしたことはありませんが、機会があればお会いしてお話を聞きたいものです。

 

このTシャツアート展に昨年の春、Tシャツのイラストを送ったことがあります。そのイラストは下のようなものですが、Procreateという有名なペイントソフトとPhotoshopで仕上げました。これは、応募すれば全員の作品がTシャツにプリントされて展示されるものです。周囲の作品と比べて、「少し絵画風になってしまって、イラストらしい面白みに欠けているな」と思いました。