”惚れて通えば千里も一里”という諺がある。

それくらい時間を超越し、自分の好きなものに打ち込めるようになったら、こんな楽しい人生はないんじゃないかな。

 

そうなるには、一人ひとりが、自分の得手不得手を包み隠さず、ハッキリ表明する。石は石でいいんですよ、ダイヤはダイヤでいいんです。

 

そして、監督者は部下の得意なものを早くつかんで、伸ばしてやる、適材適所へ配置してやる。

 

そうなりゃ、石もダイヤもみんな本当の宝になるよ。

 

企業という船にさ

宝である人間を乗せてさ

舵を取るもの

櫨を漕ぐもの

順風満帆

大海原を

和気あいあいと

一つ目的に向かう

こんな愉快な航海はないと思うよ。

 

本田宗一郎